生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

八ヶ岳南麓の24節季72候 紅花栄 紅花が盛んに咲く (小満の次候で、5月26日から30日まで)

2014年05月30日 08時40分51秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
紅花栄  紅花が盛んに咲く (小満の次候で、5月26日から30日まで)

ツツジの王様、エクスバリーアザレア

 我がやのエクスバリーも14年目になった。今年の大雪では、枝が大分折れてしまったが、見事に咲いてくれた。エクスバリーアザレアは、一般的には耐寒性は非常に強く、北海道や東北地方にも適したツツジと云われている。以前は、エクスカリバーと覚えてしまい、正確なデータが得られなかったが、その後名前がわかり、色々なことが分かってきた。
 ツツジ科ツツジ属なので、通常のツツジと同じ時期に咲くのだが、なぜか隣に植えた匂いつつじとは、かなり時期がずれている。そちらは、ようやく花芽が膨らみ始めたところだ。



ちなみに、隣に植わっているブルーベリーも元気で満開の時期を迎えた。
こちらは、通常よりは1カ月遅れであろうか。






検索をすると、

「エクスバリー園芸場のロスチャイルドが精力的に更に改良、普及を進めたのでその名前がついています。花の雰囲気は交配親に使われたレンゲツツジによく似ています。」

とあった。
ロスチャイルドとは、あの有名な大富豪なのだろうか。そこから先は、どのブログにも示されていない。Gooの質問にも、答えが返されていない。そこで、Google地図で調べると、意外に簡単に答えが出てきた。
Exburyという地名は、カナダを始め各国にあるようだが、Exbury、Southampton, Hampshire SO45で、イングランド最南部のサザンプトンにExbury Gardens & Steam Railwayいう名前の公園があることが分かる。

UKExbury Gardens & Steam Railway
Exbury Estate Office
Southampton SO45 1AZ, United Kingdom

ここでは、Street Viewと52 Photosを見ることができる。改めてGoogleの便利さを知った。

先ずは、英語で調べてみると、「Expansive woodland gardens with abundant rhododendrons and azaleas, plus steam train rides. – Google」とあるので、ここでほぼ間違えがなさそうだ。

公園のHPの説明文は以下の通り。

「The Gardens are a spectacular 200 acre (100 hectare) site, world-famous for
the Rothschild Collection of rhododendrons, azaleas, camellias and rare
trees and shrubs. This earthly paradise offers a riot of colour in spring,
an oasis of tranquility in summer followed by a splendid show as the leaves
change in the autumn. Capture Exbury’s hidden beauty and escape the cares
of the world as you explore a myriad of pathways. Let the train take the
strain on a 20 minute journey or ride a chauffeur driven buggy to tour the
Gardens. In December 2011 the Gardens were awarded the prestigious Hudson's
Heritage UK "Best Garden" award.

自動和訳では、こうなる。
「庭園ロスチャイルド シャクナゲ、ツツジ、ツバキや珍しい木の収集と低木のための世界的に有名な壮大な200エーカー(100ヘクタール)のサイトです。この地上の楽園では春の色の暴動、葉は秋に変更するように華麗なショーが続き、夏に静かなオアシスを提供しています。Exburyの隠された美しさをキャプチャして、経路の無数を探るように、世界の心配事を逃れる。列車は20分の旅に負担を取るか、または庭園を見学するために運転手付きバギーに乗ってみましょう。2011年12月庭園は著名なハドソンの遺産イギリスの「ベスト・ガーデン」賞を受賞しました。」

まあ、意味は通じる。写真をCopyしてみた。やはり、ツツジ系が多いように見える。




http://www.exbury.co.uk/website/

もう少し、ほかの検索をあたってみよう。
「レンゲツツジはオレンジ色の鮮やかな花を咲かせ、庭や鉢でも楽しむことができます。落葉樹ですが、最近の研究から同じ落葉性のヤマツツジよりも、常緑性のシャクナゲに近い仲間であることがわかっています。レンゲツツジは乾燥に弱く、夏に冷涼な地域では、湿地にも群生しています。関東平野にもかつては自生があったので、暑さに弱いというよりも、水切れに弱いと思われます。栽培に当たっては、水切れさせないよう注意しましょう。
 レンゲツツジは日本と中国に分布しますが、じつはこの仲間の大多数は、北アメリカに分布しています。北アメリカ原産のウィスコスム(Rhododendron viscosum)や、その交配種をニオイツツジと呼んでい ます。また、ヨーロッパ原産のルテウム(R.luteum)と、北アメリカ原産種を交配した園芸品種を、日本ではエクスバリーアザレアと総称します。ただし、鉢花で出回るアザレア(R.Belgian Azalea hybrids、常緑性ヤマツツジ の品種群)とは全く異なるグループなので、混同しないようにしましょう。」

との記述もあった。


「日本や中国原産のツツジがベルギーやオランダで改良され 、大富豪ロスチャイルド家が、代々「家の花」として守り育ててきたレンゲツツジの交配種を、第2次大戦後、英国のエクスバリー地方の園芸場で更に改良して、普及が進められたのでその名前がついています。・・・
かつては、( 門外不出の花としてわずかしか市場に出なかったため)園芸家の間では「幻の花」と呼ばれるほど希少で高嶺の花だったようです。」


との記述もあったが、英国のサザンプトンにあるExbury Gardens & Steam Railwayいう名前の公園に言及した記事は見当たらなかった。あちこち検索をしながら夢中でcopyをすると、改めてどのサイトだったか見つけられなくなってしまう。著者には申し訳ないことだ。

 今年の冬の大雪は、当地では1mを越えて、寒さのために全く融けずに下半分は氷になってしまい、何本かの立木が折れたり枯れたりしたが、このエクスバリーは健在であった。