HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

鳥羽高授業 卒業前のパンフレットづくり

2008-01-26 16:05:14 | 講演・視察
この1年間ドキドキしながら挑んできた初めての先生業。
教員免許も持っていなければ、高学歴でもありません。
でも、得意なものを持っていれば、先生になってしまうこともあるのですね。
なんだか不思議です。

昨年4月より始まった地元鳥羽高等学校において毎週水曜日の午前8:50から2限分「観光とバリフリー」という授業をおこなってきました。

1学期は基本的なバリアフリーとはなんぞや?などということをテキストや、実際チェアーウォーカーや盲導犬使用者などもゲストに招いて授業を行い、2学期は旅館、観光施設、公共交通機関などに実際出向き、バリアフリー調査を行う作業をしてきました。

そして最終3学期です。
受け持った学年は3年生なので、3学期は1月で終わり。
そんな短い時間ではありますが、この1・2学期で学んだことをパンフレットにまとめて、発信することを学んでもらっています。

みんなの条件は
・A4紙をどのように使ってもOK
・折り方も自由
・両面片面どちらでもOK



内容は大きくは2学期のバリアフリー調査したところなどですが、1学期に学んだバリアフリーのことでもOK。
誰をターゲットにするか?どんな内容にするか?などなど、最初に考えてもらってから作業開始。

 

最初、出来るかな?こんな説明で分かったかな?
みんなこの1・2学期で学んだことちゃんと頭に入ってくれているかな?見てきてくれたかな?などと不安ではありましたが。
そんな心配は無駄でした。
最初はブーブー言ってはおりましたが、いろんな写真を貼り付けたり、自分の言葉で原稿を書いたりしていることがとても楽しくみえました。
今回は、配るわけではないので著作権は目を瞑ってもらうことにして、パンフレットも切ったり、トリミングしたり…。

 
 
どちらかというと、工作ですね。

中には、パンフレットの色の部分を自分なりにハートに切り取って、コラージュしたり。
折り方も普通に三つ折もあれば、ミニミニ冊子風にしたり、袋とじにしたり。
同じ写真を使っていても切り方1つで違うものになったり。
キャラクターを作り出したり。

 

みんなの発想がいろんな形になって、もう、見ていて楽しすぎです。

 

最終授業はテストですが、みんなの作品発表をしてもらうことになります。

 


皇學館大学で講義してきました

2008-01-26 13:45:30 | 講演・視察
15日(火)に、センターの専門員である皇學館大学板井先生の依頼で名張校へ朝から行ってきました。
同じ三重県内といえどもやっぱり名張は寒いです。
3回生たちに、これから卒業論文を作成するにあたってツアーセンターが推奨する「現場主義」を熱く語ってほしいというリクエストです。

私は大学に行っていないので、卒論を作成したことありませんが、ツアーセンターには毎年卒論相談にくる大学生が何名かおります
しかし、そんな簡単には協力しませんよ。(笑)

「現場主義」な私たちは、センターに来て話を聞いていくだけでは受け付けません。
大学生たちにもバリフリー調査に連れて行き、手伝ってもらいます。
実際チェアーウォーカーたちと調査に同行して発見すること、気づくことがありますから。

ということで、今年度も2名の大学生を引きずり込みました。
もし、卒論のため話を聞いてみたいわって思う学生さん、ぜひ一緒に調査に行きましょう!

講義の内容は、型にはまったテーマにとらわれず、バリアフリーや福祉の視点で行くなら、まずは、「自分の好きなこと」を考え、そこから福祉の視点の「どうして?」「なぜ?」を追求してみましょうという提案をしてきました。
その方が現場に行こうという気持ちになれます。

ようするに、音楽が好きなら、
「そういえば、自分たちが行くライブハウスって地下や2階あるけど、チェアーウォーカーたちはどうやってライブハウスに行くのだろう?実際バンドしている障害者たちもいるだろう?」
ってなったら、ライブハウスのバリアフリーはどうすればできるか?
バンドをする障害者の人たちに会いにいってみようってなるでしょう。

ファッションが好きなら、
「服は人間が立ってきれいに見えるデザインになっているけれど、車椅子に座ってもきれいに見えるデザインってどんなんだろう?」
となると、チェアーウォーカーの服を選ぶポイントを聞いたり、片麻痺の人の脱ぎ着しやすくなおかつオシャレな服を探しをしてみたり…。
いろいろ膨らんできます。

とにかく、自分の「好き」なことを、どんな人でも楽しめられるんだろうか?を考えてみればいいです。

ツアーセンターもそもそもそこから始まっていますからね。

旅行も、食べ歩きもして楽しんでいる私たち。
でもはたして、障害者の方たちはそれらを同じように楽しんでいるのだろうか?

