生涯いちエンジニアを目指して、ついに半老人になってしまいました。

その場考学研究所:ボーイング777のエンジンの国際開発のチーフエンジニアの眼をとおして技術のあり方の疑問を解きます

地始凍 晩秋の二つの風情(立冬の次候で、11月12日から16日まで)

2016年11月16日 16時59分13秒 | 八ヶ岳南麓と世田谷の24節季72候
晩秋の二つの風情

この季節になると、秋は一気に深まる。所々にある、最近始まったブルーベリー畑の紅葉も ほとんど北風で吹き飛ばされたようだ。道沿いに点々とある道の八百屋も台の上には何も載っていない。
 
そんな中でも、僅かに畑に残っているのは、白菜である。自家用なのか、どの畑でも作付面積は小さい。野沢菜といっしょのところもあるが、それは一層自家用を思わせる。

散歩をしている時に二人の孫を連れたおばあさんに出会った。畑から野沢菜を少しだけ収穫していた。きっと孫に漬物の作り方を教えるのだろう。天気の良い風の無い日に30分ほど散歩をしたが、この人達にしか出会うことはなかった。
ちなみに、この季節には、我が家でも野沢菜漬けは自家製になる。



富士山から始まり、南アルプスの北岳、甲斐駒、八ヶ岳と360度の眺めは冬の晴れた日には最高の気分を味わうことができる。豊かな清流が無数に流れていることと合わせて、比較的暖かかった縄文時代にこの辺りに多数の人々が定住していたことは、大いに納得がゆく。
 
これは、数年前のこの日の記録なのだが、今年はちょっと違った。新聞記事にもあるように、今月の満月は、68年ぶりの地球最接近。残念ながら満月の日の予報は曇天だが、その2日前はきれいに晴れ渡っていた。





最近購入したカメラの眺望遠を使っての試し撮りをしたのが、この写真。
すべて、ベランダから手持ちで撮ったものなのだが、月の凸凹までがくっきりと写っていて驚きだった。





場所が、標高1130mのせいなのか、東京でも同じ写真が撮れるのかは、今後試してみたい。
それにしても、一本のズームレンズで花や虫の接写から、このような眺望遠までお任せで撮れるとは、
日本の技術も、まだまだたいしたものだ。


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