ささやかな幸せ

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「川喜田半泥子を育てた名品」

2018-10-19 16:31:37 | 美術鑑賞
「川喜田半泥子を育てた名品 石水博物館の茶道具」 2018年10月13日-12月23日 香雪美術館
午前10時~午後5時 休館日:月曜
 石水[せきすい]博物館は、伊勢国・津を本拠とした川喜田家の歴代当主が収集した茶道具、日本画、洋画、古典籍、錦絵、伊勢商人関係の歴史資料などを所蔵する博物館。同家16代当主の川喜田久太夫政令[まさのり](号:半泥子[はんでいし]、1878-1963)は、このような文化的土壌に育まれ陶芸家としても活躍した。本展では、代々の当主が、その経済活動や幅広い交流の中で入手し今に伝える貴重な名品の中から、茶道具に焦点をあてて紹介


右上 轆轤をひく半泥子(昭和15年)
上  木綿問屋川喜多家の暖簾(江戸~明治時代) 
下  井戸茶碗 銘「紅葉山」(朝鮮王朝時代) 茶碗の縁のもろもろが紅葉に見える

●東都大伝馬町街繁栄之図 歌川広重 浮世絵の中に川喜田家のお店がある!
●露芝模様茶臼の盒 川喜田半泥子 木に陶器を張り付けたりしておもしろい
●豊臣秀吉書状 秀吉は自分のことを「大かう」と書くんだね。
●茶杓 銘「寿」 千利休 利休さんの茶杓!中節のところが、逆Vの字ようになっている。蟻腰というらしい。知らなかった。
●黒楽茶碗 長次郎 端正。生真面目な感じ
●織部IHS茶入 IHS(イエズス会の紋章)の文字が書いてあるように見える。全体的に、ひょろりと背の高い宣教師のように見える。
●千家十職茶箱 千家十職のうち6人が合作。慶入の茶巾筒と茶碗がいい。
●赤絵丸香合 樂慶入 丸くて、ちっちゃくてカワイイ
●大夢出門 川喜田半泥子 書は「タイム イズ マネー」と読むらしい。「慶世羅々々」(「ケセラセラ」)というのもある。半泥子は、茶目っ気のある人だったのかな?
●黒織部茶碗 銘「暫」 デザインや形が斬新。デザインが成田家の家紋三升に似ているので成田家さんの十八番「暫」を銘にしたのだとか。
●染付呼継火入 樂了入 完品の染付をわざわざ割って赤楽で補ったらしい。わざとらしくて好きではない。

 いやあ、よかった。お茶をやっている人は、見た方がいいと思う。
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