茨城から八ヶ岳南麓へどどんぱっ

今までのタイトルがブログの内容に合わなくなってきたので、模様替え。

「一番、好き!」という危うさ。

2015-04-08 13:28:44 | Weblog
「お父さんが一番、好き!」
子供が発する微笑ましい言葉の代表ですね。

でも、、、
この言葉には実は危険な因子を含んでいるよね?
と感じる今日この頃。

一番、二番、というのは物事の優劣を順番つける行為。
一番、二番があるということは、その先に
三番、四番、、、そして最後は一番の最下位があるということ。

そもそも世の中の全ての事に優劣の順番をつける必要があるのだろうか?
というのが最近の私の思うところ。

ただ世の中には数値で客観的にデータを指し示す必要があるものは確かにある。
学生であれば成績を数値で表示する必要はあるのかもしれない。

だが、「好き」という極めて感情的な各個人の嗜好性について、
それを一番、二番、と順番をつける必要はない。
というか、つけてはいけない。
そのような社会の風潮を無くさない限り、
それは行き着くところ、人種差別という、ナチの大量虐殺に通じていくのだと思う。

一番好き、一番嫌い、
でなく、
ただの
好き、嫌い、
それだけでいい。

私が今一番気に入ってる和菓子は
口福堂の「豆大福」
深みのある豆の塩味とあんこの甘味とのバランスが絶妙。

味噌は南日味噌の「さくらみそ」
麹の旨み、まろやかな優しい味が溢れ、これで作る味噌汁最高の味噌汁になる。

この味噌汁のもう一つの主役は、小樽の昆布屋で買う日高昆布。
スーパーで買う日高昆布とは出汁の旨みがまったく違う。

こんな私のお気に入りの食材、食品も、
きっと全国探せば更にもっと美味しいものもあるんだと思う。

でも、別に世の中で一番!を探す必要はない。
私にとって美味しい!と感じられる、それだけでいい。

昔はNo.1の食材を探して雑誌い掲載の食材をお取り寄せしまくったりもしたが、
今はそこまでしない。
自分に満足のいくものが見つかれば、もう美味しいものを求める旅は終了。

人生のゴール地点が見え出した私は、
No.1という言葉に違和感を感じだしている。

この年まで来なければ感じられないことでもあるのか?





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