HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

0424:NHKディレクター観光とバリアフリーの下見に来る

2007-04-30 11:34:31 | HASSY語録~ばりふりつぶやき~
先日電話取材を受けたNHK文化・福祉番組ディレクターチェアーウォーカーT氏がやってくるということで、バリアフリー観光の根本を見てもらおうと、本日よりご案内。

天候はあいにくの雨模様。

まずは、とりあえずは内宮さんへ。
T氏は、伊勢志摩には2度ほど来たことあるようですが、内宮の中までは入っていないとか。
でも、今日もこの雨では…。

観光に携わる人たちの声を聞いてみたいということですので、いつもお世話になっている白鷹さんところで、しばしお話。


白鷹さんの話を聞いていると、本当観光のおもてなしの原点を聞かせてもらえて、コチラも力が涌いてきます。

いろんな話を聞いている中、おもてなしを意識しなくてやっているんだな~ってことがわかりました。

ディレクターと白鷹さんの会話の中で

「たまに観光しにきて小さいお子さんがお漏らししてしまったとき、うちの子供の小さかったときの服とかあげたりしするんですよ~。」


という話を聞いて、そこまで、どうして出来るのですか?と、ディレクターの質問に対して、白鷹さんは

「目の前にいる困っている人を助けることを「なんでそこまでするの?」と聞かれても、よう説明出来へんわ~」

と。

そうなのですよね。
いまや、交通バリフリー法ハートビル法補助犬法、もうじき出来るユニバーサルデザイン新法などという、いろんな法律や条例で決め事が出来てきましたが、その中に心はありますか?

決まっているから「やる」、言われたから「する」のではなく、本来人間は心からう動いていたのではないでしょうか?

白鷹さんのような人たちは、法律や条例とはまったく違うところで動いています。
こんな困った人がいたら、こうするという決め事ではなく、その時の自分ができるお手伝いを本能的にしているのです。

だから説明できないのです。

高齢者や障害者が観光にみえてもそうです、分け隔てなく、お客さんとして受け入れ、困っていれば助けて、困っていなければ、手は出さない。

なんだか話を聞いていて、伊勢志摩が歴史ある観光地であることが改めて認識しました。
それは、カタチやモノではなく、こんな考え方が観光地の歴史を語れるのかもしれませんね。


ということで、他にも二見の大石屋さんの館内総畳にT氏はおどろき、大石屋の大将の考えに、またまた衝撃をうけていたようです。


伊勢志摩が、いつまでも、説明できない、条例や法律化出来ない、おもてなしがされている。

そんな観光地であってほしいと思いました。


夜はみんなでKen's庵でお食事

0423:夫婦で体外受精&顕微授精の説明レポート

2007-04-29 15:54:30 | 不妊治療報告
秒読みに近いプライベートのプロジェクト
いろんなリスクもあるものですから、本日は昼からパートナーと済生会病院のARTに行き、先生からじっくり体外受精&顕微授精のリスクや流れの説明を受けました。

私は、実は産婦人科で聞いたり、ネットで調べたりしていたので、ある程度は分かっています。
パートナーにも説明したことありましたが、私の説明ではあまり分からなかったかも…。
それを先生から直に聞けるのですから、より深く分かってきます。
私もいろいろ勉強になりましたよ~。
ですので、これから分かりやすくレポート開始!!

まず、順序を追っていきます。

①排卵抑制の点鼻薬
5月20日以降のXデーを控えて、私は数日後から点鼻薬を開始します。
コレは排卵を抑制するものです。確実に排卵を調整するために、使います。本来の用途は子宮内膜症、子宮筋腫の治療薬らしく、副作用もあるようですが、長く使うわけでもないので問題ないようです。

②排卵誘発剤開始
生理が始まれば、次にHMGという卵胞を育てる注射開始。
近所の産婦人科で打ってもらうのOKだけど、経過を見るため3日に一回は済生会病院に来るようにということです。

③排卵を促す注射で36時間後採卵
生理が終わって、4~5日後、HCGという排卵を促す注射を打ちます。しかも20時に…。
なぜに20時かというと、この注射を打って、きっかり36時間後に排卵するという注射なのです(「36時間」っていう映画が出来そうです)。だから変な時間に打ってしまうと、採卵が難しい時間になります。

④採卵手術
ということで、上記の注射を打って、36時間後に採卵します。
そう、私の卵です。なんだか鮭になる気分です。イクラ(正確にはスジコか?)を取り出されるということでしょう。

