HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

海遊び準備が着々と進んでいます ヒッポキャンプも入荷!!

2009-05-30 14:05:29 | アクティビティ
先日届いたランディーズに引き続き、「ヒッポキャンプ」も入荷!!
もちろん、またまた日本財団の助成金による購入です。

 
ドデカイ箱に入ってとどきました。とりあえず、自分が入れそうな箱に入ってみるのが癖


ジャジャーン。

なんと、おフランス製のアウトドア用車いすです。
デザインもGOOD。




しかも軽い。




乗り心地も気持ちイイ。





そしてなにより、これに求めていたものは
「自分で操作できるアウトドア用車いす」なのです。

ランディーズは介助が前提であり、もちろん、これが安心とおっしゃられる方もみえます。
センター専門員メンバーはどうも、自分で自分の好きなところへ行きたいという人も多く、今回の事業では、みんなの意見を尊重して、これは外せないなと…。



届いて、早速、またまたビル内(一番街内)を試乗。
フロアーのお土産物屋さんの従業員も「なになに?」と興味津々。


自分で操作できるところが、ポイントです。サイズはM。175㎝身長以下、130キロ以下対応

そして乗って一言
「これって、車いすの人が乗るだけじゃなくって、自分や子供たちにも乗せてあげたいわ」

そう、そこなのです。
●●の人専用という道具ではなく、みんなが使いたくなるような製品。
このヒッポキャンプにはありますよね。

いよいよ活躍を見せるときがやってくる、ランディーズとヒッポキャンプ。
ワクワクしてきました。

インフルで延期となった修学旅行生も秋の日程で決まり、まだまだ修学旅行で続々やってきています。その中でも障がい児が一人はいてたりするので、本当、これらを活用して欲しいものです。

不妊治療報告 再開しました

2009-05-29 23:55:02 | 不妊治療報告
昨年の秋に採卵し、顕微で授精した卵をずっと凍結していました。
精子も卵子もそれぞれ凍結は出来る技術をあるのは知っていましたが、授精させたものをさらに凍結して置けるなんて…。(精子にいたっては一度解凍されて、またまた凍結ですよ)
世の中怖すぎますね。

でも、そんな技術があるから、不妊治療ってできることですよね。
複雑な気持ちはありますが…、できる限りのことをしておきたいのが心情ってもの。

さて、ここ半年ぐらい凍結して置いておいた理由は。

私がこの冬、原因不明の蕁麻疹に悩まされて…。
あれは忘れもしない11月はじめのころ、「あれ?なんだか痒い…」と思ったら、その日からずーっと毎日痒いのです。

病院にも通い、薬を貰いましたが、薬飲めば治るけれど、飲み終えるとまた症状が…。
そんなこんなで、大きな病院に行き、数ヶ月かかりましたが春になる頃に治りました。
たぶん。もう症状は出ないはず。

やっと蕁麻疹もひいたのもつかの間、今度は原因不明の吐き気に長期悩まされた。
こればっかりは参ったよ。
「吐きそう」とトイレに駆け込むものなら誤解されてややこしいので、人前では隠していました。

この歳は結構体調崩しやすいのかもしれません。みなさんもお気をつけください。

ですので、その期間ARTのS先生とも相談して、不妊治療はしばしお休みしていました。

春になったら再開しましょうと。

で、5月になり再開!


授精卵が凍結してあるので、再開とは、受精卵を子宮に戻す「胚移植」からはじまります。

って、前説長くなりましたが、実は、この水曜日その「胚移植」を完了しました。
事後報告です。すみません。

胚移植というのはこれで2度目です。
一度目は2007年の7月、お木曳のころ。
そのときは、採卵して数日後、分裂したものスグ胚移植しましたが、結果は残念。

医学の進歩は日々変わっていくことが実感したのですが、今は上記のように分裂状態で移植はしないようですね。
今回は、「胚盤胞」といって、分裂からさらに進化した状態の受精卵を胚移植。
だから、着床率がいいらしい。

分からないけどね。

ということで、水曜日は、午前中、鳥羽高校の「観光とバリアフリー」授業をしていから、即松阪まで飛ばして、そのまま手術台へ…。

あ~、忙しい。

あ、その前に、技師さんによる本日の説明。

3つ凍結した一番いいレベルの卵(5日目で胚盤胞になったもの)を子宮に戻しますとのこと。

「ところで、3つの中で一番いいレベルと言いましたが、全体的に言ってこの卵のレベルは?」と我ながらすばらしい質問。

技師さん「全体からいくと中くらいです」って


前にも書いたけれど、麻酔もしないので、着替えたら、歩いてそのまま手術台へ。
2回目ということもあり、なんだか先生も看護師さんたちも作業に没頭。
まったくなにがどうなっているのか見えないから、ちょっと不安。

