もう、8月も残すところ、10日あまり。あっという間だ。学校がある時は、図書ボランティアの準備に追われるので、休みの時は大人の本を読んでおきたい。そして、なかなか読めなかった『さらわれたデ-ビッド』を夏休み中に読もうと思っていたのだが・・・。日が高い間は、暑いのでアイスクリームを食べながら、ぼーっとしている、夕方になると、わさわさと動き出して家事をこなす。本が読めるようで、なかなか読めないなあ。
『コンビニ人間』 村田沙耶香 (『文藝春秋』2016年9月号)
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。コンビニ中心の生活を送っている。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。第155回芥川賞受賞。
『涙香迷宮』とは、反対に読みやすい。おもしろかった。冒頭のコンビニでの恵子のきびきびとした働き方から魅かれた。コンビニのプロともいえる動きに感心した。行間が読めず「普通」でないことに悩む恵子にとって、マニュアルのあるコンビニ生活は快適である。そこへ、仕事ができないのに偉そうに文句ばかり言う、‛変な’白羽がやってきて、帰る場所がない白羽を恵子は偽装恋愛のために自分の家に住まわせる。白羽の変な理屈をどんどん受け入れる恵子が、心配でならない。しかし、最後は白羽を振り切って、コンビニ人間として生きる決心をする。がんばれ、古倉!コンビニは、君を欲している、君は居場所を持っていると思ってしまった。
普通とは?異性と交際や結婚していないとおかしいのか?世間の常識を問いかけている。
この芥川賞受賞は納得だ。
『コンビニ人間』 村田沙耶香 (『文藝春秋』2016年9月号)
36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。コンビニ中心の生活を送っている。ある日、婚活目的の新入り男性、白羽がやってきて、そんなコンビニ的生き方は恥ずかしいと突きつけられるが…。第155回芥川賞受賞。
『涙香迷宮』とは、反対に読みやすい。おもしろかった。冒頭のコンビニでの恵子のきびきびとした働き方から魅かれた。コンビニのプロともいえる動きに感心した。行間が読めず「普通」でないことに悩む恵子にとって、マニュアルのあるコンビニ生活は快適である。そこへ、仕事ができないのに偉そうに文句ばかり言う、‛変な’白羽がやってきて、帰る場所がない白羽を恵子は偽装恋愛のために自分の家に住まわせる。白羽の変な理屈をどんどん受け入れる恵子が、心配でならない。しかし、最後は白羽を振り切って、コンビニ人間として生きる決心をする。がんばれ、古倉!コンビニは、君を欲している、君は居場所を持っていると思ってしまった。
普通とは?異性と交際や結婚していないとおかしいのか?世間の常識を問いかけている。
この芥川賞受賞は納得だ。
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