※ところで、この採卵の前の注射の意味は、調整する意味と、通常でない卵の数を育てるためです。
ようするに、普段排卵時にできる卵は1個。それをこの体外受精や顕微授精の場合は卵は10個は必要なのです。全ての卵が上手く受精するとも限りませんから…。多めに…。です。

採卵は。いわゆる手術ですが、時間は5分程度。卵巣を突いて顆粒膜細胞に包まれた卵を10個取り出します。
ので、半日で終了。


ここで二通りの方法があります

<体外受精の場合>
パートナーの精子が元気で沢山あるならと卵を入れて、自然に受精させる。
※普通なら1卵に対して5~6万個の精子が必要。ということは、生まれてきている私たちは5~6万個分の1なのです。狭き門を突破してきたのです。

<顕微授精の場合>
パートナーの精子の運動が鈍く、数が限れているなら顕微鏡で、よさそうな精子をひとつ取り、そのひとつをひとつの卵に授精させる。大変な作業です。
※こちらは、1卵に対して1精子なので、競争率がありません。選ばれた精子が授精されるのです。

さて、我が家は後者の<顕微授精>です。パートナーから数ヶ月前に採取した精子は数が限られております。何万個もないので、必然的に後者です。

⑤核分裂(生物の本で見ましたよね?)
採卵された卵を上記の仕方で授精後、5~6日置きます。細胞分裂を体外で行うわけですね。すごい技術です。
あるていど、分裂の経過をみてから、さて、その卵を私の中に戻します。胚移植です。

⑥胚移植
採卵から5~6日後、胚移植。麻酔しません。痛くないそうです。本当かな?これまた半日で終了。

※さて、その胚移植ですが、一体いくつ戻すでしょう?
10個授精させて、10個授精が成功しても10個も戻しません。
ヘタしたら10人子供ができます。(ムリです)
かといって、戻したら戻した分着床するとも限りません。
1個戻して流れてしまう場合もあります。
ようするに、心持余分に戻しておく必要があるというわけ。
その戻す数がポイント。
大概、2~3個です。

全部着床すれば多胎児です。
でも1~2個が流れる可能性があることを考えると、この数が無難なのでしょう。

多く戻しても、着床率が上がることはありません。3個以上の着床率はほぼ変わりません。(妊娠率平均3割前後。流産率15~20%)比例するのは多胎児率だけです。
多胎児になればなるほど、母子に負担がかかり、いろんなリスクが高くなるので、そうですね、きっと私たちも2~3個を戻すことになるのでしょう。

多胎児になったら、よろしく、みなさん。

ちなみに、10個授精したものの2~3個使用し、その他の受精卵は…というと、捨てません。
これまた凍結しておくことができます。
すべて流れた場合やもう一人ほしい場合、次回のチャレンジに使えるのです。
同じ時代に生まれるはずだった子が、年数をおいて生まれるのって、なんだか不思議です。

⑦着床するか様子を見る
さて、胚移植後が肝心。着床するかどうかを様子をみます。
たまに子宮外妊娠をされる場合があります。
胚移植の際、戻す場所は子宮内ですが、そもそも核分裂中は卵管にいるのが自然。それを子宮に戻しているのだから、本能的に卵管へ戻ってしまう卵もいるわけで、なんらかのかたちでそこに留まってしまって、妊娠してしまうこともあるのです。そうなったら、手術ですね。
じゃ、最初から卵管に戻せば?と思うかもしれませんが、それは大掛かりな手術ととなります。

⑧上手くいけば妊娠!
で、このまま着床し、順調に妊娠すればOK!
来年には、子供がポコっ生まれるというわけ。(単純)
でも、その間に、何がおこるか分かりません。病院も万全を期して入院してくださいという場合もありますので、いつ何時どうなるか分かりません。

ですので、今年度、私講演依頼は、必ず私指定ではなく、センターの誰かという講師派遣でよろしくお願いいたします。


●●● リスク ●●●
①手術のリスク卵巣から卵子をとる場合、手術ですが、慎重にすればOK。難しい手術ではありません。が、もしものときは出血などのリスクがあります。

②副作用リスク排卵誘発剤は個人差にもよりますが、薬の反応が良すぎると、卵が20個とかできてしまって(出来すぎです)、お腹がパンパンに腫れることも…。その場合は、胚移植は先延ばしになることもあります。