だけど、見えるのもちょっと怖い…。と思いながら先生と看護師さんのやり取りに聞き耳を立てる。

作業としては10分ほどで終了しました。

先に入れておいた管を通して受精卵を子宮に戻します。
看護師さん?技師さん?がゆっくり10を数えて、チューブを抜きます。
これはスグに抜くと、一緒に卵がついてくるからだそうです。

作業が終わったら手術台横にベッドがやってきて、そこへ転がるように移動。
起き上がってはダメなのです。
30分ほど、ベッドで休息して、注射して本日は終了。

本日の胚移植に関わる金額85,000円ナリ。

無事着床したかどうかは再来週の月曜日。それまでは注射と薬を定期的に。
ところで、結果発表の月曜日、実は私の誕生日なのです。
誕生日プレゼントが届くといいな。

どこでもチェア(車いすレンタル)交差点

2009-05-26 23:48:44 | ハサカル
どこでもチェアという車いすレンタルをツアーセンターがしているのはご存知かしら?

これらは点であった貸し出しを線にした、まさに観光客視点の車いすレンタルです。
なんと、2003年から始まっている事業ですので、たぶん(消極的)全国初めてのシステムだと思います。

当初はお金のない私たちに、鳥羽旅館事業協同組合さんがどどーんと車いすを購入し、それらをもとに鳥羽市がツアーセンターに事業委託して現在運営中。

車いすレンタルはこんな便利なサービスです

①鳥羽市内に貸し出し7ヶ所のステーション
②鳥羽旅館事業協同組合加盟旅館(32ヵ所)+ミキモト真珠島、鳥羽水族館への乗り捨てOK。
③鳥羽市に限らず、どこで使ってもらってOK。
④1泊2日や、2泊3日、旅行期間中の貸し出しOK。

そして、このレンタルを始めて6年になりますが、ここ数年前から「伊勢で借りて鳥羽で返したい」「鳥羽で借りて伊勢で返したい」というお客様の要望をよく聞きます。

そこで、実は、こっそり受けています。こっそりです。

伊勢での受け取り場所や返却場所はだいたいが

おはらいまちの「白鷹」さん、「岡野写真館」さん、そして宇治山田駅にある伊勢の「観光協会の案内所」さん。
いつも無理言って、こっそりステーションとしてお願いさせていただいております。
ありがとうございます。

でも、これられには、下準備が必要です。
受け取りたい場合は、実は私たち(スタッフ3名)が事前にそれぞれの行程にあった上記の場所へ車いすを届けに行くのです。

エサコラッサッサ…と。(笑)

ま、スタッフが伊勢方面在住ってこともあるかもしれませんが、大概が可能です。

時にはチェアーウォーカースタッフの野原も行きますので、チェアーウォーカーが貸し出しの車いすを自分の車に積み下ろししている姿は、不思議かもしれません。(見かけたら手伝ってね)

そんなことで、いきなり、今日、伊勢で車いすを借りたい!と言われても、無理です。

事前にお知らせしていただけなければなりません。
伊勢のこっそりステーションにもお願い(都合を聞かなくてはいけません)しなくてはいけないことですし…。
私たちのスケージュールの都合もあります。


(大きな声で)しかし、今年に入ってから、本当にこの需要が非常に多いのです。

当たり前ですよね、みなさん、伊勢志摩の観光は「鳥羽に行く」や「伊勢に行く」「志摩へ行く」ではなく、伊勢志摩広域で動いていますから。
その気持ちよ~く分かります。

そして、先週とうとう、こんな動きがありました

①20日(水)・21日(木)伊勢で借りて鳥羽で返す方のため、19日(火)伊勢へ車いすを持っていく
②23日(土)・24日(日)伊勢で借りて鳥羽で返す方のため、22日(金)伊勢へ車いすを持っていく
③23日(土)・24日(日)鳥羽で借りて伊勢で返したいというお客様のために、24日(日)夕方、伊勢へ車いすを回収しにいく。

事前に運んでおいた①のための車いすが鳥羽に戻ったかと思ったら、②のために再び伊勢に運び、やっと鳥羽に戻ってきたかとおもいきや、③により伊勢に持っていかれて、スタッフが回収しにいく。


まさに車いす交差点。
これが上手い具合に、伊勢に返したものが翌日誰かが伊勢で借りて鳥羽で返したいという風に行けばいいものですが、そんなわけにもいかず。

車いすを置きに行っても、置きに行っても、返って来て…というなんとも非効率な動きをしています。

ということで、今年は、このシステムを重点的に改革していく必要がありそうです。
行政管轄内での動きは、観光客起点ではありません。
いかにスムーズに観光していただき、気持ちよく帰路についていただくための必要なサービスなのです。

よりよいサービスをするためには、ある程度稼動し、お客さんの声を聞いていくからこそですね。

水陸両用車いす ランディーズが伊勢志摩で使えるよ!!