何があれば、楽しめるのだろうか?

信頼できる情報と相談できる場所バリアフリーツアーセンター

ね。

鳥羽高校今学期、今年最後の授業

2007-12-13 01:22:00 | 講演・視察
毎週水曜日の、鳥羽高校の授業。
今学期最後の授業が本日でした。
最後の授業は、立教大学の村上先生をに講義をしていただきました。
もちろん、観光をテーマに。
40分×2限というちょっといつもよりも短い時間でしたが、先生は上手くハナシしてくれました。



私は、何度も頷くことあったり、ウムウムととても興味津々。

「世の中に旅行がなくなったら…」なんて突拍子もない質問を投げかけられ、今やあたり前である旅行も、そういえば戦時中、また今の時代でも、どこかの国では旅行なんてしたことないというところもあるのかもしれません。
当たり前になり過ぎて、そんなことも想像できない。
改めて、旅行のありがたみを感じることができました。
それはもちろん、行くだけでなく、来てもらえるというありがたみも含めてです。

また、流行とは誰が作っていくのか?という疑問も、ハッと考えさせられました。
選ぶことが流行の始まりなんですよ。
あまり考えたことありませんでしたが、私たち自身が流行をつくっているのです。

そういえば、その昔、お伊勢参りでたくさんの人が来ていたときは、「伊勢で流行が始まる」といわれたと聞いたことがあります。
人が集る → 流行がうまれるのです。
ようするに、たくさんの人が選んでこそ、流行が自然と出来上がる。
今、都心で流行が生まれることも「選べる人がたくさんいる」ということになってくるのです。

なるほど。

短い時間でしたが、とても勉強になりました。

生徒たちに理解できたかな?

でも授業後、村上先生から聞きましたが、生徒の中で、先生の話を聞いて「あ~、やっぱり大学にいけばよかった」っていう言葉を聴いたそうです。
この時期、既に就職や進学進路が決まっている子ばかりですが、こうして何か違う感覚を持ってもらえるのはいいことですよね。

大丈夫、遅くないです。
社会人になってからも、大学はいけますからね。
大学の先生の話を聞いたり、学べるものも多岐にわたるハナシを聞いて、見えてくるものがあります。
社会人になって、自分のしたいことが明確になってくると、改めてこんな勉強がしたいというのがみえてきますからね。
私も大学行ってみたいな、と密かに考えてしまったりしますもん。
そんな風に、学びたいときに学べる環境であることも、有難いことです。

明日、2日(日)介助犬利用者の館林さんの講演がありますよ

2007-12-01 15:37:39 | 講演・視察
しばらくごぶさたしておりました。
ちょっと、この年末に限ってモチベーション下がっておりまして…。
半月でなんとか復活傾向になりましたので、リハビリがてらハサカリズム(壊れている?)っていきます。

さて、本日は毎度の事ながらギリギリ情報で申し訳ありません。
明日、12月2日(日)13:00~15:00
障がい者の日記念事業 第六回 ひだまりふれあい広場 「心のバリアフリーについて」講演会と題して、鳥羽のひだまりにて、介助犬と一緒に生活するチェアーウォーカー館林千賀子さんの講演会が行われます。

舘林さんは現在現役読売新聞中部支社社会部にお勤めです。

盲導犬は比較的出会う機会はあるけれど、数少ない介助犬はなかなか出会えることはありません。
ぜひ、お時間ある方は講演を聴きにいってみてください。
もちろんHASSY局長も行ってきま~す。

熊野古道 浜街道を歩いてきました(写真追加)

2007-11-05 20:19:02 | 講演・視察
天気のいい日曜日。
昨日は、熊野市よりさらに南の「御浜町」へ行ってきました。
もうちょっとで和歌山です。


早起きのおかげで貨物列車が走っているのを見たぞ!


前回の日記に書いたように、第二回三ツ矢塾公開講座から講演依頼がありまして、パートナーを運転手に朝6時過ぎに家を出発して多気インターからさらに大宮大台インターまで伸びた新しい高速道路を初走行!

