ハリソン君の素晴らしいブログZ

新旧の刑事ドラマを中心に素晴らしい作品をご紹介する、実に素晴らしいブログです。

「笑いながら手を叩こう」

2023-05-02 19:19:21 | 日記

テレビを観てると、タレントにせよ一般人にせよ「こいつ、品が無いな」「アホっぽいな」って感じる言動や仕草を、けっこう多くの人がやってるワケだけど、中でもここ最近……数年前から、どうにも目障りで耳障りで我慢できない言動が、2つあります。

まず1つは、笑いながら拍手するヤツ。もしくは、手を叩きながら笑うヤツ。

今や当たり前みたいにやってる人がホント多いけど、まず品が無いし、とっても知能指数が低そうに見えます。

あんな光景、昔は見なかったと思うんだけど、誰がいつから始めたんですかね?



たぶん、それこそテレビの悪影響だろうと思います。観客を入れたバラエティー番組で、盛り上げる為の演出として「笑うとき拍手も足すように」って、制作側が観覧者たちに指示するようになった。

それがすっかり習慣となった観客を見てる内に、ステージ上、あるいは「ひな壇」に並んでるタレントたちも、なんとなく釣られてやるようになっちゃった。

で、それをしょっちゅう観てる一般視聴者もマネするようになり、今や笑うときに手を叩かなきゃ気が済まないぐらいになってると。



そこなんですよ! 私が見てて気持ち悪くなる最大の理由は!💨

つまり、なんでそんな簡単に、どいつもこいつも影響されちゃうの?っていう憤り……というより恐怖かも知れません。周りの人間がみんな「洗脳」されちゃってるワケだから。

あなたは笑うとき、いちいち手を叩きますか? もし叩くなら、それは子供の頃からずっとでしょうか?

私が子供の頃は、そんなヤツ周りに1人もいなかったと思う。気づいてなかっただけ?



とにかく「おサルさん」みたいで品が無いし、明らかに誰かの影響でやってるワケだから「自我がない」ように見える。つまり、この人はおバカさんだと私は判断してしまう。

カッコいい人の仕草とかファッションを真似したくなるのは、まあ解る。けど、あんな滑稽でカッコ悪い行為をなんでわざわざ真似するのか、まったく理解できない。

私にどう思われようが知ったこっちゃないだろうけど、同じように感じてる人は他にも絶対いると思う。それはもしかしたら、あなたにとって大切な人かも知れない。だから、ホントやめた方がいい。

こんな画像と一緒にアップしても説得力ないだろうけど、このブログを愛読してくれるような賢明さをお持ちのあなたにだけは、どうか響いてて欲しい!



で、2つめ。日本語の乱れについてはもう、今に始まったことじゃないじゃないですけど、時代の流れに逆らってもしょうがないじゃないですけど、ここ数年じゃないですけど、急速に広まったじゃないですけど、この「じゃないですけど」っていう、接続語じゃないですけど使い方がおかしいじゃないですけど、気になって仕方ないじゃないですけど、なるんですよね! じゃないですけど!



例えば、そこらの草野球の選手が「大谷選手じゃないですけど、僕、ピッチャーとバッターの二刀流なんです」って言うなら解ります。そりゃ確かに、キミは大谷選手じゃない。

ところが最近は「僕、二刀流じゃないですけど、ピッチャーとバッター両方やるんです」みたいな言い方が、なぜか世間ですっかり浸透しちゃってる。「いやいや、それを二刀流って呼ぶんと違うの?」って話です。

「私、ブロガーじゃないですけどブログ書いてるんです」とか、「ディープキスじゃないですけど舌入れてチューするんです」みたいな、明らかに矛盾を孕んだ言い方じゃないですけど、ここ数年で急速にじゃないですけど、普及したじゃないですけど、何なんスか一体これはっ? なんだこれはじゃないですけど!💨



たぶん、最初は日本人独特の「謙遜」から始まったんだろうと思います。最初に挙げた「大谷選手じゃないですけど」っていう例は「大谷選手みたいに凄くはないですけど」っていう意味がこもってる。

謙遜した言い方をしないと、すぐさま「炎上」しちゃう世の中になったもんだから、メディアに出る人がみんな(インタビューとかで)必要以上に謙遜語を使うようになり、例によって影響されやすい多くの日本人が中途半端にマネして、こんな結果になっちゃったんでしょう。

そもそも「大谷選手じゃないですけど」なんて前置き、要らないですよね? 「僕、ピッチャーとバッターの二刀流なんです」って、それだけ言えば済むことなのに。

日本語の乱れと言うより、これは日本でしか起こり得ない言語の乱れでしょう。



ついでに書くと、「日本語の乱れなのかな?」とか、「日本でしか起こり得ないのかな?って思います」みたいな、断言することを徹底的に避けた言葉選びもやたら耳につきます。

これもきっと、ヘタに断言すると「炎上」ネタにされかねない世の中になっちゃったから……なのかな?って、私は思うのかな?



例えば「やばい」の意味が知らない内に逆転してたり、再チャレンジすることをリベンジ(復讐)って言うのが普通になってたりとか、そういうのは別にどーでもいい。言葉の意味は変わって行くもんだから仕方ない。

けど、「じゃないですけど」だけは許せないじゃないですけど、聞くたびに私はイラッとするのかな?って思います。 あっはっはっは!(手を叩く)

あ〜あ。



 


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