HASSY局長のハサカル日誌

伊勢志摩バリアフリーツアーセンター事務局長HASSYが
日々のハサカル(気になる)出来事など記録していきます。

駅ボラ2日目 駅ボラらしい迷子事案発生!

2022-05-04 22:14:10 | イベント
駅ボラ2日目
私は、午前中事務所、午後から駅ボラブース1階という日でした。
駅ボラブースに旅立つ皆さんを見送った後すぐ、突然の来客。
この秋に伊勢志摩へ修学旅行を考えている、県内の支援学校の先生でした。
3名の高校生の生徒ですが、全員食事に関する配慮が必要だという。
・はさみ切る程度の一口サイズ
・きざみ食
・ペースト食
の3種類。
実は、2年前にも、この学校の生徒さんが、ペースト食が必要だと相談があり、鳥羽の海の子カフェさんによるペーストときざみ食のお弁当を配達してもらい、これが大変好評だっと。
なので、今回もこのお弁当ありきで、行程を組んだとか。
なんて嬉しいお話しなんでしょう!
あと、生徒さんの中で、マスクができない子がいます。
候補に挙げてる施設はそれらを受け入れてくれるだろうか…という心配満載でやってきました。
その話、前にも聞いたことあり、支援学校の先生たちは大変苦労しているようです。
以前某観光施設で会った支援学校の先生の話では、「マスクしなくてもOK」という施設をまず探してからの行程だったので、伊賀上野で組みひも体験→志摩スペイン村ホテル泊という行程で動いていると聞いてびっくりしたことがあります。
そんなわけで、修学旅行に限らず今後のことももあって、マスクができない子どもや人がいることの理解をしてもらえるような、施設側の理解だけでなく、一般の人たちに広く周知していくこともしていかなくては、と改めて考えさせられました。

という午前中の本来業務のあと、駅ボラブースへ出動。
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本日、ボランティア14名の参加 車いす貸し出しは1台 ベビーカーの貸し出しは3台。
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みんなの声から
・赤福は食べられいのですか?という問い合わせに茶屋がないと答えるのが残念。(2年ほど前に、鳥羽支店は更地になりました)
・84歳の女性足が悪く、鳥羽マリンターミナルまでご案内した。

・JR側の階段が2方向あるが、1方向でもスロープを付けてほしい。ベビーカーを担いで上り下りする人がたくさんいた。
・昨日駅ボラのこと、テレビ見ましたと言ってくれる方がみえた。
・送迎バス乗り場から、逆走して国道に出て行く車が数台あった。危ない。

・夜いくスナックとかラウンジとか鳥羽市内どこに行けばある?
・明日の二見興玉神社の注連縄の掛け替え行事の情報を伝えたら、喜んで、予定変更して、行くと言ってくれた。
・鳥羽水族館15分・30分・50分待ちという状況が一日変化していた。これらリアルタイムに情報が入ればいいな。

・佐田浜駐車場に入る車が渋滞していて、臨時駐車場へ流す対策が必要と感じた。
などなど
 

なかには、ベビーカーをレンタルされた、お客様で赤福氷を求められていたけど食べる場所がなく…。
翌日鈴鹿サーキットに行くということを聞き取り、御在所SA(のぼり)でも赤福氷が食べれることを調べ、そのことを伝えたいという午前中のボランティアから引き継ぎがあり。
ベビーカー返却時にそれを伝えると、「あの方が調べてくれたの?うわー嬉しい!」と、大変喜ばれました。
こういった引継ぎもきちんとしていくことでお客さんの満足度UPを延ばしています!





まだまだいろいろあるのですが、細かくて…。



それよりも、駅ボラももう終わりの準備に差し掛かろうとしたとき、男性がやってきて
「迷子を捜しているんですが…」と。
なんでも、水族館から帰ってくるとき、電車好きな小学生の息子が駅で電車を見てくると、ひとりで先に駅に向かったそうです。
しかし、その後、どこにも見当たらず…。
そんなに大きな駅じゃないんだけどね…。
心配そうなお父さんに、じゃ、まずは、駅で放送をかてもらいましょう…と、放送してもらいましたが現われない…。
もしかしたら一番街にいるかもしれないから、館内放送をかけてもらってきて、その間に、ボランティアが手わけして探しますと。
即、ボランティアに周知。





するとJR側で案内していたYちゃんが、ものすごい勢いで駅ボラブースの前を駆け抜けて、かもめの散歩道方面へダッシュ!!
みんなが、なんだなんだ?と見ていたら、Yちゃんがターゲットの小学生を連れて帰ってきて、無事家族と合流することができました。
よかった~。
なんでも、ターゲットの子どもの特徴を聞いたあと、高いところから見渡して探していたそう。
そしたら、かもめの散歩道手前あたりに、それらしき子が…。
一目散にターゲットロックオン!でダッシュしたそうです。
それは、それは、トンビが地上の獲物を狙って急降下するかのように…。
たまたまたYちゃんは、地元マラソン大会でも常に1位2位をとってくるようなアスリート。
さすがです。

昨日も言いましたが、ボランティアそれぞれが持つ特性がこうして、活動を助けてくれるのです。
しみじみ…ですよ。本当。