浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

日日に神の御胸に抱かれて
光の国に住める嬉しさ

「御垂訓」

2023-01-15 23:54:52 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

         恩師のご著書「講演集」より


             講演集、 三

         聖書に説かれた深い意味

先の続き・・・

自分の可愛い子供、
その子供にできた可愛い孫を殺して私の所に持ってきなさいという親が、
どこの世界にあるでしょうか。
親を信じるのだったら、子供を殺して持ってきなさいなんて、
そんなひどいことの言える親は、あるはずがないです。
表の意味だけを見ますと、「神様って恐い人だなあ、アブラハムにわが子を
殺して連れて来いとおっしゃった」ということになってしまいます。
しかし、文字の底に秘められた意味を理解することが大事です。
文字の底にある言葉を読み取らないと、とんでもないことが起きます。
神様とは、幼な子に注いでいただくお母さんの心です。


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「御垂訓」

2023-01-15 00:02:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

           恩師のご著書「講演集」より


               講演集、 三

           聖書に説かれた深い意味

先の続き・・・

しかし、「血」とはその方の因縁、宿業、
その人のカルマのことで、
欠点、悪い癖を、自分の心に受け入れては
ならないとおっしゃたのであり、
それを「血」という言葉で表わされたので。
間違えば命とりです。
ですから、血液と書かないで血と書かれてるはずです。
旧約聖書の中に次のような話があります。
アブラハムが神様と話された時、神様から
「あなたは私を信じることができますか」
と尋ねられて、「私は信じます」と答えました。

「では、どのようなことがあっても信じますか」と念を押されて、
アブラハムが「はい、信じます」と言うと、
「それではあなたの子イサクを、
私の生け贅として供えなさい」と神様が言われたと、
そのように書かれています。
神がこんなことをおっしゃるはずはありません。
アブラハムが、もう七十、八十歳になってからできた、
そのいとし子を殺して私に供えなさいなど、
そんなことを言うのは、神でなくて悪魔です。
しかし、聖書には言葉としてはそのように書かれています。

それは、自分の可愛い子供より以上に神を信じる、
それほどの思いをもって
神様を信じなさいという譬えです。
丸呑みをしてはいけません。
しかし、それを信じて堂々と説いている指導者もありますね。
とんでもないことです。
盲信、狂信の世界に人を引きずり込みます。


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