2009-05-23 15:17:53 | アクティビティ
いよいよです、いよいよですよ。
ツアーセンターは、バリフリーの情報収集発信だけではなく、観光地のバリアフリー化、そしてバリアフリーアクティビティとして、伊勢志摩に来れば何ができるのか?という、観光地選びで重要なポイントである「できる」にも率先してとりかかっております。

そのひとつでもある「海へのバリアフリー」!!
伊勢志摩といえば、「海」ですもんね。

昨年、鳥羽市社会福祉協議会と海島遊民くらぶのきくちゃんたちと菅島で磯体験をして以来、その実現へ急速に進んだ気がします。
というか、ハードが整うだけでなく、こういった仲間がいるから、一歩踏み出せたような…。

そんなわけで、昨年のイベントで「これはぜひ、やりたい!」と決心して手を挙げた日本財団さんの助成事業。
ランディーズ(水陸両用車いす)欲しさに、事業を企画して、なんと今年春に無事通りました!!

念願のランディーズ購入です。


そして、その間にもきっきと企画は進み、またまた今年に鳥羽市社会福祉協議会と海島遊民くらぶの協働で、何度か、海でこのランディーズを使った「あそび」を企画します。

6月に地元の障がい者と、子供たちを対照としたもの。
そして8月末には広く声をかけて参加者を募る予定。

ランディーズだけでなく、海島遊民くらぶはクリアカヌーという海の中が見えるカヌーを購入したのです。それらあわせて協働イベントになるのです。


これがクリアカヌーです。恥ずかしいくらい透明です。こちらは海島遊民くらぶが購入。

今からワクワクしますね~。

そして、早速ランディーズ購入!!
これで、伊勢志摩の海どこでも使えるようになるかな?
どのように貸し出しをしてくはこの一年間で、試していきながら、考えて行きます。(海水浴場でも使用許可をいただかないといけません)

 
ランディーズはこのように運ばれてきました。


さて、今週始め、早速届いたランディーズを組み立て、保管場所へ運び入れ…。

  
珍しく?真剣な顔つきな二人です。
   

組み立てはそんなに難しくはないのですが、ちょっと四苦八苦。
組みて終わったら、館内を歩いてみた。

 
野原さん、移乗!!落ちました。この後、丸いすを間にはさんでの移乗。タイヤが大きくて近寄れないのが問題かな?


チェアーウォーカースタッフの野原さんにも乗ってもらったら、以外にも乗降が以前の大きなランディーズよりもかなり難しくなっていました。
これは考えないといけませんね。

 
館内を散歩します。土産物屋さんの間をすり抜けるランディーズ。


試乗が終わってから、センターにこの大きなランディーズを置いておく場所がないため保管場所へ移動。

保管場所まで自慢げに見せびらかして街中を歩きながら運びました。(途中で記念撮影したり)

 
海をバックに記念撮影です。


ちょっと注目です。

これで、海水浴、地引き網、磯体験、などなど伊勢志摩の海をさらに、さらに満喫できる人たちが増えるかと思うと…。
胸が熱くなります。

4~5年ぐらい前でしょうか?修学旅行の車いすの女の子が、友達と一緒に地引き網体験がしたいと言って、志摩市所有のランディーズを使ってもらったことがありました。その時のお礼の手紙が思いだされます。

 
ブレーキが結構工夫されています


伊勢志摩の中心で「ランディーズ買ったよぉ~」って大声で叫びたいぐらいです。
叫んでいいですか?

さて、そのランディーズ、今回日本財団さんへ申請した事業の中にも入っている「肢体不自由な修学旅行生たちに使用してもらって、ヒアリングを行う」というもの…。

早速、今月6月22日(金)と28日(木)に障害児のいる小学校の修学旅行受け入れを「海島遊民くらぶ」さんから聞いておりまして、このランディーズ初のお仕事だったの、ですが…


伊勢志摩に来る修学旅行生は大半が関西圏。




そう、あの今、渦中の大阪からの小学生でした…、


今週明けにして、今週いっぱい学校閉鎖…でしたよね?

