2022年。
冬季オリンピック 北京開催が決定しましたね。
この日。中国の国営テレビCCTVでは特番を組んでその瞬間を待ちわびておりました。
こちら、招致用のPRフィルム。
故宮はいいとして、その背景の青空は合成か?
招致用エンブレム。
“冬”の文字を組み込んだこのデザイン、私個人はわりと気に入っています。
で、発表の瞬間。
BEIJING!と発表されると。
みなさん、大喜び。
親善大使の一人であるバスケットボール選手の姚明、身長2m29cmとあって、めっちゃ目立ってんな!!!
にしても、北京で冬季オリンピックが開催されるとは・・・。
思い起こせば前回の北京滞在時、かれこれ10数年ほど前のこと。
北京郊外のスキー場へ行ったのですが、まだまだ一般の北京の人々にはスキー自体が珍しかったのか。
なんと、スーツ姿で滑る男性が。
レンタルのスキー板は日本から流れてきたのか、岐阜県の“めいほうスキー場”の文字が。
気持ちの盛り上がりを抑えられないのか、その男性は。
「滑雪~!!!!!(滑雪=スキーの意)」
と雄叫びをあげながら滑っていた姿が今でも忘れられない。
その雪上競技は北京から200kmほど離れた張家口という場所で開催されるらしいのですが、その張家口。
私は行ったことがないのですが、夫が出張でその“張家口”にほど近い町のホテルに宿泊したことがありました。
ど~んと見た目はたいそう立派なホテル。
中国ではチェックイン時に身分証明書を提示しなくてはならないので、いつも通りパスポートを出した夫。
すると、ホテルスタッフがしれっと一言。
「身分証を出せ」
いやいや、私たちガイコクジンにとって、パスポートこそが身分証明ですから。
どうやらこのスタッフ。 パスポートを初めて見たらしい。
で、その見た目立派なホテル。
夫がシャワーを浴びようとするも、お湯が出ない。
う~む・・・。 都会のホテルではないから仕方ないのか。
もしやと思い、シャワーのハンドルを H(熱い)からC(冷たい)に回したところ。
お湯が出た。
なんで逆やねん・・・。
とまあ、いろいろある中国なので、北京冬季オリンピックの開催が決定した瞬間、まず思ったことは。
・・・大丈夫なんか? ほんまに。
招致PRフィルムに映る、2008年北京オリンピック時の会場 『鳥の巣』。
開催発表の瞬間、ここでイベントが行われていたそうだけど。
・・・背景、白いな。
招致PRフィルムの青空はどこ行った?
冬季オリンピック開催が決まったからには、私が個人的に望むのは2つだけ。
PRフィルムのような青空を取り戻すべく、とにかく空気汚染対策を!
そして・・・。
やっぱ、マナーの向上かな。
2008年北京オリンピックの前後ではかなり変わった・・・と感じるので、この点でも大いに期待しております。