さて、鳥インフルであります。
日本で連日報道されていたように、こちら北京でも。
ニュースではそこそこの扱い。
・・・・・“そこそこ” ???
はい、私の印象では “そこそこ”の扱いです。
昨日の新聞。
サッチャー元首相死去のニュースが一面ど~ん!は理解できるとして、
『赤信号無視!の“中国式横断”に10元の罰金!』
・・・よりも文字が小さいのはどういうことか?
鳥インフルに関する記事を見ると。
お国は情報を公開してまっせ、鶏肉は高温加熱して食べたら大丈夫ですぜ・・・と、
とにかく国民に向けて冷静を呼びかける一方で。
緊急事態にも対応できるよう準備万端ですぞとアピール。
あくまで私の印象ですが、普通のインフルエンザに対する報道とあまり変わらないような感じです。
北京人の友人によると。
「あくまでうわさやけど、北京でも患者は確認されているらしいが、まだ発表されてない」
・・・・・って、怖すぎる。
またある北京人によると。
「一度SARSを経験してるからね~。 みんな、慣れちゃってもう・・・」
って、慣れるなよ!!!
とまあ、こんな感じの北京。
今日は空気が良かったこともあって、あまりマスク着用者を目にしません。
もし日本に一時帰国せずこの状況にどっぷり浸かっていたなら、私もあまり危機感を持たなかったかも・・・・・。(SARSの時がまさにそんな状況でした)
とにかく今は情報が大事!ということで新聞をふむふむと読んでいたら。
むむっ!?
ユニクロのダウンジャケット、中国の検査で不合格の記事が。
どうやらダウンの量が表示より少なかったらしい。
・・・のは、置いといて。
QNIQLOって・・・・・、何?
くにくろ???
一瞬ユニクロのバッタもんかと思ったけど、かっこ内の中国名はれっきとしたユニクロの会社名。
・・・たのむよ、新聞やろ。
なんやねん、くにくろって。
大体この新聞。
鳥インフル流行かも・・・というこの緊急事態に。
イラストがゆるすぎないか???
鳥インフルのせいで関連株が暴落という記事だけど、ゆるいよ!
・・・とつっこんだ次の瞬間。
このイラストのすぐ下に、私の目、くぎづけ。
なんだ!? この眩しいカラフルな文字列はっ!?
そうです。 アレです。
以前は。
こんなに地味だった、結婚相手募集の広告。
それが、春だからか? 春うらら~だからなのか?
浮き足立つにもほどがある。
同じ新聞を読んでいる北京人に聞くと、「あれ、全部うそ」と身も蓋たもない返事がきました。
そんなアヤシイ結婚相手募集広告。
相変わらずみなさん、ぶいぶいいわしてます。
『せくし~な私です』
・・・って、それがウリなのか?
『夫が急死して思いがけず巨額の資産が転がりこんじゃった、こんな私と結婚してください』
『イギリス人大富豪と結婚したんだけど、彼が交通事故に遭って子供を望めなくなったから離婚しました。 資産はたんまりあるので、私の子供を持つ夢を誰か実現させてくださいな』
なんだかだんだんドラマチックになっている。
で、今回のドラマチック大賞はこちら!
『傷心の女 28歳。 富豪に騙されて子供を身ごもってしまいました。その子は今8か月。 でもその分、慰謝料思いっきりふんだくってやりました。 こんな母子をちゃんと愛してくれる人、募集! もちろん資産の半分はあなたのもの!』
広告欄でネタ合戦が大いに繰り広げられております。
なので・・・。
『男53歳。 見た目もぱっとせず、何の取り柄もない俺だけど、収入は安定してるし、なんといっても誠実です』
『外地から北京に出稼ぎに来ていて、頼る人は誰もいません。 何も求めません。家もいりません。賃貸で十分です。 ただ愛さえあれば・・・。』
こんな純朴なコメントにぐらりと来てしまいそうだけど、もしかしてもしかして、これも。
うそ、なんでしょうか?