HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

鳥羽高校生 扇芳閣で疑似体験授業

2012-11-07 23:05:55 | 講演・視察
週一回の「観光とバリアフリー」授業。
本日は、鳥羽の旅館「扇芳閣」さんの協力のもと、鳥羽高校生たちが車いす、高齢者、妊婦になって、旅館を利用することを想定して、みんなで疑似体験調査です。







フロントでチェックインして、お部屋に入り、大浴場へ行き、パブリックトイレに行き、一通り体験します。



1、2限の時間の中なので、なかなか時間は足りませんが、それでも、高校生にとって、旅館ってそんなに馴染みないと思うので、とてもよい機会になったのでは?
来週はこれらをもとに、ワークショップです。

避難時に使える車いすを人力車に…JINRIKI

2012-11-06 23:30:16 | バリアフリーツアーセンター
今年の9月に東京で行われた福祉機器展へスタッフに出張で行ってもらって物色?してきた中に、これは使えるよ!と熱く語られた、車いすを人力車に早変わりするJINRIKI。
いろいろ、交渉の末、今月の17日(土)鳥羽、18日(日)二見で避難する際、JINRIKIを使用させてもらうことに。

そこで、本日、業者さんがその現場の下見などをかねてセンターにみえました。
ありがとうございます。
センタースタッフみんなで



「おぉ~」
「これはああなってた方がいいじゃない?」



などなど意見を交わしながら、のってみたり、触ってみたり。
そこに、たまたた通りかかった夫婦が立ち止って、見ておられました。
声をかけると、なんと自分の子どもが車いす利用者で、これ便利かも…と立ち止まったそうです。しかも、この方たち北海道からいらっしゃったとか…。
そりゃ雪の上でもこれは便利ですよ。



そう実は、このJINRIKIまだ試作段階で、販売はしておりません。
販売できるのは来春ぐらいだそうです。
その間に、いろんなところで使って、意見を聞きながら改良を重ねている途中。

センターであれこれ見せていただいてから、午後から内宮前の避難訓練にスタッフとともに行き、そこでもJINRIKI大活躍&注目の的だったそうです。





17日(土)鳥羽(避難→日和山方面・鳥羽国際方面)も18日(日)二見(避難→安土桃山文化村方面)も避難訓練時に見ることができますので興味のある方、見に来てください。

二見町一斉津波避難訓練の下見に行ってきました

2012-11-04 23:48:17 | バリアフリーツアーセンター
日曜日、お休みの日でしたが、千枝さんと18日(日)に控える二見町一斉津波避難訓練の下見に行ってきました。

災害があったとき、観光客が多くいそうなのは、二見の中でも旅館街や興玉神社のある茶屋地区。
そこから避難場所として指定されているのは
・二見小学校
・一里塚
・安土桃山文化村
3択です。
経路と現地のチェックをしながら、障がい者、高齢者が避難した場合をシュミレーション。

二見小学校は、最も海に近くて高さも十分ではない気がするので、見直した方がいいのでは…と思うのですが…。
一里塚は、うーん、微妙な高さですね。海抜10メートル。
 

 

もしも、ここで危ないとなった場合は、その先の伊勢二見鳥羽ラインに向かうトンネルを抜ければ、安土桃山文化村へ行くことは出来るが、トンネル結構長いです。



地震が来た後、余震もあるであろう中、このトンネルを駆け抜ける勇気があるか?
そもそも、トンネルは崩落していないか?崩落しそうでないか?コンクリート片が落ちてこないか?という不安満載です。

そして、おそらく二見地区では一番安全と思われる、安土桃山文化村。
トンネルを抜けないで、行く方向は三津地区を通っていきます。
JRの踏切を抜けて、三津の町中を…。



昔ながらのおうちもあって、塀の高いところも…。この塀って災害後は倒れていそう…。
電柱も倒れているかも…。

 

まともな道としては、通れないおそれがあります。
また、平坦な道を結構長い距離歩かなくてはいけないので、津波が来ると言われているところをこの道を行くのは、とても不安を感じるかも…。
また、安土桃山文化村へ向かっている方向には、五十鈴川があり、そこも津波が遡上してこないか?という心配があります。
そんなことを思いながら、下見。

念のため、今回の避難場所としては指定されてはいないけれど、音無山も散策。


音無山は、100メートルほどの山で、遊歩道も整備されています。
高さも相当高いです。



イノシシが鼻でフゴフゴした跡がたくさんありました
 

そして、ここから二見シーパラダイス方面である江地区、安土桃山文化村、三津地区など、いろんな方面へつながっていることが、子どもの頃から音無山を遊び場にしていたパートナー談で知っている。


この道が安土桃山文化村へ続くのかな?


こちらは、江につながるはず。




ので、ここが一番いいような気がするけれど…。
ただ、山が崩れるかもという心配があるんですよね。




でも、こうして逃げる場所をきちんと把握していて
・陸地に被害がなかった場合はこの経路で避難
・津波まで時間がない場合は、ここへ
・車いすの人が一緒の場合は、あそこへ
などと、いろんあパターンを考えておいて、いざということが来た場合は、すぐに身体が動くようにしておかないといけないですね。
なによりも、「迷う」ことが時間をとったり、誤った判断をしてしまうことになりそうですからね。


11月は防災訓練月間?11月一緒に逃げてくれる?方募集中! クッリク