生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

地始凍(立冬の次候で、11月12日から16日まで)冬支度

2017年11月23日 09時46分03秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
冬支度

 このころになると、ここ八ヶ岳南麓の陽当たりでも寒い朝には零度を下回る日が続くことがある。一旦地面が凍てしまうと、木陰では4月までは容易に溶けることはない。冬のゴルフ場でよく味わう、尖ったものでも刺さらない、あの感覚である。
 朝日に照らされた紅葉が、青空をバックに映える眺めは、毎年同じだ。今年の違いは、焚き火だった。17年間、花壇のしきりに使っていた丸太や鉄道用の枕木をそのまま燃やした。



枕木は、17年間で地中部分の半分は腐ってなくなっている。形状を留めているのは、地上の5cmほどだった。丸太もよく乾燥しているので、1時間もすれば炭になって、最後は灰になってしまった。



焚き火のわきでは、昔のBBQ炉を改造した、にわか花壇にチューリップの球根を植えた。5年ほど前にイノシシに食べつくされた際に、残った微小の球根が、毎年の植えなおしで、今年はやっと花を咲かせて、子供の球根ができるまでになった。



花の終わった枯れ枝も根元から切って燃やした。アジサイの枝を切ってゆくと、何やら枯れ葉の塊があった。落ち葉が積もったのだろうとそのまま燃やそうとしたが、あまりにも固くなっている。開いてみると、中に見事な卵が一つ残っていた。この色の卵は初めてだ。我が家の庭では、「コガラ」が子育てをするのが普通なのだが、今年は見かけなかった。何が原因で途中で放棄したのか、気になる。以前にも、ブルーベリーの茂みの中で同じことがあった。その時の卵は白かった。




焚き火と並行して、落ち葉を集めてブルーベリーの根元に盛り上げる。昔は知り合いから藁を分けてもらったが、落ち葉のほうが合理的だ。春になって焚き火をすれば、見事な焼き芋がいくつもできる。




冬支度の仕上げは、ベランダから庭に降りる階段にブルーシートをかける作業だ。一旦雪が降ると、雪は階段に凍り付いてしまい、階段は春まで少しずつ解ける水で湿ったままになる。この覆いはかなりの効果がある。
 


これだけの作業を一日すると、外気温1℃でもびっしょりと汗をかいてしまう。歩数も3千歩を超えた。






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