コロナ感染者が怖いのは、突然、重症化することです。
今日、こんな記事を見つけました。
東洋経済の記事です。
タイトル:コロナ「突然重症化した人」の驚くべき共通点
10日間救急治療室で患者を診た医師の見解
https://toyokeizai.net/articles/-/346423?page=4
参考になるので、一部記事を抜粋しております。
記事抜粋:
私が診た新型コロナ肺炎患者の大多数は、トリアージ時の酸素飽和度が著しく低く、一見通常生活を送れないような状態なのに、挿管の準備をする時でさえスマホをいじっていた。呼吸は速いし、胸部レントゲンでは危険なほど酸素濃度が低く、ひどい肺炎であったにもかかわらず、見た目には比較的最小限の苦痛を抱えているだけだったのだ。
(中略)
患者は血中の酸素が低下するにつれ、より速く、深く呼吸をするようになる。無自覚に、だ。この無症候性低酸素症とそれに対する患者の生理的反応によって、炎症はいっそう進み、より多くの肺胞が虚脱する。ついには肺炎が悪化して、酸素レベルが急激に低下する。患者が激しく呼吸することで、いっそう肺を傷つけているわけだ。
患者の2割はその後、より危険性の高い肺損傷段階へと進展する。液体がたまり、肺は硬くなる。二酸化炭素レベルが上昇し、患者は急性呼吸不全を発症する。
目立って呼吸がきつくなり、危険なほどの低酸素レベルで病院にやってきたときにはもう、最終的に人工呼吸器が必要となることが多い。 息切れを感じることなく突然死亡する新型コロナ患者の症例は、無症候性低酸素症が急速に呼吸不全に進展する事態で説明できる(ただし、新型コロナ患者の大半は症状が比較的軽度で、治療なしで、1、2週間で回復しているようだ)。
救急で訪れる患者の肺損傷が驚くほど重篤なため、このパンデミックは医療体制に大きな負荷をかけている。新型コロナによる死亡は、肺機能の悪化によるものが圧倒的に多い。また、肺炎が十分進行するまで病院に行かない患者があまりに多いため、多くの人が最終的に人工呼吸器につながれ、これが機器不足につながっている。そして、いったん人工呼吸器につながれたら、多くの人が死んでいく。
(中略)
新型コロナ肺炎を患う患者をより多く迅速に特定し、それらの患者をより効果的に治療するひとつの方法がある。その方法では、病院または医院でのコロナウイルス検査を待つ必要はない。普及型の医療器具を使って無症候性の低酸素症を早期に発見することが求められる。その器具とは「パルスオキシメーター」であり、ほとんどの薬局で処方箋なしに購入できる。
(中略)
パルスオキシメーターは、体温計と同様、複雑なものではない。この小さな機器はボタン1つで起動する。利用者が指先に装着すると数秒で、酸素飽和度と脈拍数を表す2つの数字が表示される。パルスオキシメーターは、酸素化障害および高心拍数を検知する器具として非常に信頼度が高い。
抜粋以上
要は、突然急変し、重症化することです。
それは、外観からは分からなく、このパルスオキシメーターで計測するしかないことです。
その製品は、どこのメーカーが良いのか分からないので、次のWEBで参照してください。
https://moov.ooo/article/5f78ea0d8ee03d1c5946bb06
タイトル:【2020年】パルスオキシメーターおすすめ10選|安心の国内メーカーと正しい使い方
コロナ感染の疑いがあり、すぐにホテルや病院に入院できない人は、この機器を購入しておくのも良いかも知れません。
こう言う製品があることを、頭の片隅に置いておいてください。
私も、ホテルや病院で、患者が指先に付けている映像を見たことがあります。
熱があったり、臭いを感じなくなったり、味がわからなくなる等の症状が出た人は、まず、保健所に連絡し、PCR検査を受けることです。
その時、直ぐにホテル待機や、入院できなくて、自宅待機になった人は、この機器の購入を検討し、計測することですね。
コロナ感染の病気なのに、自覚症状がでないと言う、このコロナ感染の怖さを感じさせる話です。