その場考学との徘徊(64)
題名;新型コロナの春の桜
場所;東京都、山梨県北杜市 月日;R2.3.12~4.6
テーマ;それぞれの桜 作成日;R2.4.9
TITLE:コロナの春、それぞれの桜
令和の初桜は、新型コロナの影響で散々だった。上野公園では花見通りが通行止め。各地の名所もすべて宴会禁止。しかし、その間を縫って、短時間に様々な桜を静かに愛でることができた。
その1、府中公園の桜(3月12日)
ちょっと早めだが、新型コロナで車も運動不足。そこで、新しく完成したばかりの東八道路で西に向かった。
府中の多摩川は、昨年の氾濫で野球場などは閑散としているが、公園の桜は無事。府中市はお金持ちなので、ここには無料駐車場がふんだんにあり、こんな時には便利。
意外なことに、多くの家族連れが、ビニールシートを敷いて例年通りのお花見を楽しんでいた。
その2、咲き始めのころの神田川の桜(3月19日)
今年の東京の桜の開花宣言は異常に早かった。3月14日は史上最速だったそうだ。我が家から井の頭公園までは、徒歩で約5000歩。その半分は神田川添いの遊歩道になる。川に張り出した枝は、未だすべて蕾なのだが、幹から顔を出した蕾は、全て満開だった。
その3、成城学園の野川の一本桜(3月21日)
今日のウオーキングは南へ。成城学園までは徒歩圏内になっている。有名な邸宅街から野川へは、急なくだり坂になっており、降りる道は少ない。川沿いの道を歩く人の数は少なくなっているが、休憩所は職員も総出で平常通り。
トイレ休憩の間に、写真や地元通信などを楽しむこともできた。
その4、再び神田川へ(3月25日)
コロナが騒がしくなっているが、一人歩きのウオーキングは欠かせない。運動不足なので、長距離を選ぶことにして、再び井の頭公園を目指した。前回から6日後だが、暖かい日が続いて既に満開近い。
今年は、どこも小鳥の数が少ない。見かけるのは、スズメばかりだった。そういえば、一時期都内のスズメの数は減ったが、また盛り返しているようだ。野鳥と違い、親近感が湧くのは、子供のころに見慣れたせいなのだろうか。
ちなみに、我が家から井の頭公園へは、二筋の道がある。もう一つは玉川上水に沿った道で、最近東八道路がこの両側にできてしまった。つまり、上り車線が上水の北側で、下り車線は上水の南側、両方の遊歩道は確保されている。玉川上水自体は、何も変わりなく、自然のままの流れで、川底も両岸も一切コンクリートは無い。ついでに、井の頭運動公園まではトイレも全くない。
その5、井の頭公園の桜(3月25日)
ボートの数は少ないが、それでも桜の枝の真下で花見を楽しむ人の姿は、例年通り。私は、動物園の年間パスポートの常連なのだが、明日からは閉園になるようだ。このパスポートは便利で、水族館の中は、冬は暖かく夏は涼しい。休憩用のベンチまであり、目の前にはカイツブリの大きな水槽がある。カイツブリは池の名物で、毎年、この時期からつがいができて、巣つくりを始める。常連さんに聞くと、昨年の池浚いで底の枯れ枝が無くなり、巣つくり用の資材不足が起こっているそうだ。
その6、突然の雪景色(3月29日)
この時期の東京の雪は珍しいことではないが、今年の暖冬の中では意外であった。しかも、夜半の雨が雪に変わり、うっすらと積もり始めた。春の雪は解けやすい。降りしきる中を、カメラを持って近くの公園に出かけた。
桜が満開だったからで、それを寫してみたかった。実は、我が家の庭の桃の花の写真を撮るついでだったのだが・・・。
今年の桜は開花時期が異常に早かったのだが、もちは異常に長い。慌てて咲いたが、咲いたとたんに気温が下がり、散りかけたところで、この雪で落ちるどころか、また踏ん張り始めたというわけだそうだ。
その7、山梨県北杜市の桜(4月6日)
久しぶりに八ヶ岳南麓に向かった。この時期は、富士山も北アルプスもくっきりと見ることができる。桜は、甲府盆地ではどこも満開、小海線の線路の下は五分咲き、上は蕾状態。標高1150mの我が家の桜は、まだ花芽の気配すら無く、丸坊主のままで枯れたように見えてしまう。この時期が、唯一伸びすぎた大枝をチェンソーで切ることができる。今日は、大仕事が待っている。
小海線の線路のすぐ下に、武田信玄が作った云われる三分一湧水がある。ここも徒歩圏内なのだが、そこに、全国の有名桜の子供が植えられている。今日は、その中の一つの岐阜県の淡墨桜だけが咲いていた。花の形は、神代桜と似ているような気がするのだが、こちらは未だ蕾が固かった。
外出自粛で次に来るときには散ってしまうだろう。世田谷ナンバーの車では、しばらくはどこでも歓迎されない。
題名;新型コロナの春の桜