③障害児リスク生まれてくる子供の障害児率は今まだ、体外受精や顕微授精だから…ということの理由ではないといわれています。
ただ、今までの話から
本来5~6万個の精子の中から選びぬかれたものと、顕微授精での、見た目判断で選ばれた精子の授精では、可能性は無きにしもあらず。

顕微授精で選ばれた精子は本来5~6万個の中に入れば、とうてい卵子にたどり着かない子かもしれないのです。

そうすると、なんらかの問題がある可能性もあるわけですね。
ただ、問題があれば大抵が着床せずに流れる可能性があります。

あと、体外受精&顕微授精とは関係ありませんが、生む年齢があがればあがるほど、ダウン症の子供が生まれる率はグングンあがります。
表を見せてもらいましたが、40代では何十分の1ぐらいの割合でダウン症が生まれるそうです。


④費用リスク(保険がききません)

採卵                70,000円
麻酔                50,000円
卵子取得加算 7~10個   50,000円 
顕微授精加算 7~10個   35,000円
培養加算            40,000円
胚移植              60,000円

合計               305,000円

プラス私が採卵前に通う注射代や薬代として50,000~100,000円

莫大な費用です。

チャレンジが重なれば重なるほど(といっても、失敗したら、3~4ヶ月は空けます)、福沢諭吉さんが40人も50人も飛んで行きます。

で、三重県は特定不妊治療費助成を行っているのですが、これも上限100,000円(1年度中2回まで)。
薬代、注射代程度ですね。

以上、体外受精&顕微授精レポートでした。(疲れた~)
参考になった方はいるかな~。

0422:志摩ロードパーティ2007

2007-04-29 10:41:23 | アクティビティ
あれこれ、一年近く前から会議を重ねてきていた志摩ロードパーティ
今年で3回目です。
気がつけば、3回目。
早いものです。
一回目は大王町の登茂山で行いましたが、2回目からの会場は志摩スペイン村

年々参加者も増え、今年は、4000人以上だとか。

マラソン大会のバリアフリーをということで、会議に加わっているものの、なかなか上手くコトが運ばなくて、今年も参加者減で、残念
しかも、ツアーセンターがそういった受け皿を用意している(一緒に走るガイドボランティアの手配など)けど、なかなかその情報も広まっておらず、蓋をあけてみれば、障害者、参加しているんですよね~。
 

今回参加していた、視覚障害者のみなさんたちも、ツアーセンターがそんなことをしているのを知らなかったということで、来年からの問題点が早くも出てきてました。

そんなことで、残念がっているだけではいけません。

沢山の会場の中から、お手伝いが必要そうな方に声を掛けたりなどして、極力隙間的なボランティアを行いました。



また、視覚障害者たちの待合所になったり、そこそこ役に立ちましたね。
3キロのパルケパーティランでは、センターの野原スタッフが出場。



理学療法士の卵たち(学生)により、サポートをしてもらいました。


去年、このコースサポートで走りましたが、起伏が激しいのです。

 
 

障害者たちの参加減も実はこの起伏の激しさも原因のひとつ。
来年からはもう少しコースを考えた方がいいのかな~って思いながら、なによりも天気もよく、すばらしい一日でした。


0421:頭部外傷の勉強してきました。キーワードは「架橋静脈」

2007-04-23 23:01:37 | お木曳き・式年遷宮
今日は、とても充実した一日です。
朝からばりふり奉曳コース下見をして、昼食を取ってから、午後からは地元慶友病院にいきました
13:30から院長である堂本先生の、これからの「お木曳を迎えて」よくある頭部外傷の講演を聴きに行ったのです。

実は、講演を聴きに行く理由はもうひとつ。
慶友病院はばりふり奉曳集合場所の近くと言うこともあり、協力依頼をいくつかお願いしていました。
・車椅子対応トイレの使用のお願い
AEDの貸し出し
・障害者の方の駐車場確保
といったお願いです。

そして、本日上記のような興味ありな講演もしていたので、聴きに行ったのです。
講演は病院のロビーで行われました。

パワーポイントと用いて、素晴らしく分かりやすく頭の中の説明をしてくれました。
「お木曳」とは関係なく、医学的なオハナシにもう、私の興味は釘付け!!


