浄心庵・長尾弘先生「垂訓」

恩師の歌集「愛」より

有難や米一粒の一粒に
神の御命 我給わらん

「垂訓」

2024-12-26 23:59:34 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「思いの中に生きる」より

    亡くなった方に対する思い方


先の続き・・・

私は四十五歳の時に家内を亡くしまして、

子供を二人残されました。
下は中学一年生、上は高校でした。
その時、もう本当に忽然として

亡くなりましたから途方に暮れまして、これは
一体どうしたものか思い悩み苦しんでいた時に、

ある先生が私に教えて下さったのです。
これはその先生を通して神仏から

教えていただいたんだと思います。
その教えが、「あなたは悲しんではいけません。

しかし、その人生の中で最も
悲しいでき事であれば、耐えて、

無理して耐えて我慢することもないんです。
思いっきり泣きなさい。思いっきて泣いて、

そしていつまでも囚われないようにしなさい。
いつまでも囚われてはいけません。


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「垂訓」

2024-12-26 00:18:59 | 浄心庵 長尾弘先生垂訓

恩師のご著書「思いの中に生きる」より

   亡くなった方に対する思い方


先の続き・・・

だから、亡くなった方のことを本当に思うなら、

自分をしっかりして、
亡くなった方に「今生こうして夫婦として

親子としてご縁をいただきました。
本当にいろいろありがとうございました」と、

まずお礼を申し上げるべきです。
そして、「私たちは寂しいし辛いです。

しかし、今まで以上に頑張って、
(たとえば子供さんが幼い場合なら)

私はこの子供たちと精一杯頑張って、
あなたの分もこの子たちを大事にして

一人前に育ててみせます。
だから、どうぞ安心して下さい。
後のことは心配ありません。
私が頑張ります。
ですから、安心して、極楽の世界へ

旅して下さい」と言って送り出すのが、
亡くなった方への本当の思いやりですね。


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