あらゆる手段を講じて生み出された、
APECブルー(APEC期間中だけ素敵な空気に恵まれた北京の青空の意)は、終了後数日たつと。
あ~、あ~~、あ~~~。
昨日の夜はひどくって。
汚染数値も“重度汚染レベル”の上すれすれ、這ってますがな。
でもね。
夕方ころから風がびゅお~んと吹き始めますと。
汚染数値は。
一気に急降下。
(目安にしているのは、黄色のライン。 アメリカ大使館による数値です)
そんな、“風頼み”の現状を見て、北京人の友人がひとこと。
「空気のきれいな日に“くもり”なし!」
・・・確かに。
風が吹かないと、どんより汚染空気が充満し、あっという間に重度汚染になる北京。
ところが、ひとたび風が吹くとご迷惑にも、一気に汚染空気が近隣諸国まで届くほど飛散して、 あっという間にきれいな空気に。
ということは、つまり。
風と一緒に雲まで飛んでいってしまうので、その時の北京は雲一つない青空!というわけ。
「いっそ、一年中APEC開催してくれ・・・」と言った中国の人の気持ち、よ~くわかります。