 
多気~大宮大台ICまでと、できかけの高速


いやはや、早いです。
これが尾鷲まで繋がったら、ちょっと東紀州へ行ってくるよ!なんて気軽に言えそうな感じ。


鬼ヶ城を越えたすぐ。七里御浜がはじまるところに、車椅子マークが…。海が見えるぞ~


と、思いながら、気がつけば目的地御浜町役場に到着。8:30分。
は、早い、早すぎる。
実は、4時間近くかかるものと算段していました。
昔はそれくらいかかったような記憶が…。

集合時間は10:30なんだけど。
しばし、役場で仮眠後、少し離れた道の駅パーク七里御浜へ散策。


パーク七里御浜のトイレ、洗面がせり出しているこの状態では便器に乗り移りにくいですね。


そうこうするうちに集合時間になったので、戻って本日の午前中イベント「熊野古道 浜街道を歩いてみよう」。
三ツ矢代議士や御浜町長、そして紀南バリアフリー研究会や、バリアフリー工房きなんの方々とともに歩いてみました。

 
御浜の方は、常にみかんを持ち歩き?おいしそうな背中です


熊野古道というと、苔むした石畳のアップダウンの山道のイメージがありますが、実は、そんなところばかりではありません。
熊野古道のひとつである「浜街道」はバリアフリーになる要素が充分にあるところなのです。

その浜街道の一部分ですが、御浜町役場から道の駅パーク七里御浜まで2キロも無いくらいの距離。
誰の行いのがいいのか、汗をかくほどの上天気。
伊勢志摩よりさらに南だから暖かいのはもちろんです。
なんたって、年中みかんがとれるのですから。

浜街道への道に入るために、最大の難関である下り階段をクリアすれば、あとはほぼ問題ないのです。

 
パーク七里御浜の階段です。後ろ向きに一段ずつ介助されながら下りました。上るときはみんなで持ち上げっ。周辺にスロープを作る広さはありそうです。

 
パーク七里御浜側には。太平洋岸自動車道ってのがあって、そこはなんとか車椅子で…。自転車用の設計なので、幅がないところも…。

 
御浜町役場前からの階段。急だし、落ち葉などで足を滑らしそうですから車椅子は断念


試してみたところ、役場からの階段は木も生い茂って暗いし、急で滑りそうなので、車椅子組はパーク七里御浜側から攻めることに。
視覚障害者グループはそのまま役場側から出発しました。

初めて歩く浜街道は、確かにここも熊野古道ですよと言われないと気づかないかもしれませんが、それよりなによりも、とても気持ちのいい散歩コースといった感じです。


天気のいい日は気持ちいいですね


ご存知の方はイメージできると思いますが、この七里御浜は浜の長さはもちろん、浜の幅もとっても広いのです。(これでもかなり侵食しているようです。昔はもっと、もっと海が遠かったとか)

七里御浜は砂利や石の浜なので、砂浜である伊勢志摩の浜で聞く波の音とは違い、ザッパーンより、どちらかというと、ドッカーンという音が近いような…。

この石、何千年も前の地層のものだったりするんですって。なんだか神秘的です。これらは碁石になるものもあります。ちなみに、勝手に石を持っていくと罰金ですよ。


さすが外海です。
街道は防風林で常に海がみえるわけではありませんが、この「どっかぁ~ん」という迫力アル海の音が聞こえてきます。
そして、時々防風林が切れ、広がる熊野灘のその雄大さは圧巻ですよ。


ポッカリひらけたところからの景色は素敵です。海の色が違いますね。


防風林となる木々に成る花の香りや、実もまた見落としてはなるまい。
聞こえる、香る、触れる…
このコース視覚障害者にはとってもワクワクするようなところなんじゃないかな?って思いました。

そこから思ったのは
あえて「目を閉じる」「耳をふさぐ」「車椅子で」という状況をあえて作って楽しめる街道にしたらどうだろう?と思いました。
見えないからこそ、感じること。
 
看板を触って確かめます。


聞こえないからこそ、見えるもの。

蝶が飛んでいました


車椅子だからこそ発見できること。

そりゃ、スタッグもするけどね。


新鮮な視点で浜街道を歩いて見ると、いろんな気持ちが沸き起こってくることでしょう。
世界遺産でそんな視点で考えるところはおそらくどこもないので、目新しさでもあるかもしれませんよ。


自然と浜に出たくなります。昔の人も、こうしていたのでしょうか?


そんな気持ちを頭の中をめぐりながら、午後からは、講演&パネルディスカッションです。

たくさんの方が来て下さいました


私の30分の講演は、センターの活動紹介と、バリアフルな神宮をどうやってみなさんに観光してもらっているか?
これら困難なことを魅力に変えて、それらをどう活かすか?などをオハナシしました。

演台でハナシができない私。小さいので埋もれてしまうのです。


そうそう、講演終わってから、手話通訳してくださった方に「語尾もハッキリしていて、内容も判りやすくてとても通訳しやすかったです」と言われました。
早口になりがちで、いつも手話通訳の方に悪いな~と思いつつしゃべりを暴走しているのですが、こんな風に言われると、とってもうれしいです。
聴覚障害者の方にもちゃんと伝わったかな?

