ささやかな幸せ

SUPER EIGHT、本、美術鑑賞、俳句、お茶が好き!
毎日小さな幸せを見つけて暮らしたい。

『黄昏の彼女たち』

2016-04-13 21:27:23 | 
 梅を描く画家で有名な郷倉和子さんが12日に101歳で亡くなったそうです。去年の5月に作品展に行きました。白梅がとてもきれいだった印象があります。ご冥福をお祈りいたします。

『黄昏の彼女たち』 サラ・ウォーターズ 中村有希訳 東京創元社
 1922年、ロンドン近郊。戦争とその後の混乱で兄弟と父を喪い、広い屋敷に母とふたりで暮らすフランシスは生計のため下宿人を置くことにする。募集に応じたのはレナードとリリアンのバーバー夫妻だった。ふとしたきっかけから、フランシスは自分よりも年下のリリアンとの交流を深めていくのだが、レナードが殺されたことをきっかけにいろんな人の運命が変わっていく…。
 私は、『半身』『荊の城』のほうが好きだな。今までの作品にはなかったような、かなり激しいラブシーンがあってビックリ。今までの作品のように「えっ」と驚いて読み返すこともなかったし。斜陽の屋敷の話の雰囲気は好きだが・・・。
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