HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

長野県から卒業論文のための訪問

2013-11-22 22:28:10 | お客さん履歴

夏を過ぎると、多くなるのが、大学生の卒業論文のための伊勢志摩バリアフリーツアーセンター訪問。
本日は、長野から、聴覚障害者の男子学生がいらっしゃいました。
とても熱心な生徒さんで、こちらとしてもとても話甲斐がありました。

補聴器をつけられていたので、お話もスムーズにきいていただきましたよ。

後日いただいた、お礼のお手紙は、とても気持ちがこもっていて、宝物にしたいぐらいです。

お客さん、お客さん、お客さんでいっぱいの日

2013-11-09 23:24:40 | お客さん履歴
今朝、鳥羽駅のJR側階段を上がっていたら、車いすの方が階段を上がろうとしていました。
メンバーは女性ばかりの3名。
声をかけようとしたした、その時、階段上から「お手伝いしましょうか?」と見慣れた制服の男性が…。
はい、近鉄マン(顔見知りです。多分、夜勤帰り?)でした。
車いすの女性は階段は自力で上がると言っていたので、私と近鉄マンで車いすを運びました。
こうして、なんの躊躇もなくすぐに声をかけるスマートさ、鳥羽ってすごいな~ってちょっとうれしくなった朝でした。

さて、本日もセンターには旅行相談の電話がありました。
神宮参拝に行きたいけれど、車イスでいけますか?というものから、雨降りでも行ける観光施設など、なかなか返答に難しい相談…。
資料作成して発送!

 
お客様の覚書です。

その他にも、センターを利用されたお客様が、本日2組見えました。
お風呂介助のヘルパー利用された方…。みなさんとても素敵な笑顔でいらっしゃいました。
ありがとうございました。
これもセンターが鳥羽一番街というお土産物屋さんのビルの中ってのが、立ち寄りやすいんでしょうね。
お土産買いがてらセンターに寄っていただく、センターに寄るついでにお土産を購入?
ま、どちらにしても、うれしいことです。


車いすレンタルも予約

さて、私は明日からしばらくセンター不在です。

10日(日)は、朝から伊勢市の避難訓練、午後から、鈴鹿へツインバスケットの東海大会(頚椎損傷者のバスケット)を覗きに。

11日(月)は、朝から津で会議、そのあとも津で打ち合わせ。

12日(火)は、朝から三重県のUDGの伊勢市内視察の同行と、ミニ講演。同時に、センター新メンバーの研修と、大学生の卒論対応。

13日(水)は、朝8:00~伊勢志摩ロイヤルで、早朝?講演。視察にみえている方々にこの日のこの時間しかお話しが出来ないので宿泊場所へ私が出向いてお話をします。
朝から、頭動くかな?その日は、午後からも視察の対応が控えています。

14日(木)の午後から視覚障がい者の文化祭で飛び入りワークショップを行います。
伊勢市内の視覚障がい者たちに外出についていろいろニーズ調査する試みです。
この日の夕方は鳥羽で大型客船をお見送りする恒例の赤ハンカチフリフリの日です。(無料で船に乗れます)新しスタッフに参加してもらいたいので、文化祭が終わったら即行帰らなくては…。です。

素敵なご家族がセンターにいらっしゃいました

2013-10-11 20:25:26 | お客さん履歴
旅行相談を受けられた方が、実際伊勢志摩にいらっしゃった際、センターに立ち寄っていただくことって結構多いです。
旅行初日なら、これから行く施設等の最新情報をお渡しもできるし、帰りがけに寄っていただくときは、旅行の感想をお聞きすることもあります。

先日いらっしゃったのは、

自宅(関東)→ 旦那様の実家(東北)→ 奥さまの実家(北陸)→ 伊勢志摩 → 自宅

という、長い旅を
お父さん、お母さん、8歳と5歳の二人の障がい児のご家族。

お電話でご相談してくれた時点で、すでに資料を送るにも時間がなく、でも、神宮には行ったことないので…と不安満載のご家族に、

「ホテル(鳥羽市内)チェックイン前に、センターに寄ってください」

と、お願いして寄ってもらい、神宮や行きたい神社等の行き方、効率よく回れる方法を地図に書き込んで説明。

コチラのご家族、とても素敵なご家族だったんです。
あっちも、こっちも行きたいの!という笑顔の絶えない奥さまに、それを暖かく見守る旦那様。
そしてご夫婦ともに、子どもたちに注ぐ愛情は、短時間会っただけで、よーく伝わりました。