私の次に、パンテーラジャパン代表取締役/工業デザイナーの光野有次さんのお話。

光野さんの講演もわかりやすかったです


海外に住んでいらっしゃったこともあって、スウェーデンのエレベーターの話など興味津々。

講演が終わると、今度は三ツ矢代議士と御浜町長を交えてのパネルディスカッションです。

 
短い時間でしたが、いいオハナシが出来たと思います

コーディネータは、公共事業評価審査委員会でもご一緒の芝崎さんだったので、緊張も和らぎます。

今回、これからの世界遺産熊野古道を考えるには、いい機会になりました。
高速道路ももうじき尾鷲まで繋がることだし、ますます伊勢志摩と熊野古道は近くなりそうです。
「伊勢へ七度、熊野へ三度」という伝えがあるように、お伊勢参りの後は、熊野詣に向かった旅人も多かった、昔。
広域観光として伊勢志摩と東紀州との連携がうまくとれそうな予感です。


パートナーは、パンテーラの車椅子に興味津々

明日、11月4日(日)は熊野で講演です

2007-11-03 17:10:27 | 講演・視察
いつも事後報告なので、今回はきちんと予告を…といっても、明日のお話です。
ごめんなさい。

明日は、第二回三ツ矢塾公開講座にお呼ばれしておりまして、熊野(正確には御浜町)にて講演&パネルディスカッションです。
熊野古道「浜街道をバリアフリーに!!」というタイトルです。

そう、世界遺産登録された熊野古道のバリアフリーの今後を話し合う講座なのです。

実は、講演とパネルディスカッションだけでなく、午前10:30から御浜町役場に集合して、みんなで熊野古道のひとつである「浜街道」を歩くことにもなっています。

詳しくはこちらのブログを↓

http://plaza.rakuten.co.jp/doiraiblog/diary/200710170000/

お近くで時間のある方は、是非足を運んでみてください。
ちなみに、明日は、パートナーと共に伺います。
と言うか、運転手を頼みました。
熊野までの長い道のり、ケンカせぬよう、気をつけます。

帰ってきたら20:30より、毎月恒例の浜千代館のジャズライブです。間に合うかな?

鳥羽商工会議所ばりふりセミナー 宿泊編

2007-10-06 17:53:39 | 講演・視察
鳥羽商工会議所のセミナーが最終回となりました。
最後は「宿泊編」です。




いつもセミナーと言うと、鳥羽の市街地周辺で行いがちですが、今回は相差で行いました。
場所は浜の雅亭 一井です。
目の前に千鳥ケ浜が広がり、客室全てオーシャンビューのいい景観の和風旅館です。

窓をチラッと開けると潮騒も聞こえてきます。

そこで、旅館の方やそうでない方も参加して疑似体験です。
この間鳥羽高校でも行った、グループで旅行に来た疑似体験なので、車椅子、高齢者、妊婦でなくてもその同行者もその気分になるのです。
役を演じきってくださいということです。

 

今回は2名で1グループにしてもらいました。
夫婦で旅行というパターンは多かったですが、妊婦友だちということで、男性二人が妊婦してくださったり、なかなかこちらも発想豊かで、さすが大人のみなさんは、役者です。

 
本当の旅行者のように、演じきっていました。

チェックインに始まり、ロビーラウンジ、客室、大浴場、色々見て回っていただいて、最後に軽食を取りながらの感想なのですが、素晴らしい感想がありました
これは私も目からウロコ。

 

高齢者体験を上手く分けて耳の聞こえにくいおじいさんと、目の見えにくいおばあさんという夫婦の設定のお二人。
まず、耳が聞こえにくい、目が見えにくいという時点で、色んなものへの興味が半減し、聞こえない、見えないで、その時点でいろいろ諦めてしまう。
そして、はじめは一生懸命夫婦のコミュニケーションを図ろうとしていたが、聞こえにくい見えにくい同士ではやはり、すれ違いが多く、疲れてくる。
そのうちどうでもよくなって、無言になるが、それはそれでいい。
何十年と連れ添った夫婦に言葉やアイコンタクトなるコミュニケーションはあまり必要でなく、そこに二人で旅行に来たというだけで、満足でもあるのだということが、老夫婦を演じたお二人からは出てきたんですって。

