HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

鳥羽高校授業のBFIGで考える

2007-09-19 21:37:19 | 講演・視察
9月12日(水)は、鳥羽高校授業の日。
先週水曜日で行った疑似体験をもとに、みんなでBFIG(バリアフリーイマジネーションゲーム)です。



これらはDIGという災害時の図上演習(三重県発)をもとに、それらをバリアフリーバージョンにアレンジし、ツアーセンターが作ったワークショップ

疑似体験したときに感じたバリアは出てくるのですが、それらを解消するための手段、しかもお金をかけずに…となると、みなさん手が止まってしまいます。

でも、そんな中でもいろいろ出てくるし、発表も恥ずかしがらずにどんどん進んだのはうれしかったな。

 

 


こういったワークショップ、学生時代からとても大切ですね。
私たちの学生時代もなかったね、こんな授業。
常に、先生対生徒だった。
1対大勢。

みんなの前で自分の考えを伝えるということ。
伝えることの難しさ、それらの説明など、日本人には少ないようです。

現在も海外生活をしている友人が10年ほど前、初めてカナダに留学したとき、その悔しさを切々と語ってくれたことがあります。

言葉はしゃべれる、相手の言っていることも理解もできる。
でも、自分の考えが、想いが伝えられない

実は、コミュニケーションとは「言葉」の問題ではなく、「自分の考え」を持っているかどうか?ということが一番重要なのかもしれません。
だって、言葉が通じなくても、趣味を通して、コミュニケーションが図れたりもしますもんね。

松阪市役所職員研修講演

2007-09-15 13:23:29 | 講演・視察
昨年も頼まれました松阪市役所の職員向けに人権研修講演
前は、午前と午後の2回講演でしたが、今年は午後のみ。
約160名の職員の皆さんに9月10日(月)お話しに行ってきました。

人権研修と言っても、私はあまり人権を意識したいことはないんですけどね。
どちらかというと、やはり話は観光に流れてしまいますね。
松阪も観光地であり、伊勢志摩にいらっしゃる観光客も松阪でお肉を食べたいという方もいらっしゃるので、もっと広域に考えれば、松阪の観光情報も伊勢志摩とリンクしていかなければならないのかもしれませんね。

もちろん、ちゃんと、バリアフリーとは!とパーソナルバリフリー基準の心を伝え、私の経験を踏まえた話を1時間30分なり。

講演ではいつもパワーポイントを使います。
私のパソコンはバッテリーが6時間持つので大丈夫!

というか、いつも講演はパソコンだけを持って行っていました(アダプタはなし)。
今日も始まる前に、担当の方に、アダプタは大丈夫ですか?と聞かれ
「大丈夫、大丈夫、いつもこれでやっているし、余裕で持ちますから」と。

そう、今までは余裕で持っていました。
が、この日やってしまいました。

後半話が80%終わりかけた頃、バッテリー切れです。
とほほ。
やっちゃったよ。

パワーポイント的には2~3ページぐらい残っていただけなので、後は私の話術でフォローしましたが、うむ、これからはアダプタも持参せねばならぬか…。
バッテリーの寿命なのかな?

鳥羽高校の夏休み明け授業

2007-09-11 22:50:32 | 講演・視察
長い、長い夏休みが終わってすぐ。
鳥羽高校の授業が始まりました。
まだまだみんなの身体が勉強に付いていけない時期だろうが、いきなり疑似体験です。


準備体操です


1学期の基礎を思い起こしてもらいながら、このあと続くBFIG(バリアフリーイマジネーションゲーム)のために、まずは、役になりきることから。




①鳥羽高校を受験しようと考えているチェアーウォーカー中学生
②孫の忘れ物を届けに来た、おじいちゃん(おばあちゃん)。実は、孫の学校を見てみたかったので、忘れ物にかこつけて、やってきた。

おじいちゃん手をつないでもらっています

③恩師に挨拶に来た、鳥羽高校卒業生の妊婦

というパターンでやってもらいました。
もちろん、①②③とも一緒に付く人がいますが、それらも親であったり本来このパターンの人にどんな人がついてくるか?を想定した役。

役者になりきり、間違って違う教室に入っていこうとするおじいさんがいたり、なかなか面白かったです。
来週は班に分かれて、BFIGですよ~。

 
おじいちゃん事務所で記帳をしますが、枠内に書くのに四苦八苦
おばあちゃんは、職員室前で孫の担任の先生の席をチェック。だけど、貼ってある位置や字が小さくて見にくいな~

0425:ゲストを迎えての授業

2007-05-01 10:21:39 | 講演・視察
鳥羽高校の「観光とバリアフリー」の2回目の授業です。
前回の授業から少し生徒のことが分かってきたので、なんだか会うのが楽しみに思えてきています。

今日の授業は、急遽思いつき授業ですが、たまたまNHKの福祉番組ディレクター、しかもチェアーウォーカーが伊勢志摩に来ているということで、私っては、初対面のディレクターをゲストにしてしまいました。
T氏にムリ言って、朝早くから地元高校に一緒に行ってもらうことに。

そこで、福祉番組がどんなものであるか?福祉の情報を発信することにどんなところを気をつけているか?などを語ってもらいました。



自分の高校時代を思い出してみてください。
マスコミの人(しかも全国区)の方にお会いするなんてこと、ありえなかったです。こんな地方では特に。
芸能人の話なんて興味のある分野じゃないかな?