の最中、修学旅行行けないですよね…。

ごもっともです。

とりあえず、現在22日(金)の学校は「延期」という判断。
このまま長引けば、「中止」もありえるそうで…。
28日(木)の学校も大阪圏。

こちらも今後の様子見でもしかすると…という現実にふりまわされております。


使われるのを保管所で待っています。


ランディーズの体験のことはもとより、伊勢志摩の観光経済に大打撃です。

ランディーズ届いて喜んだのもつかの間のこの社会情勢に、歯がゆい思いをして
おります。

みんなで田植え

2009-05-17 22:13:16 | プライベート
以前このブログでも、今年から田んぼを真剣にしようと思う。とお話したと思いますが、この間4月29日(祝)みんなで田植えをしました。


昔は、後ろ向きに進んで植えていくように教えられたけど…


大きな田んぼ(1反5畝)は、それより前に、父と姉が機械で植えましたが、小さな田んぼ(2畝)に関しては、去年もそうでしたが、「田植えしてみたい!」というお友達を呼んでの作業です。
というか、ちょっとイベント的。


みんな真剣です。ひと苗ひと苗丁寧に植えていきます。



甥っ子も友人を連れてきました。甥っ子は小さい頃からずっと手伝っているので、もうプロですね。


昨年はセーラビリティ伊勢の仲間で行いましたが、今年は、セーラビリティメンバー+やはり「田植えしてみたい!」という友人たち。

いやはや、自分が中学のころ、イヤでイヤでたまらなかった農作業が最近「やってみたい」という人たちが出てくるなって、その頃思ってもみなかったな~。
農業って、最近若い人からも人気ということをチラリと聞きますが、本当、昔のことから考える、そんな時代が来るなんて想像もつきませんでしたよ。


専門員でもあるO川氏家族も…。最年少の子供たちを連れてきてくれました。大はしゃぎな子供たち。あの~お尻まで浸かっていますが…。水牛みたいよ。


でも、私も大人になってから、その大切さを感じております。

さて、田植え当日、朝の9:00から2時間あまりで出来てしまう作業なのですが、子供たちもきて、大騒ぎの楽しい田植えでした。
集った人たちは18名も!!


全員集合!!

2畝という狭い田んぼなので、もちろん、全て手植えです。
紐で印をつけて、それらに沿って、一人3列ずつ植えていきます。
今年は、人が多いので、私も姉も作業しなくてもいい?感じ。


田植えは参加者に任せて、姉はこんな作業も…。田んぼに入ってくる水が冷たいので、田んぼのなかに水路を作って徐々に温まった水が苗にいきわたるように。


だから、みんなに指示をしていく役割です。


こちらは応援隊


昨年は、翌日になったら、苗が浮いていた(きちんと植えられていなかった)ので、「明日、苗が浮いていることがないように、しっかり植えてね~」などと、みんなにプレッシャー。


時間が経つと慣れてきました



親子とで楽しく参加です。子供たちは遊び間隔で…。その方が続きますよね。

しかし、泥まみれになるのってみんな嫌がるのでは?と思っていましたが、そんなことありません。
特に子供たち、大はしゃぎで、すごかったです。
こんな初体験って、どんな風に覚えているのかな?


田植えが終わったら、周辺で生き物探し。いろんな虫やら生き物がいました。子供たちはすぐにうちとけあっていました


子供たちは田んぼに住む生き物に夢中です。女の子は土手でシロツメグサの花で花輪づくり。

さて、これからは草抜きや水の管理。
みんなには、稲刈りにはまたまた頑張ってもらわねばなりません。(田植えよりも稲刈りが大変)


みんな腰、痛めないようにね


時期は8月後半。
参加してみたい!という方は、声をかけてくださいね~。


まっすぐ植えられたかな?田植え終了後、大人2名はそのまま自転車で走りにいきました。元気だ。

マンスリージャズライブ復活!!&二見の浜千代館がバリアフリーへ一歩

2009-05-16 11:29:27 | 宿泊施設
またまたブログを滞らせておりました。ごめんなさい。
春の大きなイベント、「志摩ロードパーティ」と「駅ボラ」も終わり、現在はセンターは次年度の準備と、今年度の締めに入っています。

またまた忙しくなる時期ですが、徐々に更新していきますので、気長にお待ちください。

今日は、1ヵ月も前の話ですが、次回(来週)のために今書きますね。

このブログでも何度も登場する地元二見の浜千代館若女将によるジャズライブ。
ここ数ヶ月ロビー改装でライブもお休みしていましたが、4月にガラリと変わったロビーで再スタート!!





行ってきました。4月25日(土)のお話ですが…。

ロビーはとても広くなって、なんとグランドピアノがどどーんとありました。
今までは、「ロビーでライブしています」っていう雰囲気でしたが、今回の改装は、まさにライブするために改装したロビーです。



全然違いますよね。
でも、今までの雰囲気もちゃんと残っています。
例えば、アイテム(おじいさんの時計やおばあさんのタンス)であったり…。
その空間はただのロビーではありません。

ちょっと、バーでもしたら飲みにこようかな?って思うような落ち着きそうな雰囲気。
いいですよね~。

そしてなによりも、なんと、なんと!!
この改装を機に、スロープをつけてくれて、バリアフリーに!!



