今週は月曜日から毎日、ものすご~い突風が吹き荒れている北京。
あんな汚染やこんな汚染が吹っ飛ばされているのか、今日なんか・・・。
めっちゃ青空。(注:合成写真じゃないですよ)
ドブ川も光のマジックでこの通り。
一瞬、摩周湖かと思ってしまいました。
・・・・・摩周湖に謝れって感じですね。
ところが昨日は同じ快晴でもちょっと様子が異なりまして。
空気汚染の数値を見ると。
この通り、空気はすこぶる清潔であります。
が。
なんとな~く白っぽく見えるのは、これは・・・。
黄砂?
黄砂でしょう。おそらく。日本にも飛んでいってるくらいだし。
その昨日。 学校に行こうと自転車置き場に行ってみたら。
愛車“にくきゅ~2号”が砂まみれ。
外にでると何となく自分が砂っぽく感じる、北京の春です。
(更に皮膚が砂やらなんやらに負けちゃうのか、顔がかゆ~い今日この頃です)
そんな北京なのですが、昨日は朝からうるうるしちゃう出来事がありました。
朝から学校へ自転車で出かけた私。
とある交差点で信号待ちをしていた時のこと。
うしろから誰かが私の肩をぽんぽんと叩くので振り返ってみたら。
駐輪場のおばちゃん!
ちょうどその場所は、
親切なご夫婦が管理する駐輪場のそばでした。
地下鉄に乗るときは駅に隣接するこの駐輪場をよく利用していたのだけど、最近はバスを使うことが多いこともあり、2月に春節のごあいさつをして以降は一度も会っていませんでした。
朝の忙しい時間なのに、きっと私の自転車を覚えてくれていたんだろうな~。
わざわざ駐輪場から出てきてくれたんやね。おばちゃん!
「日本に帰国しちゃったかと思ってたよ~。元気そうでよかった~!」
・・・と相変わらずにこにこ優しいおばちゃん。
私はというと、ここを通るたびに「おじちゃんおばちゃん元気かな~」と気にはなりながらも姿を目で探すだけ。ごめんね、おじちゃんおばちゃん。
・・・・・そうだ!!!
会ったら渡そうと思っていたものがあったんだ。
それは。
マスク。
どんなに空気が悪い日でも一日中外で働いてるおじちゃんおばちゃん。
1枚のマスクくらいでは何の効果もないけど、体が心配だからせめてすっごく汚染がひどい時はつけてね、と手渡すと。
おばちゃんの・・・・・。
おばちゃんの目に、みるみる涙が・・・!?
いやいやいやいや、こんなことくらいで泣かないで~~~~~!
こっちもうるうるしてしまいそうになったので、いやいやこれは涙とちゃいまっせ、目から鼻水でっせと、あたふたとその場を立ち去ったのでした。
途中もう一度振り返ってみてみると。
おじちゃんもにこにこ。
ほんっとに毎日毎日「なんでやねんっ!!!!!」とむかつくことも多いこの国だけど、こういう人たちに、私、支えてもらってるなぁ~。