自分の身体のこと、知らないことだらけです。

脳は頭蓋骨で守られて、脳脊髄液で浮かんでいるという言うのはよく聞いていました。
そして脳は豆腐のように柔らかいと、弁当箱の中に豆腐が入っているようなものというのも、なんとなく聞いたことあります。
しかし、今日始めて知ったのは、「架橋静脈」
実は、脳みそは、脳脊髄液だけで浮いているのではなく、架橋静脈により吊り上げられているのです。
そう、橋のように。

なんだか目からウロコ。

もっとグロテスクな写真説明もありましたが、あえてここではUPしませんでした

だから、頭を打つ事だけが、頭部外傷と思われがちなのですが、違います。
急激な動きや後ろへひっくり返ったときの頭の動きと頭の中の脳の動きがとっさに力の動きが反発して、この大事な架橋静脈が切れてしまうという事態も頭部外傷tとなるのです。

ここがきれると相当アブナイらしいです。

命綱です。

危ないのは50~65歳の過信している男性だって。
そして、昨年のお木曳一年次は、20年前よりも、頭部外傷で病院に運ばれてくる率が減ったのは、女性の進出(隣の女性がいると、若干ムリしない)と飲酒の規制が強くなったからな?と、先生はおっしゃっていました。

女性陣、意外なところで貢献ですね。

しかし、5月6日のばりふり奉曳では、過信する若いチェアーウォーカー(介助は必要ないわという方)が、何かの拍子に後ろにひっくり返って…という事態がありえそうなので、要注意です。

目を光らせておかなければ…。

0421:モリスパで昼食

2007-04-22 21:38:42 | ハサカル
本日のばりふり奉曳コースの下見のあと、モリスパで昼食。
伊勢周辺で高校時代を過ごした方は、必ずと言っていいほど、通ったモリスパ。
今は建物が改装されて、2階になってしまったけど、1階のままだったら、チェアーウォーカーもは入れるのにな~と思いながら、懐かしい味に舌鼓。

いわゆるB級グルメかな?

0421:ばりふり奉曳コースの下見

2007-04-22 20:58:18 | お木曳き・式年遷宮
史上初のばりふり奉曳。
何かあってからでは遅い!
と、いうことで、本日は朝から、奉曳コース(一日神領民コース)をプロジェクトチームのメンバーで実際歩いてみることに。
シュミレーションしながら、あーでもない、こーでもないといろんな憶測をしながら、歩く。

歩いては立ち止まり、しゃべり。
 
歩いては立ち止まり、しゃべる。

集合場所の公園では、トイレのトイレットペーパーが無いところから始まり、ばりふりボランティアだけ集めての説明の場所はどこにする?参加者の足腰疲れる方の座る場所は?
 
集合場所の公園では猫がエールを送ってくれていました。


そもそもスタート地点を一般の一日神領民と同じスタート地でいいのか?
綱出しはどんなふうに?雨が降ったらどうするか?
途中のトイレの協力、頚損のミスト(霧吹き)、疲れた方のすぐ使える車椅子カーブの曲がり方…

シュミレーションしながら、歩いてみてよかった…。
道中、知り合いが何人も声を掛けてくれて、ばりふり奉曳の下見をしているとお話しすると、みんな「がんばってな~」と励ましのお声が…。
うれしいですね。

最大の難関、北御門前の交差点。どうやって曲がろう?


シュミレーションついでに、もちろん外宮さんもお参り。
というか、外宮さんもシュミレーションしておかなきゃ。

ということで、参拝。
ここは、時々介助ボラですることもあるから大丈夫。
だけど、ばりふり奉曳のときは、団体でもあります。
外宮に入ると粛々と参道を歩くことを考えると、視覚障害者のガイドの声のトーンを落としたり、車椅子の介助方法、これまたいろいろ問題もありそうなところ。

 
外宮さんの本殿までの距離は400メートルぐらい。本殿前は一段の段差のみ。


本殿まで行って、御垣内参拝を見ていたら、車椅子持参の私たちに神宮の方が声をかけてくださいました。
「入口でタイヤの太いタイプの車椅子貸し出ししていますよ」と。
「いえいえ、今日はコレでいいのです。ありがとうございます」と伝えると、車椅子に「伊勢志摩バリアフリーツアーセンター」と書いてあるのを見たからか?私の顔が割れていたのか?分からないが…

「5月6日、奉曳されるのですよね?車椅子の方何名こられるのですか?」と聞かれました。

一瞬ドキッとしました。
実は、正規ルートでしか、この件は伝えてはならないことになっていたのですが、聞かれてしまったものは仕方ありません。
正直に伝えました。
すると、神宮さんから御垣内参拝の相談がされました、どのようにして、お身体不自由な方参拝してもらいましょうか?今まではこんなふうに云々と過去の事例を挙げてくださって、いろいろ親身になって「せっかくですからお参りしていただきたいたいですよね」とおっしゃってくださいました。