今まではパートナーと行くと、仲間たちにヨイショっと車いすごとあげてもらっていましたが、今後はその手間は取らせません。

きちーんとスロープがあって、角度もバッチリで、スムーズにロビーへと行けるのです。



実は、改装中にチョロリとバリアフリーアドバイスもしてきました。(ちゃっかり)



当初の図面は少し急だったので、スロープも緩やかにしてくれたり、降りた先のスペースのことなどもきちんと意見を取り入れていただき、感激ものです。

浜千代館はエレベーターはありませんが、1階にも客室と貸切風呂もあります。
車いす対応のトイレがあれば、もうバッチリ。
車いすの方で立てる方、洋式トイレだけでいいという方には泊まれることでしょう。
またバリアフリー調査もさせていただかなきゃ。



パートナーもホクホク笑顔ですよ。

そんなわけで、チェアーウォーカー友人などもまたライブに誘ってみようと思うのでした。

やはり、通うということは大切ですね。

肝心のライブですが、もちろん、数ヶ月間のみはるさんの歌声禁断症状がほぐされるようにまったりとした時間を過ごさせていただきました。



ゲストもあり、トークも衰えず、ますますこれからが楽しみになりました。



さて、さて、次回のライブですが、5月23日(土)20:30からです。(演奏は20:00ごろからでボーカルが入るのが20:30からです)今月、というか来週ですよ。

お時間ある方はぜひ足を運んでみてくださいね。

志摩ロードパーティ2009 10キロ視覚障害者参加の活躍(写真追加)

2009-05-10 02:03:11 | アクティビティ
昨年に引き続き、10キロマラソンのコースに視覚障害者(弱視)のOさんが参加しました。
昨年は受け入れ側(私たち)も初めてのことに、どうすればいい?伴走者はどうやって選んだら?などと、戸惑ったものですが、今年はスムーズに。

伴走を3名つけましたが、そのうち2名は昨年も同じOさんを伴走してくれた方。

伴走者から、今年もOさんが参加するなら、伴走するから教えてというぐらい、もう専属です。
ありがたい申し出です。



だって、10キロ普通に走るのでも大変なのに、自分の記録にならないのに、人の伴走するわけですから。
しかもペースはランナーにあわせ、その上ランナーにコースのお知らせをその都度していかなければなりません。これまた大変なことだと思います。
10キロ走れても、伴走となると、なかなかお願いできる方はおりませんよね。

さてさて、今年もスタートを見送り、ゴールを待っていました。

スタートは皆さん余裕で、カメラを構える私に気づいてくれました。
なんだか楽しそうな出発です。




10キロコースOさんは1時間7分台でゴール




昨年はゴールで待っていたら、とても辛そうな感じでしたが、今年はまだ余力がある感じでのゴールでした。
Oさんは言います。




志摩ロードパーティはアップダウンがあってとても大変だけど、ボランティアの方が横で応援してくれるから、自分はゴールできるんだと。
とても励みにもなるようです。


Oさん、「来年はハーフに挑戦するぞ!」と…。

伴走ボランティアに、「Oさんあんなこと言ってますが…?」と、聞いたら。

「そりゃ、ハーフでも伴走せなあかんやろ~」と笑いながら話していました。

もうすっかり、息はあっているようです。
来年も楽しみですね。

志摩ロードパーティ2009 10キロウォーキングのエピソード(写真追加)

2009-05-08 23:45:47 | アクティビティ
志摩ロードパーティはいろんな種目がありまして…
その中のひとつである10キロウォーキングには、視覚障害者の方々多く参加されました。
もちろん、サポートボランティアを一緒に歩きます。


的矢大橋の上、気持ちよさそうです


10キロも歩く…なんてこと、私には出来ないわ。
でも、このコース視覚障害者のみなさんは毎年のように参加しています。

10キロウォーキングのコースは、なんと離島に渡るルートになっています。
渡鹿野(わたかの)島という島に渡り、島を一周して、また船で戻ってくるのです。

志摩だからできるコースですよね。
自然一杯のコースは、人気な理由はなんとなく分かります。


出発前には、ガイドするサポートボランティアに簡単な講習も行います


さて、そんなウォーキングコースにて、笑わずにはいられない(当事者の方ごめんね)ハプニングに遭遇した話を聞きました。
コースから帰ってきたボランティアに聞いた話です。