なんたって、旦那様奥さまに一人ずつ、お子さんのバギーを押すわけです。
見てても観光するの大変だと思うのだけど、そんなことものともせず、伊勢志摩までやってきてくれたのです。
そして、2泊3日中の目的が定まっているので、こちらも説明しやすい。

このご家族の旅行が素敵なものになることを、心から願いたくなります。


さて、私は、時々講演でお話しするときによく天照大御神さんが天の岩戸に閉じこもってしまったという神話の話をたとえ話で使います。

天照大御神が弟スサノオに怒り、天の岩戸に閉じこもってしまったいました。
闇となってしまった世界のため、その岩戸を開けるため、たくさんの神々が扉の前で宴を開き、ドンチャン騒ぎをしたり、あの手この手で天照大御神を外に出そうとしました。
その中でも、「アメノウズメノミコト」が舞いを踊り、(裸踊りをしたとかいろいろ言われていますが…)皆を笑いにあふれさせた。
それが、きっかけで、天照大御神は外のあまりの賑やかさに「何をしているんだろう?」と覗きたい気持ちに駆られ、そっと扉を開けたところ、「アメノタヂカラオ」が天照大御神引きずり出した、あの話です。


私は、今外に出てきている障がい者、高齢者、そして、バリアフリーの旅行を率先的に力を入れてくださる協力者は「アメノウズメノミコト」だと言っています。
まさに、このご家族もそう。

ようするに、現在、閉じこもっている障がい者、高齢者に

「外はとっても楽しいよ、旅行って素敵ですよ」

と、いうことを、扉の中にいる人に伝えてほしいのです。
まあ、楽しんでいるだけで、それは伝わることでしょう。
そして、一人でも多く、外に出て来る人を増やし、アメノウズメノミコトを増やすのです。

このようなことを良くお話しするのですが、じゃ、私たちツアーセンターの役割ってなんだろう?と考えてみました。

旅行に行きたい、外に出ようかな?って躊躇している人たちが、外に出るときの情報を得ようと動き出した時に、その欲しい情報がいつでも提供できるようにしていかなければならないのです。
それをするのが私たち、バリアフリーツアーセンター。かな?

ようするに、この神話の中で私たちは「アメノタヂカラオ」。

玄関の扉をそっと開けようしたアナタめがけて、ツアーセンターはその扉を二度と締めないよう、「ちょっと待ったぁ~」と足を挟みに行くのです。

大忙しな一日でした

2013-01-15 22:47:58 | お客さん履歴
今日のセンターは、電話がひっきりなし、来客もかぶるぐらいたくさんいらっしゃいました。
そのほとんどが、旅行相談のお客さんではなかったけれど、センターを頼ってきてる人がいるんだな~って思うようなこともあったり…。

しかし、仕事を仕掛けても電話や来客で…、仕事がどれも中途半端のまま終わってしまって…。

帰ってきてからは、寒かったので夕ご飯はお鍋。
お肉は、冬ならではの「猪肉」。



パートナーと二人して共食いです。

懐かしい人来訪

2013-01-12 16:40:08 | お客さん履歴
センターに、7~8年前に修士論文を書くためにセンターへ見学、そして車いすのお父様と伊勢志摩旅行をしてくれた、Kさんがセンターに7~8年ぶりに来訪。
当時、お父様とお母様が結婚30周年ということもあって、鳥羽で真珠婚式もしていただき、伊勢神宮では参拝ボランティアも行いました。
7~8年前ですが、ご家族がとても仲が良く、お父様、お母様もとても気さくで話しやすかったこと覚えています。
数年前、講演で関東へ行ったとき、家族みなさんと再開して以来お会いしていないけれど、なにかあると、思い出すご家族の一組です。

そんな彼女その後、年賀状のやりとりはあったけれど、なかなかお会いする機会がなく…。(関東在住だったし…)

