恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
聖書に説かれた深い意味
「汝の隣人を愛せよ」と、イエスは説かれました。
隣人とは隣家と違います。
家庭の中で、
或いは職場の中で身近な隣にいる方達です。
その方達の為にたださせていただくことです。
なぜ愛さなくてはならないかというと、
それは愛することによって、
自らが愛されることになるからです。
愛さない者を誰が愛してくれますか。
イエス様の説かれる愛とは、
「私たちが幸せになる為に、他を愛しなさい」
ということです。
そうすることによって、自分が幸せになるからです。
なぜ「汝の敵を愛せよ」なのかと言うと、
愛することによって敵がなくなるからです。
相手という対象を通して自らを愛することになるのです。
イエスは言っていられます。
「他の血をわが内に受け入れることなかれ」と。
聖書の中にあるこの言葉の表の意味だけをとって、
聖書研究会の方は、
輸血を断っていとしい我が子を亡くして
しまったという例がありました。
又、輸血をすれば助かるものを、
「聖書にはこう書いてあるから、
輸血は拒否します」と言って、
死んでしまった方もありました。
とんでもないことです。
イエス様がそんな馬鹿なことを
おっしゃるはずがありません。