HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

ジュゴンのじゅんいち安らかに…

2011-02-13 22:48:22 | 伊勢志摩観光情報
地元の方をはじめ、伊勢志摩を観光で訪れた鳥羽水族館に足を運んだ方なら、一度は会っているはずです。
鳥羽水族館のジュゴンのじゅんいち。(カメと一緒に泳いでいない方です)



彼が、2月10日に永眠しました。

入館31年5ヶ月。
年齢は推定33歳。
長期飼育の世界記録を更新していたのです。




私が8歳ぐらいのときに鳥羽水族館に来ているので、水族館に行けばいつもじゅんいちがいてたことになります。
いつも彼を自然に見ていたと思います。
彼がそこにいるのが当たり前でした。

新聞で訃報を知ったとき、信じられませんでした。
寂しいです。
鳥羽からひとつ光が消えてしまったようです。
きっと地元のみんなそう思っていることでしょう。

じゅんいちは私たちが子どもの頃からずっと楽しませてくれました。
人魚伝説?と風貌から疑いつつも、彼の優雅な泳ぎに、ちょっと(笑)信じられましたよ。

ゆっくりと、ゆったりと、おっとりとしたその泳ぎは、社会人になって辛いときや疲れたときは癒されていました。
じゅんいちに「そんに肩肘張って生きやんでもええよ」と言われている様で、いつも心を暖かにしてくれました。


この窓の向こうには、セレナ(ジュゴンのメス)が…。叶わなかった恋だったんだけどね…


1月中旬ごろから、食がほそくなって、痩せてきていたらしいです。

私が最後に見たのは、鳥羽高校の授業でお邪魔した昨年の11月だったかな?
じゅんいちのいない水槽はとても、とても広く感じることでしょう。

水族館に行かれる方は、じゅんいちの水槽の前で手を合わせてきてください。

今頃、故郷フィリピンの海を思う存分泳いでいるかもしれません。
じゅんいち、安らかにお眠りください。
今まで、ありがとう。
そして、お疲れ様でした。

合掌