10キロウォーキングは、帰り道、ハーフマラソンのコースと重なるところがあります。
そこでの出来事。

コース上にもがき苦しみ、七転八倒している人をウォーキングの方が見つけました。
視覚障害者ですから、見つけたのはサポートして歩いているボランティアの方でしょう。

どうもその苦しむ選手は筋肉がパンパンに張って、もう走れない状態で苦しんでいたようです。

そこで、見るに見かねたウォーキング参加の視覚障障害者の方が

シャキーン

取り出したるものは…



  


そう、七転八倒していた彼は運よく、ウォーキング参加者の中でも「鍼灸師である視覚障害者」に出会ったのです。

もちろん、針は消毒されています。(というより、なぜ持ち歩いているの?Oさん…)

苦しむランナーの足を触りながら、ツボへ次々針を刺していく、しばしして筋肉の腫れもひき、歩けるようになった彼は、お礼を言って、ゴールを目指していったそうです。


いい話ですよね、笑えるけど…。
でも、ランナーもまさか、コースで鍼灸師に出会えるとは思わなかったでしょうね。


兵庫県から参加のIさん。盲導犬のウィリーも一緒です。

無事ゴールで来たのかしら?

志摩ロードパーティ2009 バリアフリーパーティラン スタート(写真追加)

2009-05-07 23:09:26 | アクティビティ
駅ボラが終わって、過去の話へ戻りま~す。
志摩ロードパーティ、まだスタートしていませんでしたよね?

ごめんなさい。
お待たせしました。
バリアフリーパーティラン11:20分にみんな元気よくスタートしましたっ!!




うわぉ~ってぐらいスパートかけて走っていたのは…。


大阪からのTくん、ランナーサポートボランティアの方が大変そう。

そのままトップを持続してゴールしていましたけど…。
すごい早さでしたよ。
ボランティアのみんなもとても楽しそうでした。

 

さて、実は私、スタートとゴールしか見ていません。
スタートゴールで待機するのが仕事だったので。

後に、チェアーウォーカーKくんの車いすに取り付けたビデオを見たり、ボランティアたちに頼んだ写真などでコース上を走るみんなの姿を見ました。



その映像や写真を見ていたら、本当コース上に立ちたかったよ~。
悔しいぃ~




すごくみんな、いい笑顔で走っているのです。
的矢大橋の上の青空の下、みんな楽しそうなのです。



 



でもって、ゴールで見ていても、みんな笑顔なんです。



みんな、それぞれのとびっきりの笑顔なんです。
カメラのファインダーを覗きながら、涙でピントが…あわせられない。

  


バリアフリーコースの目的でもある「達成感」、みんな味わってるって実感しました。
みんなの顔を見れば分かりますよね。

そして時間はオーバーしたものの、全員無事最後までゴールすることができました。

 

 



<<オマケ>>
 
森脇健児は10キロを走っていました。Tちゃんの取材シーン


オールスポーツコミュニティではプロのカメラマンが撮影した写真購入できるよ。(期限があります)
バリアフリーパーティランもいっぱい出ています。探してみてね。
いい笑顔で走っていますよ~。見るだけは無料(笑)
  ↓
http://allsports.jp/event/00011117.html

 
こんな風に撮影していたのですね。撮影ポイントがいくつかったようです。

GW駅ボラ最終日は雨…4日間を終えて、進化する駅ボラを実感(もちろん長文)

2009-05-06 12:21:59 | 伊勢志摩観光情報
とうとう4日目がきました。
最終日です。


毎日洗濯して、パシッとした気持ちで駅ボラに向かいます


朝起きたら雨。
やっぱり…、天気予報は当たらなくていいときに当たります。
瞬時に、今日の準備どんな需要が想定されるか頭の中を駆け巡る。
駆け巡りながら出勤…。

そんな出勤途中、片側一車線の追い越し車線がないところで(一応国道)延々30キロで走る県外ナンバー車の後ろに付いてしまった。
これが渋滞の始まりなのだろうか…。(泣)
まあ、そんな慎重に走らなければ不安な道(道路事情というより、案内看板かな?)であるということを考えると、観光地としてもっと分かりやすい道を作らなくてはいけないことだと考えさせられる。

さて、本日のボランティアは午前午後でトータル11名
駅ボラを数回こなしてきて思いますが、10人前後が一番ちょうどいい人数のようです。

しかも、今日はツアーセンターがまだヨチヨチ歩きのとき、鳥羽市に出向で来ていて、幸か不幸かツアーセンター担当にさせられていた県職員SくんNPOについての修士論文も書いてくれた)も来てくれました。


まさに、数年前鳥羽の荒波にもまれた県庁の星です。


出向時代の4年前、国交省の委託事業でツアーセンターが受けた駅ボラ活動の第一回目のときにお手伝いしてくれていのたで、ベテランです。
少しずつ、思い出しながら活動してもらいました。
ありがとうございます。
久々に会えたのも嬉しかったですよ。

