中国入国が一気に厳しくなりますます北京への戻るのがいつになるのか見えない状況で、一時帰国は相変わらず続いております。
春らしくなってきたので、せっかくなので人混みを避けてお出かけを…と友人と向かった先は。
お船!?
はい。
といっても海ではなく、ここは琵琶湖。
この船に乗ること約10分。
「もんてきて沖島!」
もんてきて?
「戻ってきてね」という意味かな。
すぐ隣りの県なのに知らない方言があるんやなあ。
訪れたのは。
世界的にも珍しいと言う湖に浮かぶ有人島、沖島であります。
よーく見ると三輪自転車が並んでいますね。
この島には車もバイクもありません。 なので、島の皆さんの足は荷物を運ぶにも便利な三輪自転車なのです。
それでは早速、島を散策しましょう。
私は植物には全く詳しくないのですが。
友人のおかげで足元の小さな花にも目を向けたりしながら、てくてく、てくてく。
いやぁ、よく見たらかわいいお花っていっぱいあるんやなぁ〜。
ほんまに、もし1人やったら。
うっわ! めっちゃ、お大根並んでる!
とか。
食べ頃やのになんで誰も取らへんねん?
とか、植物に関してはこのくらいしか反応なかったかも。
しばらく歩くと。
小学校。
船で通学する子もいるという島の学校です。
(時計の時刻はずれてた)
とにかく島の道の大半が細く、ここは通り抜けていいのか?、あるいはそのまま行くとお宅訪問になってしまうのか?と迷うようなところばかり。
島の方に道を聞きながらさらに進むと。
弁財天。
…ん? 厳島神社と書いてある。
鳥居が水の中に。
100段ほどの階段を登ると小さな社殿があり、そこからの眺めが。
気持ちいいなぁ。
再び階段を降りて、てくてく。
実は、山の上のほうに登るルートを探していたのですが、どうしてもその道が見つからず。
ここは私お得意の、勇気ある撤退〜!!! でしょう。
元来た道(といっても、舗装されていない細い道)を歩きます。
うっかり海岸沿いでも歩いているのかと思ってしまいますが、ここはいわゆる海なし県。
滋賀県やで!
と、思い起こさせてくれるかのように、定期的に設置されていました。
ところで。
私たちが沖島に来た最大の目的は…。
沖島が滋賀県の猫島と聞いたから。
ですが、歩いても歩いても一向に猫のいる気配は無し。
到着した港で水揚げされたお魚があったにもかかわらず、そこにも猫、不在。
やたらトンビが飛んでるから、もしかしたら漁から戻ってきた船があるのかも!
という事は、それお目当ての猫が集まっているかもしれない!
と、近づいてみるも、集まっているのは鳥ばかり。
なぜ?
と、その時!
友人が猫の鳴き声をキャッッッッッチ!!!
いたぁぁぁぁぁ!
滋賀の猫島、沖島でようやく猫に出会いました!
おぅおぅ、いいあくびやねぇ。
…んんっ!?
ちょっ!!!
あんたっ!!!
そのお腹っ!!!!!
お母さんやったんか〜!!!!!
お腹の大きい猫さん。
もうしばらくしたら数匹の子猫が生まれるんですね。
すりすり、なつっこいなぁ。
無事に出産してね。
と言うわけで、結局この猫1匹にしか会えませんでしたが、私の中ではお腹の子猫ちゃんも合わせて1匹(+4〜5匹)に会えたという計算にしておきます。
さて、そろそろお昼時。
各自持ってきたお弁当を見晴らしの良いところで食べたいなと山を登り始めたのですが、思った以上に足元も悪く距離も長そうなので、程良いところで。
友人がこんなかわいいシートを持ってきてくれました。
外で食べるお弁当って、なんでこんなにおいしいんやろ?
のんびりとした時間が流れる島で、なんと贅沢な時間。
…などと、浸っている場合ではありませんでした。
おしゃべりに夢中になって、危うく帰りの船に乗り遅れるところでした。
あぶないあぶない。
毎日毎日新型コロナウイルスのニュース、それも、先行きが不安なものばかり。
北京に一体いつ戻れるのか?
この状況がいつまで続くのか…とモヤモヤすることもありますが。
沖島の島時間、友人とのおしゃべり、かわいい猫、お外でのおにぎり、船に乗ってお出かけする小旅行気分。
リフレッシュできたことに感謝です!