いにしえのABS製モデルガン、通称「MGCハイパト」の中古美品がネットオークションに出てたので、買いました。高かったですw
正式名称は「ハイウェイパトロールマン41」で、今は無きMGC社が1972年に発売した、リボルバーとしては初のプラスチック製モデルガン。
爆発的に売れたから相当な数が出回ってるんだけど、基本的には火薬でバンバン撃ちまくって楽しむ玩具なもんで、キレイな状態のまま残ってるのは希少で貴重。だから、高い。
カートリッジもこのモデル専用で流用がきかず、こうしてキレイな状態で残ってるのは銃本体よりレアかも知れません。だから、高い!w
このモデルの原型と思われるS&W M27のモデルガンがA!CTION社からもうすぐ発売されそうだから、それまで待つみたいなことを以前書きましたが、私の一番欲しいのは『太陽にほえろ!』を筆頭とする昭和アクションドラマで使われたモデルガン(MGCハイパトはまさにその代表格!)なので、これだけの美品を目の当たりにしたら買うしか無いワケです。
フロントサイトのレッドランプはもちろん、リアサイトのホワイトラインまで前オーナーが丁寧に墨入れ(しかも蛍光!)してくれてます。もちろん作動も良好で、これなら高くても文句なし!
いや、高い高いと言ってもやがて発売されるM27よりは確実に安いですから、ホントに良い買い物が出来ました。
↑以前から持ってたMGC製「ヘビーマグナム」とのツーショット。MGCハイパトのシリンダーを44マグナム仕様にリニューアルしただけのモデルゆえ、パッと見はほとんど同じですw
画像では判りにくいけど、シリンダーとカートリッジの長さが違うワケです。
本来ならグリップもハイパトと共用なんだけど、私のヘビーマグナムはコクサイ製の旧ハイパト用グリップと付け替えてあります。黒光りするヤツを付けたかったんです。
ハイパトより後発のモデルだけに、内部メカが改良されてて作動はこっちの方が優れてます。もちろん最近のモデルガンとは比較にならないけど、それでも50年近く前の製品にしちゃしっかり動いてくれます。さすがMGC!
↑こちらはハイパトと入れ代わる形で発売された、MGCの44マグナム=S&W M29の4インチ。
3.5インチのヘビーマグナムより銃身がちょっと長いだけなのに、迫力がぐんと増してます。
以前ここでご紹介したときは純正プラグリップのままだったけど、あれからパックマイヤー製のラバーグリップが無加工で付けられることを知り、衣替えしました。『あぶない刑事』シリーズの町田刑事(仲村トオル)が使ってたのと同じ仕様です。
↑しかし44マグナムと言えばやっぱり、コレが決定版! ハリー・キャラハン刑事のと同じ6.5インチです。日本では中野刑事(松田優作)や高村刑事(草刈正雄)、そして五代警部(菅原文太)らが愛用しました。
以前「ジーパン、インディ、そしてマグナム」という記事でご紹介した6インチのM29はコクサイ製でしたが、最近になってこのMGC製「HEAVY DUTY MAGNUM」シリーズの魅力に取り憑かれ、無性に6.5インチも欲しくなって木グリ付きの中古をオークションで買いました。
後から出たコクサイやタナカ・ワークス製M29の方が実銃に忠実なんだけど、プラ製モデルガンはリアルになればなるほど重量が軽くなり、それを補うために開発されたヘビーウェイト材のモデルガンは諸事情により艶消し塗装されてしまう。
ちゃんと黒くテカテカ光ってて、適度に重量もあるMGCの初期プラ製モデルガンが、私にとっては一番理想的なワケです。
マイ・フェイバリットはMGCローマンを筆頭とする「コルトMk-III」シリーズだけど、今はそれと並ぶくらい「HEAVY DUTY MAGNUM」シリーズにハマってます。ああ、ビョーキですともw