職場で同僚が「ありえへん、見た?」と聞く。「森蘭丸の丸ちゃんやろ?」「見たんや~」 同僚は、丸ちゃんのあまりの美しさに驚いて二度見したそう。「でも、何言うとんか全然わからんかったなあ」
私がエイターということを知っているので、職場の同僚は、関ジャニ∞というと思わずテレビを見てしまうそうです。関ジャニ∞を世間に広めるために私は少し貢献しているかな。
『すごい言い訳! 二股疑惑をかけられた龍之介、税を誤魔化そうとした漱石』 中川越 新潮社
浮気を疑われている、生活費が底をついた、原稿が書けない、酒で失敗をやらかした……。人生最大のピンチを、文豪たちは筆一本で乗り切った!芥川龍之介から太宰治、林芙美子、中原中也、夏目漱石まで、窮地を脱するため、追い詰められた文豪たちがしたためた弁明の書簡集。
私がハマったのは、酒で友達に迷惑をかけた中原中也の言い訳。最後に「一人でカーニバルをやっていた男」って。
夏目漱石が句会の投稿を促された際の言い訳「俳神に見離され」 これは、使えそう。というかずっと俳神に見離されている私だが。
言い訳は、そこまですごいといかないような気がする。題名の勝利かな。
『イタリアン・シューズ』 ヘニング・マンケル 柳沢由実子 東京創元社
ひとり離れ小島に住む元医師フレドリック。ある日彼の元に、37年前に捨てた恋人ハリエットがやってくる。治らぬ病に冒された彼女は、白夜の空の下、森の中に広がる湖に連れていくという昔の約束を果たすよう求めにきたのだ。かつての恋人の願いをかなえるべく、フレドリックは島をあとにする。だが、その旅が彼の人生を思いがけない方向へと導いていく―。
「わたしの人生で一番美しい約束はあなたがくれた」というハリエット。私の人生で一番美しい約束は、なんだろうと思った。
「憎しみを生きる力にするに限界がある。憎しみは生命力にはなれない」「見えないものは、ないものではなく、見過ごしてしまったものなのだ」「人と人が近いのは別れるため。別れるから人と人はいっしょにいる」など心に残る言葉が多かった。
フレドリックを始め、出てくる人は皆一癖ある。しかし、皆こんなものなのかもしれない。人に言えないことは皆もっているもの。フレドリックは、「志村、後ろ後ろ!」と読者は思っているのに、地雷を踏んでしまうところがあるし、「ええっ!それはあかんやろ」と女の人が思ってしまうようなことをしたり。
アグネスが世話をしている少女の話は、思わず涙をこぼすほどで、作者の筆力はすばらしいと思った。。
ラストは、前向きに生きようとするフレドリックを見ることができてよかった。私もフレドリックのように人生のケリをいろいろつけないといけない年になってきた。
私がエイターということを知っているので、職場の同僚は、関ジャニ∞というと思わずテレビを見てしまうそうです。関ジャニ∞を世間に広めるために私は少し貢献しているかな。
『すごい言い訳! 二股疑惑をかけられた龍之介、税を誤魔化そうとした漱石』 中川越 新潮社
浮気を疑われている、生活費が底をついた、原稿が書けない、酒で失敗をやらかした……。人生最大のピンチを、文豪たちは筆一本で乗り切った!芥川龍之介から太宰治、林芙美子、中原中也、夏目漱石まで、窮地を脱するため、追い詰められた文豪たちがしたためた弁明の書簡集。
私がハマったのは、酒で友達に迷惑をかけた中原中也の言い訳。最後に「一人でカーニバルをやっていた男」って。
夏目漱石が句会の投稿を促された際の言い訳「俳神に見離され」 これは、使えそう。というかずっと俳神に見離されている私だが。
言い訳は、そこまですごいといかないような気がする。題名の勝利かな。
『イタリアン・シューズ』 ヘニング・マンケル 柳沢由実子 東京創元社
ひとり離れ小島に住む元医師フレドリック。ある日彼の元に、37年前に捨てた恋人ハリエットがやってくる。治らぬ病に冒された彼女は、白夜の空の下、森の中に広がる湖に連れていくという昔の約束を果たすよう求めにきたのだ。かつての恋人の願いをかなえるべく、フレドリックは島をあとにする。だが、その旅が彼の人生を思いがけない方向へと導いていく―。
「わたしの人生で一番美しい約束はあなたがくれた」というハリエット。私の人生で一番美しい約束は、なんだろうと思った。
「憎しみを生きる力にするに限界がある。憎しみは生命力にはなれない」「見えないものは、ないものではなく、見過ごしてしまったものなのだ」「人と人が近いのは別れるため。別れるから人と人はいっしょにいる」など心に残る言葉が多かった。
フレドリックを始め、出てくる人は皆一癖ある。しかし、皆こんなものなのかもしれない。人に言えないことは皆もっているもの。フレドリックは、「志村、後ろ後ろ!」と読者は思っているのに、地雷を踏んでしまうところがあるし、「ええっ!それはあかんやろ」と女の人が思ってしまうようなことをしたり。
アグネスが世話をしている少女の話は、思わず涙をこぼすほどで、作者の筆力はすばらしいと思った。。
ラストは、前向きに生きようとするフレドリックを見ることができてよかった。私もフレドリックのように人生のケリをいろいろつけないといけない年になってきた。