ということで、本日もベテラン揃い。
コーディネーターとしても余裕が出てきます。
ですが、本日は最終日にして雨…。
トラブルもあるかもしれません、気を引き締めていきましょう。


鳥羽住民の底力。みなさん案内もお手の物。


セッティングして、活動開始。
雨が降っているので、案内所前はどうかな?と思っていましたが、雨が降っているからこそ、かなりの需要がありました。
まず、みなさん必然的に屋根のあるベンチ周辺にやってきます。
それに、駅に着いて初めて雨を認識するのもこの案内所前だったります。
その次点で、みなさんの予定が…、「あ、どうしよう」と思考回路が止まってしまうわけです。


頼もしい背中です。観光客のご夫婦は真剣に案内を聞いてくださっています。


そこへ案内のボランティアがあると

「ミキモト、鳥羽水族館までどれくらいあるの?バスは?」
「傘の売っているところは?」
「雨が降っていても行ける観光施設は?」
「雨降っているから、チェックインしたい、送迎バスは?」

と、晴れのときなら、自分たちで調べたり、考えたりできることも、すっかり頼られることも多いのです。

だからかなりの大忙しです。

駅ボラって観光客の数の問題じゃないなと実感したときであります。
雨の日こそ、サポートすることって多いんじゃないかな?
求められているんじゃないかな?


(左)駅のコンコース (右)バスセンター


また、雨が降っているわりに、ベビーカーや車いすの貸し出しも多かったです。
ベビーカー貸し出しで、お客様に聞かれた「ベビーカーのレインカバー」(最近よく見かけますよね?ベビーカーがすっぽり入るカバー)ってないですか?
そこまで用意していないので、代用できるようなものを準備しましたが、本体を貸したらOKではなく、これからそんなことも考えないといけないですよね?
意外と安そうなので、駅ボラ予算で申請してみよかな?

また、車いすの貸し出しも今日で3台ありました。
その中で91歳のおばあさま、とても91には見えない若々しさに、みんなでびっくり。
外に出るということが若々しさを保てているのかもしれません。

朝から見えた車いすをレンタルされたか方も、とても上品な親子で、なんと青森県からみえたという。
遠いです。
私たちもなかなか行けない地でもあります。
そんな方と出会えるのも、観光地の特権かな?
地元にいながらにして、いろんな土地の話を聞けるのってちょっと嬉しい特権です。

なんでも横浜にお住まいのお孫さんたちと、こちらで落ち合い観光されて、本日は親子だけで観光して、セントレアから飛行機で帰るという。
セントレアへのスムーズな経路を調べてご案内して、帰りの電車の時間を決めて、鳥羽湾めぐりへ行くということで、乗り場までご案内。
歩きながら青森のことオハナシきかせてもらったり、とても楽しかったです。
そのなかでひとつ
帰り雨が酷かったら迎えに行きますよと、いう話をしていたとき。

 
Yさん親子をご案内。無事青森まで帰られたかしら?


おばあさまが「何かをカクマキみたいにしていくよ」と。
介助していた私たち「カクマキ????」固まってしまいました。
何かと説明を聞くと、雪が降ったときに使う雪避けの防寒具らしいです。
goo辞書参照↓
http://ext.dictionary.goo.ne.jp/leaf/jn/%A4%AB%A4%AF%A4%DE%A4%AD/m0b1r0e/

雪の降らない伊勢志摩では初耳。勉強になりました。
あ、今ではあまり使う人も少ないようですけどね。
船乗り場で一旦別れを告げて、さらに駅ボラ活動へ。
帰りの電車の時間に車いすを返却していただき、またお会いしました。


雨が降っていることもあり、バスでの移動を望む人がいます。
CANばすは鳥羽水族館方面がこの時期はストップしてしまうのでお勧めできません。
路線バスも行くのは行くのですが…、渋滞ですから…。
電車でひと駅、中之郷まで行けば、目の前だとお勧めしています。


車いす利用者の方々も。どこかの施設の方々だったかな?


