生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

八ヶ岳南麓の24節季72候 小満(5月21日から6月5日ころまで)

2014年05月31日 07時05分50秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
小満(5月21日から6月5日ころまで)

ブルーベリーの花がようやく咲き始めた

万物が次第に成長して、一定の大きさに達するころで、万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る、と云われる季節である。万物と云っても、この頃の落葉樹の生命力には、毎年驚かされる。1週間も家を空けると、目の前の樹木の姿は一変する。毎年のことなのだが、動物よりも植物に生命力の勢いを感じてしまう。




 佐倉の友人のY氏が、ブログに「ブルーベリーの花が満開」と書かれたのは、4月16日だった。
こちらは、ようやく満開に近づいた感じで、なんと40日間も遅れている。しかも、我が家の主品種は、寒冷地向けのハイブッシュ系が多く、温暖地向けのラビットアイ系よりも、収穫時期は早いはずである。どちらにしても、若緑の葉の中から白い花がびっしりと現れる姿を見ると、その収穫時の楽しさを思い出してしまう。
 昨年の収穫量は、14年間の最高値で13kgを越えた。実を付ける木の数が10本になったのだが、品種については全く分からなくなってしまった。しかし、一番の収穫は、南房総から移植した品種で、実の大きさも収穫時期もラビットアイ系だと思う。昨年の記録を整理してみると、色々なことが分ってきた。






昨年秋の収穫

収穫時期は、明らかに二つに分かれている。7月1日に実が比較的大きいハイブッシュ系が実り、8月に入ると、やっとラビットアイ系の収穫時期を迎える。昨年の最終収穫日は10月11日で、通しての収穫期間はなんと3ヶ月以上になる。種々雑多な品種を無造作に植えたせいなのだ。
 13kgのうち、ジャムにしたのは8kgなので、残りの5kgは生食になっている。実は、まだ冷凍庫に何袋かあり、最近は、ホットケーキの上に載せて焼くことで消化をしている。

 この八ヶ岳南麓では、数年前に数件の農家が蕎麦畑を止めて、一斉にブルーベリーの苗を植え付けた。農地にゆったりと植えられているのだが、隣どおしで枝が絡み合っている我が家の方が、収穫量は多いように見える。ブルーベリーは分からないことが多い。
 ちなみに、ジュンベリーは小さな青い実が付きだしたので、間もなく収穫の時期を迎える。ブラックベリーは、昨日から収穫が始まった。こちらは、次々と赤から黒に変色するので、毎日こまめに収穫をしなければならない。どの品種も、動物よりも強い生命力を感じる。