さて、一通り世界遺産・天壇公園を参観しました。
が。
この素晴らしい祈年殿の周囲で、大音量の昭和歌謡風ミュージックがガンガン聞こえてくるのです。
そこで、音のする方へと近づいていくと。
あ! なんか人が集まってる!
ここかな?
・・・・・違いました。
ここは、二胡好きさんのグループでした。
あちこちで聞こえる二胡の演奏。
そして、その前に立つおばちゃんはというと。
高らかに、いかにも中国って感じの(京劇で聞いたような)を歌ってました。
いいなあ。
私もいつか天壇・二胡デビューして、その時にはやっちゃんに高らかにうたってもらおう。
おっと、肝心の昭和歌謡ですよ。
いったいどこから聞こえてくるのかな???
むむっ!?
あの人だかり。 もしやあれか??
そうでした!
真ん中でマイク持って、おっちゃん、歌ってます。
高らかに、酔いしれて、大いに歌い上げてます。
が、私の目を釘づけにしたのは、その背後にいる“why~???”みたいなポーズの、アニマル柄が目に眩しいおばちゃん。
実はこのおばちゃんを含め、カラオケ広場では。
数人のダンサーがカラオケに合わせてゆる~く踊ってました。
無表情で真剣に踊っている様がなんとも不思議。
歌に合わせて振付が決まっているのか、それともみんな好き好きに踊っているのかは不明。
というか、カラオケに合わせて踊ってるよ、おばちゃん!って現実に圧倒されて、そこまで冷静に観察することができない、まだまだヘタレな私なのでした。
ちなみに、歌っていたのはほんの数人の男性、歌はそこそこ上手で、中には観客からおひねりをもらっちゃう人も。
「有難う! みなさん! ご声援、有難う!」
って、完全に歌手気取りやん。
青空カラオケ広場のすぐ隣は、ごくごく普通の散歩道。
晩御飯の材料なのか、セロリの束を抱えたおばちゃんが、ゆっくり歩いていきました。
さ~て、世界遺産も堪能したし、カラオケ大会も楽しんだし、そろそろ。
東門へ向かう『七十二長廊』を通って帰りましょう。
なが~く続く長廊。
まったりするには、そりゃあもう最適。
なので、北京のみなさん、思い思いに楽しんでおられまして。
将棋をさす人。
編み物をする人。
こちらは・・・合唱グループですね。
一番多いのは、トランプに興じる人々。
人々の憩いの場、天壇公園。
楽しい時間を有難う!
最後にもういちど、長廊の向こうにそびえる祈年殿を遠くからパチリ!
・・・およよ??
なんか、左手前に写りこんじゃったよ!?
こっ、これは!
例の頭に直接かぶる傘ではないですかっ!?
なるほど~。
こんな風に頭にセットしていたんですね。
というわけで、最後の最後まで楽しめる天壇公園なのでした。
バックダンサーを従えて高らかに・・・。 気持ちよさそう!