神宮の方の話をきかせてもらいながら、なんとなく前が見えてきました。

そして帰るときに「お待ちしております」と、神宮の方。

そんな言葉を聴けると思っていなかったので、うれしさのあまり、ちょっと涙が出そうになりました。
つーか、後で思い出し泣き。

ここでは詳しく語りませんが、神宮のこと知っている人は分かると思いますが、この長い歴史の中で、神宮が少しずつ変化してきています。すごいことなのです。
それは、私たちの活動するずっと以前から、いろんな人の動きによるもので、ちょうど私たちは、いいタイミングにいてると思います。

そんな些細な一言で、人の心は動かされます。
そんな当たり前のような言葉が、原動力になったり、これからの大イベントの勇気がでてきます。
何気なく言ったかもしれない、言葉が、私たちをさらに引っ張ってくれます。

今日のシュミレーションは、そんなこともあって、とても収穫のある充実した時間でした。
みなさん、お疲れ様でした。
そしてありがとうございます。

0421:ショック!!ツバメの巣襲われる

2007-04-21 21:57:46 | ハサカル
以前、日記にも書いて、私のもうひとつのプロジェクトと照らし合わせながら、勇気をもらっていた、我が家のツバメちゃん夫婦の巣
今朝、新聞を取ろうと、玄関を明けたら…。



巣が、何者かに壊されていました。
数年前、我が家に始めてツバメの巣が出来たときと同じ壊れ方なので、同じ生物の仕業です。

ショック!!

この子達がうまくいけば、私もきっと…とか思っていたのに…。
ちょっとブルー。

0419:ばりふり奉曳説明会

2007-04-20 11:12:16 | お木曳き・式年遷宮
5月6日のばりふり奉曳にボランティアで参加していただく方たちへの説明会がハートプラザみそので夜、行われました。
すでに、14日の浜参宮のとき、17日(火)日中も行い、今日で三回目。

今日の夜は、予定していた人よりも多くやってきて、席が一杯。


30名以上の人たちが来てくれました。
ありがとうございます。感謝。

前半DVDを見てもらい、後半、私から今回のばりふり奉曳の趣旨・目的をお話し、その後、ボランティアとして活動するときの注意点をお話。

みなさん、真剣にメモをしながら、聞いてくださいました。

そして、これらは参加者にも言えることですが、今回は史上初の試みであります。


今まで、出来なかったことができる第一回目
この第一回目が完璧に、そして全てが満足にということはあり得ないと思ってほしいのです。
もちろん、それに近づける努力をするために、毎週の会議や、いろんなところのすり合わせが行われているのです。
バリアフリーだってユニバーサルデザインだって、「完璧」、「全ての方に…」ということはムリですよね?
それに近づくことが、目標です。
だから、今回のばりふり奉曳もそうです。
一回目に出来なかったことは、二回目に、二回目にもできなかったことが三回目に…という積み重ねが大切です。
いろいろと、起こりえる事態をシュミレーションしたりしていても、5月6日にはどんなことが起こるかわかりません。

なぜ?
と、いうような疑問も出てくるかもしれませんが。

そこが目的なのです。
その疑問をすぐさま解決でなく、その疑問をみんなで共有できることが、疑問を解決するキッカケなのです。
このばりふり奉曳しなければ、気づかなかったことがきっと沢山出てくることだと思います。
そして、参加した人たちが何か思い、動き出すことがあるかもしれません。
終わってから、そんなことをどんどんツアーセンターにぶつけてほしいと思います。

ただ、そのことを次回に活かせらられる道を作っておくことが必要なのです。
そのためには、「安心・安全」「第一回目という初心者精神」という気持ちを持って奉曳しなければいけないことを心に留めておいてください。

それに、課題があるから、次を行う楽しみがあるってものですよね?


