ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
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『俳句がうまくなる100の発想法』

2016-06-13 22:28:10 | 
『俳句がうまくなる100の発想法』ひらのこぼ 草思社文庫
 俳句上達の早道とは「型」を習得すること。俳句の「型」とは料理に例えれば、煮る・焼く・蒸す・盛り付けるなど素材の美味しさを引き出すテクニックのこと。本書では、あまたの先人の句から導き出した俳句100の型を紹介。
 「はじめに」に「『俳句は多作多捨、たくさん詠んで、どんどん捨てよ』とよくいわれるが、やみくもに千本ノックするより、自分なりに「型」を習得し、そのうえで習作するのが上達の早道」とある。「多作多捨」なんだ・・・。私は、なかなか作れない・・・。でも、とにかくやってみようと思う。
句がいっぱいあるので、勉強だけでなく、読んでもおもしろい。
私の好きな句は
畳屋の肘が働く秋日和 草間時彦         畳屋さんのきびきびとした仕事が目に浮かぶ
つくづくと寶はよき字宝船 後藤比奈夫      おめでたい句
じゃんけんで負けて螢に生まれたの 池田澄子 なんか好きな句。じゃんけんで勝って人間に生まれたとも思わないけどね
銀座銀河銀河銀座東京廃墟 三橋敏雄      パノラマ。最後の東京廃墟にドキリとする 
螢籠吊るす踵を見られけり 西村和子       艶っぽい
コメント
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