と、思ったら、案の定テレビの番組を作っているということに大変興味持ってくれました。
チェアーウォーカーの直接的な話もあってか、「福祉っていうイメージが少し変わった」という意見もありました。

みんなの感想を最後にまとめて発表してもらったけど、いつもより少し活発に話してくれたような気がしました。

それから、本日はインターネットをつなげるために、天井に近い位置に備えられたジャックにLANを繋げなくてはいけなかったのですが、私も担当の鴨沢先生も背が低く、教室の机の上にさらに椅子を置いて、その上に上らなくては届かなかったのですが、ジャックを外すとき、生徒で一番背の高そうな男の子を呼んで、手伝ってもらいました。
その子だったら、机に上るだけで届くのです。

「先生、これくらいなら、いつでも頼んで!」

と頼もしい言葉もいただきました。
ありがとうね。
その精神がバリアフリーにつながっていくんだって気づいてくれているかな?

0303:宮崎市で講演

2007-03-03 23:57:32 | 講演・視察
昨日に引き続き、宮崎です。
今日は本番、講演の日。
午後から会場は宮崎公立大学です。

私の1時間の講演の後、副理事長であるパートナーの講演が20分。(少々オーバー)
私は、いつものセンターの活動紹介から活動を経て得られたものや、新たな課題など…1時間ではしゃべりきれないぐらい。なんとか5分近くオーバー気味で終了。


パートナーは、やはり、当事者としての声が皆さんには新鮮だったようで、真剣に聞いてくださっていました。

その後、質問コーナーが10分設けられたのですが、どんどん出てくる質問に、時間がこれまたオーバー。

その後、市職員でもあり、バリアフリー検討委員(言いだしっぺ)の岩浦さんの事例報告後、パネルディスカッション。
なかなか宮崎市の取り組みも興味深いものがありましたよ。

講演はみなさん反応は上々で、委員のみなさんも「手ごたえがあった」と喜んでいただきました。
宮崎市のこれからが楽しみです。

0216:伊勢中央ロータリー講演

2007-02-18 12:38:16 | 講演・視察
伊勢中央ロータリーに講演を頼まれていて、行ってきました。
会場は伊勢国際ホテル。



みなさん、市内周辺でご活躍されいていらっしゃる立派な方ばかり…。の前で講演ってかなり緊張します。
しかもほぼ全員「男性」です。
人数は50名ほど。

何年か前も頼まれて別のロータリーで講演をしたことありますが、この会合いつも出席率90%なんですって。
しかも毎週行っているらしい。
なぜにこのように高出席率なのかというと、毎回お昼に集まっているのです。
そう、お昼を食べながらの定例会


お昼ごはんってみなさん食べますよね?だからどうせ食べるのなら集まって、会合して…というなんとも、うまい集め方です。
理にかなっています。

で、私も一緒に昼食をいただいてから(ご馳走様です)、30分の講演。
私にとって、30分はかなりタイトで厳しい講演です。
だからがんばって、集約してオハナシしました。

伊勢のこと、観光のこと、神宮のこと、まつりのこと、そして楽しむこと。

みなさん、とても真剣に聞いてくだっさって、こちらも熱く、熱く語ってしまいました。

ところで、これ本日配られていたロータリーの本。
実は、ユニバーサルデザインなのですよね。
下の写真は一冊の冊子です。
ホラ、右から読んでも、左から読んでも読めちゃうの。
 
  

0209:志摩市立立神小学校講演

2007-02-09 14:58:51 | 講演・視察
昼から、志摩市の立神小学校へ講演に行きました。
本日は、小学校の授業参観日で、その参観日が終わってから、体育館で児童とその親たちが私の話を聞いてくれることになっています。

ってことは…。
小学校1年生から6年生全校児童&親御さんです。
ひょえ~。大変!!

何が大変って、小学校1年生から親までが聞いてくれる内容にしないといけないのです。
時間は1時間弱。

しかもその中には、直接依頼してきた友人親子もいるわけで、ちょっと恥ずかしいです。

到着してパワーポイント(しゃべってばかりでは子供飽きますから)のセッティングなどいろいろお世話してくれた先生が、実はパートナーの小学校時代を知っている先生だったり、ビックリでした。

元気な児童たち総勢100人が集まり、がんばりましたHASSY局長。


子供たちを飽きさせないように、S君からもらったコンパクトな車イスを持参で、こんな車イスもあるよ~とかね。

あと、マジックハンドを持っていて、コレ何に使うか分かる~とかね。(床に落ちたものを拾います)

あと、やっぱり食いついたのは、恋愛から始まったバリアフリー活動
もうじきバレンタインデーも近いことだし、みんなに「好きな子おる~?」って聞いたら、みんな元気よく返事してくれました。
でもって、「好きな子が出来たらどうする?」って聞いたらさ~、元気よく「結婚したい~!!」って小学校低学年ぐらいの子が答えてくれました。

そこ、そこなんだよね~。

その気持ちが自分を動かすわけで…、ってセンターが出来た経緯を話しました。
みんな「へぇ~」「うそ~」「ほんとうぅ~?」とか結構楽しんで聞いてくれたようでした。
よかった、よかった、気合入れていった甲斐がありました。

この間もね、高校生に講演したときに、ちょっと失敗だったな~って反省点いろいろ。
講演のとき、ついつい熱弁。
大人は結構聞き入ってくれる人多いんだけど、学生などになるとこれは引かれること多々
返って冷めさせてしまうんだろうね。

ということで、今回は、熱くならず、子供たちと同じ視点で、一方的な喋りではなく、輪に入れていくような感じでしました。
センターの内容よりも、恋愛とか、生活とかみんなが疑問集中するようなことをお話しすればいいのよね。

おかげで、講演後、質問がたくさん出ました。
なかなか楽しい講演でしたよ。