浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

八正道と作善止悪

「御垂訓」

2023-01-14 00:04:56 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

 恩師のご著書「講演集」より


               講演集、 三

           聖書に説かれた深い意味

「汝の隣人を愛せよ」と、イエスは説かれました。
隣人とは隣家と違います。
家庭の中で、
或いは職場の中で身近な隣にいる方達です。
その方達の為にたださせていただくことです。
なぜ愛さなくてはならないかというと、
それは愛することによって、
自らが愛されることになるからです。
愛さない者を誰が愛してくれますか。

イエス様の説かれる愛とは、
「私たちが幸せになる為に、他を愛しなさい」
ということです。
そうすることによって、自分が幸せになるからです。
なぜ「汝の敵を愛せよ」なのかと言うと、
愛することによって敵がなくなるからです。
相手という対象を通して自らを愛することになるのです。
イエスは言っていられます。
「他の血をわが内に受け入れることなかれ」と。

聖書の中にあるこの言葉の表の意味だけをとって、
聖書研究会の方は、
輸血を断っていとしい我が子を亡くして
しまったという例がありました。
又、輸血をすれば助かるものを、
「聖書にはこう書いてあるから、
輸血は拒否します」と言って、
死んでしまった方もありました。
とんでもないことです。
イエス様がそんな馬鹿なことを
おっしゃるはずがありません。


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