恩師のご著書「講演集」より
講演集、 三
教えに縁ある私たちは生きた仏になろう
常に心がけるべきは、神の御心をわが心に頂いて、
それをこの肉体をもって
あらわして行く実践です。
神の御心を私たちが現わしたらいいのです。
いつもお話させていただきますが、この教えに御縁のあった皆様方は、
救われたい側から救いたい側に立っていただかなくてはいけません。
一人でも多くの方を救う側、仏の側に、自らの心を高めることです。
菩薩はすべてを生かそうとされます。
ありとあらゆるものを生かそうとされる菩薩の側に、
自らの心を立たせてもらうことですね。
私たちは、仏になることはなかなかできません。
「われ、仏になれずとも、生きとし生けるものをみな、
残らず救い助けんと、祈る心ぞ仏なる」。
すべてのものを生かそうと祈り行う心こそ、生きた仏です。
悟った仏、そんな仏とは違うのですね。
日々の生活で、行いを通して私たちは仏になることができます。
このような仏に、お互いになっていきたいと思います。
そして、縁なき方々、苦しい方々に、
一人でも多くの方に愛の実践をさせてもらい、
「このように思いを変えたら、こんなに楽になります、
私も苦しんでおりましたけど、
このように心を変えた時、安らぎを頂きました」と言って、
お伝えさせてもらったらいいのですね。
それには組織も何も要りません。
私は死ぬまで組織は持たないということを誓いました。
全くフリーです。