ナルホド!
夫婦に会話がなくて周りが心配する必要などはなく、それが普通で、それが心地良かったりするわけなんですよね。

会話がない≠仲が悪い

コチラも勉強になりました。

鳥羽商工会議所ばりふりセミナー 食事編

2007-10-06 12:22:02 | 講演・視察
鳥羽商工会議所の「今日からできるバリアフリーセミナー第2弾」
9月27日(木)に行われました。
「食」についてです。


少人数でのセミナーです


あ、いやいや、私は(ご存知)料理はニガテなので、それ以外のことでのお話です。

食のバリアフリーはいろいろあって、透析糖尿などの特別食などからアレルギーもそう。
障害の状態によっては、食べにくい食材食器、それらをフォローする刻み食や食器などのサービスのこと。
そして最近は、外国人も増えてきたこともあって、「ベジタリアン」のお話も。

ベジタリアンにもいろいろ種類があって、ビーガン(まったくの菜食主義)、フルータリアン(植物を絶やさないもののみ食べる)、ラクトベジタリアン(菜食+乳製品)、ラクト・オボ・ベジタリアン(菜食+乳製品+卵)、ペスクタリアン(菜食+乳製品+卵+魚)、はたまた五葷(ごくん)という薬味系のものを食べられない方も…。
勉強すればするほど、奥が深いです。

でも、あるていど知っているだけでもお客様から一目置かれることもあるのですよ。

「食」に関するバリフリーはいろいろあって、食べるときにストレスに感じるようでは美味しいものも美味しくなくなることもありますよね。

ということで、本日の昼食は「菜食弁当」を用意しました。


美味しくって満足です

伊勢の喜心のお弁当です。 
私の大好きなお店のひとつ。


<メニュー>
・さつま芋焼きコロッケ
・ひえ蓮根シチュー
・かぼちゃとひじきの和え物
・切り干し大根煮
・蒸しじゃが芋の梅酢ドレッシング
・大葉のジェノベーゼ風ソースパスタ
・ご飯(玄米or五分づき米)
・お漬物



みんな、普段と違って左手などで食べてもらいました


これで本当にお肉とか入っていないの?と驚く、しっかりとしたお弁当です。
写真を撮る前に食べてしまったので、写真は本場喜心さんのブログをどうぞ。

http://plaza.rakuten.co.jp/kishin/diary/200709270000/

鳥羽高校授業体験第二弾 扇芳閣

2007-10-06 11:11:43 | 講演・視察
9月26日(水)は鳥羽高校の授業の日
この日は鳥羽駅に集合して、みんなで扇芳閣へGO!
旅館で疑似体験を行うのですが、ちょっと手法が違います。

3~4名がグループになり、その中の一人が車椅子、高齢者、妊婦などの疑似体験を装着します。
そしてそのグループが本当に鳥羽に旅行に来たという設定で行うのです。
疑似体験しない2~3名もそのグループの中での役を演じきるのです。

最初の1限目でそれらグループの設定を行うのですが、高校生の発想はなかなか面白い!


まずは、どんなグループで?というストーリーを作ってもらいます

奥さんに逃げられたお父さん(車椅子)とその子供3姉妹と旅行。
とか
高校を卒業して2年経った、同級生グループでの旅行。一人は交通事故で車椅子生活、友人一人はイジワル、もう一人は優しい、そしてキーポイントはもう一人の友人。車椅子の友人の事故の日その現場にいた子。
なんて、設定も。
なんだかありそうで、なさそうで…。


みんなそれぞれのグループでチェックイン。最初かっら問題がでてきます。


妊婦さんお腹がつっかえています


靴下の脱ぎ履きが大変です。友だちにも手伝ってもらいましょう。

そして館内を回っているときもみんなちゃんとそれぞれの役を演じきってくれていて、見ていて頼もしかったです。

鳥羽商工会議所 ばりふりセミナー

2007-09-29 15:45:45 | 講演・視察
9月18日(火)の話です。

「今日からできるバリアフリーセミナー」と題して、鳥羽の商工会議所でバリアフリーセミナーの「基礎」を行いました。車椅子の方でも立てない方、つたい歩きができる方、いろんな人がいること。
視覚障害者や聴覚障害者とのコミュニケーションなどなど、語りだすと止まりません。私。



1時間ほどの私の講演と、あとの1時間は軽いランチを食べながら、BFIG!
(ツアーセンター独自のワークショップです)

みんなで、自分の勤める施設にいらっしゃる身体の不自由なお客さんをイメージして、そのお客さんが、どこで困るのか?それらをどういう解決法でクリアするのか?というようなゲーム感覚でワークをしてもらうのです。

なかなかみなさん、盛り上がってくれました。
11:00~13:00という微妙な時間ではあるけれど、なかなか充実した時間を過ごせたんじゃないかな?