対訳双書より、エミール・ゾラを学習.
『居酒屋』 L'Assommoir
『居酒屋』(5)
——————————【5】—————————————————
et, derrière lui, elle avait aperçu la
petite Adèle, une brunisseuse qui dînait
à leur restaurant, marchant à cinq ou
six pas, les mains ballantes, comme si
elle venait de luis quitter le bras pour
ne pas passer ensemble sous la clarté
crue des globes de la porte.
.——————————(訳)————————————————
そしてジェルヴェーズは彼のうしろに、小娘、金属
磨き女工のアデールがいたのを認めた.みんなで食
事をしていたレストランで夕食を取っていたのだ.
アデールは彼から 5、6 歩さがって、両手をぶらぶ
らさせながら歩いていた.まるでたった今ランチエ
の手を離して門の電球のけばけばしい明りの下を一緒
に通らないように離れたようだった.
——————————《語句》————————————————
lui:ランチエ、ジェルヴェーズの夫
brunisseur, se:(n) 金属磨き工、金属磨き女工
ballant, e:(形) (足・腕などが)ぶらぶらする;
marcher les bras ballants /
手をぶらぶらさせて歩く
globe:(m) 球、たま、電球
clarté:(f) 明るさ、明り、光
crue:(形) どぎつい、けばけばしい
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