そしたら、先日メールで、伊勢志摩へ行きますと。
数年前に結婚したのは知っていたのですが、なんと、昨年からご主人の仕事の都合で大阪へ引っ越したそうです。



久々の再開です。
旦那様の一緒に来ていただきました。
お二人とも、建築のお仕事をしています。
バリアフリーにとても関わりありそう。

近くに越してきたので、これからもっと頻繁に会えるかも…。
とても楽しみです。

ヒッポキャンプの貸し出し

2011-08-29 00:07:04 | お客さん履歴
駅ボラを行った日、ヒッポキャンプ(水陸両用車いす)の貸し出しがありました。



目的は海水浴。
しかし、駅ボラのブログに書いたように、当日の朝からどひゃぶり!
海水浴という天気ではありません。
でも、天気予報では、鳥羽は「晴れ」なんです。

昼ごろ取りにこられるということだったので、それまでには止んでおくれ!と空に懇願。
その願い叶って、午後からは朝の雨がうそのような上天気。
しかし、あれだけ雨が降ったので、水温がちょっと心配。

約束通り、ヒッポキャンプを引き取りにこられました。
その後、安楽島海水浴場をに行かれましたが、やはり、思ったより、狭かったのかな?電話があり、他に海水浴場を聞かれたので、千鳥ヶ浜をご案内。
あそこなら、とっても広く、きれいな海水浴場です。

夕方返却があって、どんなだったかお伺いしたら、浜はとってもよかったけれど、台風の影響で、波が高く、怖かったので、海水浴は断念したそうです。

あ~、残念。
そっか、今は双子の台風が来ていたのですね。
安楽島海水浴場ならまだよかったかもしれませんが、千鳥ヶ浜は外海に近いので台風の影響は早いのです。

せっかく、来ていただいたのに、うーん。残念です。


こんなにコンパクトになります

また、リベンジしますと、おっしゃっていただいたので、ぜひぜひ、またこちらも、いろいろアウトドア海情報を収取して楽しんでいただけるものをご用意しておきますね。

お待ちしておりまーす。

菰野町から視察のみなさまがいらっしゃいました

2010-06-15 21:52:13 | お客さん履歴
すっかり日記を更新していない間に、梅雨入りしてしまいました。
雨が続く伊勢志摩です。
さて、本日は、菰野町から重度在宅障がい者の交流会をおこなっている団体「どんぐり」さんたちご一行の視察のみなさまがいらっしゃいました。
なんと26名!
いやはや、センターができてから、視察はいろいろ受けてきましたが、10名前後の視察が主です。
それが、26名ですから大変。
いつも借りている鳥羽一番街の会議室も満杯。



机も全部畳んで、椅子だけにして、プロジェクターを海島遊民くらぶで借りてきて、みっちりお話させていただきました。

なんつーか、ほぼ講演状態でしたが…(笑)



でも、さすが、皆さん普段から活動されているだけあって、熱心に話を聞いてくださいました。
その昔、菰野町の社会福祉協議会で講演させていただいたこともあったので、その当時話を聞いてくださっていた方もみえましたよ。

みなさん、雨の中お疲れ様でした。

グラン・ジュテの反響?

2010-03-30 00:38:04 | お客さん履歴
先週一週間は、ほぼ、家で缶詰状態で仕事をしておりました。
本当はまだまだ缶詰にならなければなりませんが…。
事務所に書類や、ファイルもたくさんあるわけで、家だと集中はできるのだけど、やはり資料が足りない…。

ってことで、今週はちょこちょこと事務所に行こうと思う。

で、本日コツコツ事務所で作業をしていましたら、来客がありました。

大阪からSさんご家族。
お父様が車椅子です。
今回でセンターに寄ってくれたのは3回目かしら?年に1~2回は伊勢志摩に来て下っています。
でもって、そのときに必ずセンターにご家族揃って寄ってくださるのです。
なんでもわがセンターは「関所だから」、だそうです(Sさん談)
前回も寄ってくださいました。
嬉しいですね~。
元気なご家族の姿が見れて、私たちもスタッフもとても嬉しかったです。

障害者・高齢者の関所としてたくさんの方がセンターに寄ってくれると嬉しいですね。

そしてもうお一人。
川崎市からおみえのKさんご夫妻。
旦那様が4年ほど前に交通事故で脊髄損傷なって、車椅子生活。
昨日、二見の大石屋さんにお泊りだったようです。食事はたくさんで食べきれなかったとか…。
昨日(日曜)に神宮参拝したので、スゴイ人だったとおっしゃっていました。
うむ、ゆっくり参拝するなら月曜日の方がよかったかもですよ~。

それより、こちらKさん、びっくりしたのは、「グラン・ジュテ」見て来ました。
というお言葉。
うわわ、いやはやお恥ずかしい…。
急にあわてる私。
テレビで見るのと現物の違いに愕然としなかったでしょうか?