天気や道路状況によって案内も臨機応変にしなくていけません。

また、バスで海の博物館まで行くための時間や料金の問合せもありました。
私たちとしてもお勧めな博物館のひとつでもあります。
もう少し公共交通機関が充実しているといんだけど…。電車で来る人には難しいですよね。

荷物預かりも、相変らず大繁盛です。
みさきパールさんところにも何件かご案内しましたが、お店にまで荷物が溢れていました。
荷物預かりの業務が増えてしまうので、申し訳ないな…と思うぐらい。
有料でしていただけると、いいのですけど難しいかな?
午前中であと、10個ぐらいしか荷物預かりスペースがないと連絡がありました。
また、あまりのたくさんの荷物に、引き取りに来たときに、探すことからはじめないといけないので、少し待って頂くことになります。
ですので、電車の時間を考えて、少し余裕を持って、荷物を取りに来てくださいというお知らせも入りました。
ごもっともです、そのあたり、お客さんもぜひ、心得てください。
こちらの荷物預かり、駅ボラ期間中でなくても行っていますので、鳥羽にお越しの際にはご利用ください。
JR側の2階にあります。


ゴールデンウィーク中の昼食場所はどこもこんな感じ。待つことは必須です。


昼食後、案内所前の様子を見に行きました。(寒かった…)
午前に行っていたボランティアに聞いてはおりましたが、本当に需要が多いです。
特に、送迎バスの時間になると、自分たちの乗る送迎バスがどれなのか?何時に来るのか?ということの質問攻め。

 
送迎バスはこんな感じにずらーっと並びます。案内所前のブースも大忙しです。


バスを見落としてしまっているお客さんもいるので、待っているお客さんに声をかけていかなくてはいけません。
見落として出発しそうになったバスを呼び止めて、お客さまを乗せることもありました。

また、旅館の場所によっては、渋滞に巻き込まれて、予定通りに来れない送迎も…。



お客さんが不安になっていたので、渋滞しているので、もう少ししたら到着しますので…とフォローも。
ウワサによると、鳥羽二見ラインを超えてからのK’ステージ(パチンコ屋さん)から鳥羽水族館までずっと連なっていたそうです。

 
駅前から戸田家方面を見てもどこまで渋滞しているかヨクワカラナイ。佐田浜駐車場も満車状態。


この状態だったら、鳥羽水族館までもちろん、歩いた方が早いです。


距離にしてみれば、ざくっと5キロぐらいでしょうか?
しかも、水族館や臨時駐車場は満車というから、駐車場空き待ちだとすると、本当にちょっとずつしか進みません。
恐ろしいです状況です。
臨時駐車場の状況報告がてら、またまた水族館の社長さんが様子を見に来てくれました。
いつもありがとうございます。

雨が降っていて荷物持って、お子さんもだっこしてというご家族などには、バスに乗るところまで傘を差したりなどのお手伝いも…。
ちょっとしたことですが、大変喜ばれました。


今回ほぼ来てくれた千枝さんの旦那様Hさん、今日は筆談の活躍跡が…。ありがとうございます。


チェックイン時間帯に入る送迎バス乗り場は本当にバタバタ。
そんな中、戸田家さんの転手さんが他の旅館のバスに乗るお客さんの傘を差してあげたりして、なんだかほほえましい、鳥羽のいいところの光景もみさせていただきました。

ゴールデンウィーク駅ボラはそんな雨の中幕を閉じました。

ボランティアのみなさんの慣れもあり、トラブルもなくスムーズに案内をすることができました。
本当にボランティア参加のみなさん、お疲れ様でした。
貴重な長期休暇をこうして地元のために活躍していただき、ありがとうございました。
対応していたいた客様たちはきっと、鳥羽の印象を良くして帰っていただいたことと思います。


そして、今回最大の進化は、観光施設、お店の方々に「駅ボラ活動」への理解が増えたこと。

 
駅ボラの宣伝もしてみました。お盆もあります。


昨年まで課題であったこと(荷物預かり、ベビーカー不足など)の解決が地元観光施設やお店、住民たちの手によって、解消されつつあるということが、事例です。
本当に、みんなにハグしてまわりたいぐらい(笑)、嬉しいことですよ。
おかげで、ボランティアの方たちのストレスだった「対応できなくてごめんなさい」というお客様へのお断りをしなくてもよく、堂々と活動できたと思います。



本当に、お店、観光施設の皆様、住民の方々ありがとうございました。心から感謝いたします。

前回より、今回、今回より次回…。
こうして少しずつですが、駅ボラエキスパートになるとともに、周りのサービスやそして、今まで気づかなかった課題も浮き彫りとなって、それらが解決していく様は、本当に胸が熱くなります。


駅ボラ最終日、帰り道、駅コンコースを通ったとき駅ボラブースの跡を眺めながら、5年後、10年後の駅ボラの情景をちょっと想像してみたりしてみました。

見えるような気がします。
あるような気がします。



さて、次はお盆です。

8月のお盆の時期、自分もボランティアに参加してみたいと思われた方はぜひ、6月下旬~7月になったら、鳥羽の広報やツアーセンターのホームページのチェックをよろしくお願いいたします。
観光施設やお店の方々も、近くなりましたらお盆の時期の情報提供をよろしくお願いいたします。

本日のレンタル実績
ベビーカー 6台
車いす   3台


18:20分ごろの高速道路状況。お車の方お気をつけて