ボランティアは5月6日だけじゃない!
一日神領民のサポートボランティアも募集中

詳しくはコチラ

0418:高校の教壇にたつことになりました

2007-04-19 12:08:30 | バリアフリーツアーセンター
「観光とバリフリー」今年から、という週一回(2限分)の授業で地元三重県立鳥羽高等学校3年生の講師をすることに…。
ま、まさか高校の先生をするとは…。
実は、実父は高校教諭だった。
実姉は教員免許持ち(活用はしておりません)。

私は、高卒で何の資格もない普通の人です。
そんな私が教壇に立てるものなのか?
そんなでも人も教壇に立てる時代でもある。
なんとも不思議で、自分の学生時代には想像しなかった話です。

この授業は選択科目。
高校3年生がいくつかある特色ある授業を自分で選ぶのです。

その「観光とバリアフリー」を選択した生徒は23名

高校で講演もしたことあるし、大人数の講演も今じゃそう動じなくなりました。
2限分(50分×2)と同じぐらいの1時間30ぐらいの講演は、日常茶飯事。
もっとしゃべれるぐらいの口を持っている私ですが…。

今回はわけが違います。
一年間です。
高校生と一年間過ごすことになるのです。
学校の先生って大変と思います。
一緒に一年間歩いてくれるのか、ドキドキなのです。

実は、私がいろんなタイプの講演の中で高校生の講演がニガテだった。
なぜなら、「無反応」だったから。
それなのに今回受けた理由は、

①依頼のあった学校が母校であったこと。
②そして、観光のど真ん中にある「鳥羽市内の高校であった」=通学で観光を意識したり、バイトなども観光関係だったりする(現に私は高校時代観光関係のバイトをしていた)
③これから観光を担っていくであろう、人材であるから、うわべだけの観光やバリアフリーじゃないところを知ってほしかった。

そんな思いもあったからです。

で、本日は、その第一日目だった。
そりゃ~もうドキドキです。

以前私の講演を聞いてくれた子もいます。
まずは、心を解きほぐしてもらうために、4年前の私たちが取り上げられた「アンビリーバボー」を上映。
恥ずかしかった…。
けど、これが一番分かりやすいと思いました。

簡単な補足をしてから、みんなに感想を書いてもらい、一限目はそれでほぼ終わり、2限目…。
自己紹介をしてもらいました。
23名、どうしてこの科目を選択したかなども聞きました。

しかし、高校生はシャイです、なかなか本心を聞きだせません。
もらったアンビリーバボーの感想を照らし合わせる余裕もないまま、みんなの自己紹介を聞いていました。
この科目を選択した理由はほぼみんな「なんとなく」でした。

まあ、高校生だからそんなものかな?この一年で「なんとなく」から、「したいこと」を見つけ出してくれればな…って思っていました。

さて、なんとか無事、初日が終わり、ホッとして、改めて、みんなの「アンビリーバボーの感想」を読んでいました。

正直「やられた~」と思いました。

授業中に感想をもっとしっかり読む余裕がなかった自分が悔やまれました。
確かに感想を書いてくださいと言って、みんなの感想の書く速度の早かったこと…。
すごいな~って思っていましたが、科目を選んだ理由が「なんとなく」が本心の子が一人もいなかったことが分かりました。
一部か紹介します。

■前から思っていたけど、あの駐車場は障害者用のセンサーでもつけたりして対策をとるべき。その細かい所からしていかない限り、障害者との交流もクソもあったもんじゃない。
■前に話を聞かせてもらって、すごいなぁって思っていたけど、今日また見てすごいなぁっておもいました。自分も少しでも何かに協力できる人になりたいと思いました。これから1年間いっぱいいろんなこと教えてください。
前の講義を聴いて、少し興味を持ちました。テレビや話を聞いて自分も人に役に立ちたいと思いました。

そして大半が「テレビを見て感動しました」「三重県がバリアフリーが進んでいる理由がわかりました」「不純な動機であそこまで動くのはすごい」というのは実に多かったです。

とにかく、みんな大小はあるけれど、この科目に選択した気持ちはなんとなくではなく、何かしらあるのだけど、それをうまく説明できないだけなんだと思い、とても頼もしく思え、その反面、一年間気の抜けない授業を行わなければ…と思いました。

高校生の心理、難しいけど、自分の高校時代のこと思い出しながら、がんばってみようと思った初日でした。

0417:ばりふり奉曳会議・浜参宮反省会

2007-04-19 01:42:50 | ハサカル

夜、ばりふり奉曳会議の前に御遷宮対策事務局の奉曳本部会議に30分だけ顔を出してきました。


でもって、一日神領民の全体を見てきました。

そのため、いつもより30分遅れで、ばりふり奉曳会議が始まりました。
本日は、浜参宮の反省かと5月6日に向けての詰めです。

ちょっと決めることが段々「らしく」なってきましたよ。

もう少しです。

本日決まったことは、21日(土)にコースを下見しようとなりました。
そこで、いろいろ問題が見えてくるとおもうのです。
土曜日、宮町から外宮に向けて歩いている一団があったら、応援よろしくね~。