そういえば、昨年のそのグラン・ジュテが放映された翌日ぐらいだったかな?仕事で外宮さんに行ったとき、駐車場を歩いていたら、そこにいた観光客のお一人から「あ~!!」と、私を指差して「ええっと、ええっと…、昨日テレビ出て人やぁ!」っと。
この方もどうもグラン・ジュテを見たようでした。
「がんばってください」と、励ましのお言葉をいただいたので、お礼と挨拶をしましたが、そんな風にやっぱり反響ってあるんですね。

しかし、1回テレビを見ただけで、観光地の駐車場で私だと気付くなんてすごいな~。
チェアウォーカーと一緒にいたわけでもなかったんですよ。

数年前のアンビリーバボーのように(このときは電話が鳴り止まなかった)、直接反響ってわけじゃないけど、こうやってみなさん、なにかしら見て感じてくださっていたのですね。


ありがとうございます。

うれしいのは、テレビを見てくださって「伊勢志摩へ行ってみたい」と思ってくださることです。
次は誰がいらっしゃるかしら?

夏休みのお客様の傾向とお盆のBF・UDルームの空き状況

2009-07-24 15:46:51 | お客さん履歴
夏休みに突入しました。
センターのある鳥羽一番街はお土産物屋さんがたくさん入ったビルです。
毎日朝から観光客のみなさんがお買い物してくれます。
夏休みにはいると、お客様の傾向がガラリとかわります。

そう、子供があふれるのです。

だから、一日、ビルの中は子供たちの声で賑やかですよ~。
特にセンターの隣はゲームコーナー。
子供たちが、ゲームをしたがって叫んでいます。泣いています。
ビル中に響き渡るぐらい、大声で親に懇願しています。
フロアーを駆け巡ってコケて泣いたり、ダダをこねて通路につっぷしていたり…。

だから、この期間、センターへお電話くださる方、一体どこで電話受けているんだろ?と不思議がらないでください。
これが普通です。
そして電話の声が聞きとれなくて、何度も聞きなおしたりしても許してくださいね。

さて、センターにお問合せくださるお客様の層も夏休みモードになってきています。

こちらもお子様連れ旅行。

車いすのお父さんと杖歩行のお母さんと幼児。
小学生の3つ子ちゃんのうち、お2人が車いす利用の親子。
呼吸器使用の小学生とご家族。

もちろん、大人ばかりのグループもいらっしゃいますが、子供連れが普段より多いです。
お子様連れのグループは、やはり海水浴を切望しており、バリアフリーの海水浴場のご案内をすることが多々あります。
この夏はそれがやけに多いような…。
今年からセンターには「ランディーズ」や「ヒッポキャンプ」といった砂浜を利用できるタイヤの太い車いすを日本財団の助成金で購入しました。

 
ランディーズ


 
ヒッポキャンプ


これらは来年から有料レンタルを行おうと思っておりますが、それらのリサーチの意味を含めて、今年は、いろんな方に使ってもらおうと思っております。
大きくて運搬も大変なのですが、海水浴をしたい、砂浜で遊びたいとおっしゃられるチェアウォーカーの方々、どうぞお気軽にセンターにお問合せくださいね。

また、お盆の宿泊の問合せが昨日ありました。
一ヶ月を切った今は、もうどこも空いていないだろう?とダメモトでいろいろ探してみました。
が、バリアフリールーム、ユニバーサルデザインルームまだ空いているところが数箇所ありました。
お客様にラッキーですが、私たちにしてみれば、お盆で空いているなんて!!ってオドロキと焦りがあります。
お盆なのでもちろん割高ですが(1泊2食付20,000円~30,000円前後)、残りわずかです。
と、書いている間に埋まってしまうかもしれませんが、お盆のご旅行を考えていた方、早めに連絡くださいね。

ちなみに昨日のお客様から

「先程はとても丁寧な対応でありがとうございました。電話するかどうか迷っていたのですが、電話させていただき、よかったです」というメッセージをいただきました。

とても、とてもうれしかったです。

総会も無事終わったのもつかの間、夏休みに突入して、バタバタと過ごしてきた私のカラカラに乾いた心に、栄養満点の濃くて温かな一滴を注いで体中にしみわたらせてくれました。

これで夏も乗り越えられそうです。

ありがとうございます。

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