場所;東京都、山梨県北杜市 月日;R2.3.12~4.6
テーマ;それぞれの桜 作成日;R2.4.9
TITLE:コロナの春、それぞれの桜
令和の初桜は、新型コロナの影響で散々だった。上野公園では花見通りが通行止め。各地の名所もすべて宴会禁止。しかし、その間を縫って、短時間に様々な桜を静かに愛でることができた。
その1、府中公園の桜(3月12日)
ちょっと早めだが、新型コロナで車も運動不足。そこで、新しく完成したばかりの東八道路で西に向かった。
府中の多摩川は、昨年の氾濫で野球場などは閑散としているが、公園の桜は無事。府中市はお金持ちなので、ここには無料駐車場がふんだんにあり、こんな時には便利。
意外なことに、多くの家族連れが、ビニールシートを敷いて例年通りのお花見を楽しんでいた。
その2、咲き始めのころの神田川の桜(3月19日)
今年の東京の桜の開花宣言は異常に早かった。3月14日は史上最速だったそうだ。我が家から井の頭公園までは、徒歩で約5000歩。その半分は神田川添いの遊歩道になる。川に張り出した枝は、未だすべて蕾なのだが、幹から顔を出した蕾は、全て満開だった。
その3、成城学園の野川の一本桜(3月21日)
今日のウオーキングは南へ。成城学園までは徒歩圏内になっている。有名な邸宅街から野川へは、急なくだり坂になっており、降りる道は少ない。川沿いの道を歩く人の数は少なくなっているが、休憩所は職員も総出で平常通り。
トイレ休憩の間に、写真や地元通信などを楽しむこともできた。
その4、再び神田川へ(3月25日)
コロナが騒がしくなっているが、一人歩きのウオーキングは欠かせない。運動不足なので、長距離を選ぶことにして、再び井の頭公園を目指した。前回から6日後だが、暖かい日が続いて既に満開近い。
今年は、どこも小鳥の数が少ない。見かけるのは、スズメばかりだった。そういえば、一時期都内のスズメの数は減ったが、また盛り返しているようだ。野鳥と違い、親近感が湧くのは、子供のころに見慣れたせいなのだろうか。
ちなみに、我が家から井の頭公園へは、二筋の道がある。もう一つは玉川上水に沿った道で、最近東八道路がこの両側にできてしまった。つまり、上り車線が上水の北側で、下り車線は上水の南側、両方の遊歩道は確保されている。玉川上水自体は、何も変わりなく、自然のままの流れで、川底も両岸も一切コンクリートは無い。ついでに、井の頭運動公園まではトイレも全くない。
その5、井の頭公園の桜(3月25日)
ボートの数は少ないが、それでも桜の枝の真下で花見を楽しむ人の姿は、例年通り。私は、動物園の年間パスポートの常連なのだが、明日からは閉園になるようだ。このパスポートは便利で、水族館の中は、冬は暖かく夏は涼しい。休憩用のベンチまであり、目の前にはカイツブリの大きな水槽がある。カイツブリは池の名物で、毎年、この時期からつがいができて、巣つくりを始める。常連さんに聞くと、昨年の池浚いで底の枯れ枝が無くなり、巣つくり用の資材不足が起こっているそうだ。
その6、突然の雪景色(3月29日)
この時期の東京の雪は珍しいことではないが、今年の暖冬の中では意外であった。しかも、夜半の雨が雪に変わり、うっすらと積もり始めた。春の雪は解けやすい。降りしきる中を、カメラを持って近くの公園に出かけた。
桜が満開だったからで、それを寫してみたかった。実は、我が家の庭の桃の花の写真を撮るついでだったのだが・・・。
今年の桜は開花時期が異常に早かったのだが、もちは異常に長い。慌てて咲いたが、咲いたとたんに気温が下がり、散りかけたところで、この雪で落ちるどころか、また踏ん張り始めたというわけだそうだ。
その7、山梨県北杜市の桜(4月6日)
久しぶりに八ヶ岳南麓に向かった。この時期は、富士山も北アルプスもくっきりと見ることができる。桜は、甲府盆地ではどこも満開、小海線の線路の下は五分咲き、上は蕾状態。標高1150mの我が家の桜は、まだ花芽の気配すら無く、丸坊主のままで枯れたように見えてしまう。この時期が、唯一伸びすぎた大枝をチェンソーで切ることができる。今日は、大仕事が待っている。
小海線の線路のすぐ下に、武田信玄が作った云われる三分一湧水がある。ここも徒歩圏内なのだが、そこに、全国の有名桜の子供が植えられている。今日は、その中の一つの岐阜県の淡墨桜だけが咲いていた。花の形は、神代桜と似ているような気がするのだが、こちらは未だ蕾が固かった。
外出自粛で次に来るときには散ってしまうだろう。世田谷ナンバーの車では、しばらくはどこでも歓迎されない。
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