1人っ子のツバメは、鳴かない？？？

友達の家にツバメが巣を作った。ひながかえったが、カラスにやられて全滅。しかし、また卵を１個産み、せっせと子育てをしているらしい。めげずに、一生懸命子育てをしているなんて、健気なツバメである。私は、そのツバメさん通称ツーさんの近況を聞くのが楽しみ。今日も友人に尋ねると、写真を見せてくれた。巣に親ツバメがすわっている。と思ったら、それがひなだとか。なんか大きい・・・。ひなだという証拠に頭がぽわぽわしている。しかし、このひなは、鳴かないのだと言う。
ツバメのひなと言えば、親ツバメがえさを持ってくると全員が大きく口を開けてピーピー鳴くイメージがある。でも、友達の家のツバメは一人っ子なので、鳴いてアピールする必要がないので鳴かないのではないか。両親からエサを全部もらって食べるから大きいのではないか。という話になった。
友達の家にツバメを見に行く。巣にどでんとすわっているひな。親ツバメは、私たちが見学に来たので、警戒して、鳴きながらそこらを威嚇するように飛び回る。天王寺動物園のホッキョククマのバフィン母さんのように、親はひなを気遣っている。しかし、ひなは、口を固く閉じて、微動だにしない。そこへ、もう1羽の親ツバメがえさを持ってやってきた。すると、ひなは、無言でパクリ。一人っ子なので、競争もなく、親の愛を独り占めしているひなである。
友達は、ひなが大きすぎて巣立ちできるのか心配している。今後も態度のでかいひなの動向に目が離せない。