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はやぶさ2を回収

2020-12-06 | 科学

はやぶさ2のカプセルが、地球に帰還しました。

 

日本時間、今日(12月6日)の午前2時半ごろ、地球に帰還しました。

https://mainichi.jp/articles/20201206/k00/00m/040/005000c

はやぶさ2、カプセル地球帰還 大気圏突入、豪に着地 JAXA回収へ

記事抜粋:

小惑星探査機「はやぶさ2」から5日に分離された小惑星リュウグウの試料入りカプセルが日本時間6日午前2時28分ごろ、オーストラリア上空の大気圏に突入し、現地では流星のように光る火球として観測された。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、同午前3時ごろに着地した模様で、現地のチームが回収準備を進めている。津田雄一・はやぶさ2プロジェクトマネジャーは「美しい大気圏突入でした。我々も感動しています」と語った。

中略

はやぶさ2は2019年2月と7月の2回にわたってリュウグウへの着地に成功。カプセルの中には採取した岩石のかけらが0・1グラム以上入っているとみられている。

度重なる故障を乗り越えて10年に小惑星イトカワから帰還した初代「はやぶさ」は探査機ごと大気圏に突入して燃え尽きた。はやぶさ2の機体は健全で、探査機本体は今後11年かけて直径30メートル程度の小惑星「1998KY26」へと新たな探査へ向かう。

中略

カプセルの分離と新たな旅路

順調ならばカプセルは6日中に発見、回収され、8日ごろにチャーター機で日本に空輸される見通し。試料の確認は今月下旬ごろから始まる。

はやぶさ2は14年12月に打ち上げられ、18年6月にリュウグウの上空へ到着。1年5カ月にわたるリュウグウでの探査では着陸の他にも、金属弾による人工クレーターの作製や、小惑星上で移動する小型ロボットの投下など、多くのミッションを成し遂げた。

抜粋以上

 

カプセルの回収作業も順調です。

https://www.jaxa.jp/projects/sas/hayabusa2/index_j.html

小惑星探査機「はやぶさ2」搭載カプセルの現地本部への輸送完了について


「はやぶさ2」のカプセル分離の生中継

2020-12-05 | 科学

「はやぶさ2」は、太陽系の起源・進化と生命の原材料物質を解明するため、C型小惑星「Ryugu」(リュウグウ)に行き、同じ岩石質の小惑星でありながら有機物や含水鉱物をより多く含んでいると考えられています。

地球をつくる鉱物、海の水、生命の原材料物質は、太陽系初期には原始太陽系星雲の中で密接な関係を持っていたと考えられており、始原的な天体であるC型小惑星から採取したサンプルを分析し、太陽系空間にあった有機物や水がどのようなものであったのか、またどのように相互作用し共存してきたかを探ることで、生命の起源にも迫ることができると期待されています。

JAXAの発表記事は、ここを参照してください。

https://www.jaxa.jp/projects/sas/hayabusa2/index_j.html

 

そのカプセルを分離する指令のJAXAのライブ動画が見れます。

その動画は、ここを参照:

https://www.youtube.com/watch?v=1VYNfvnZ_Fw

「はやぶさ2」カプセルが地球帰還へ 本体からの分離をJAXAが実況

 

今日の分離する作業は、今日の午後2時半ごろです。

上手分離できると、地球に、生還となります。

今後の予定は、次の通りです。

12/6 午前1時半〜:カプセル大気圏突入(https://youtu.be/OZqfb-ywmvU)

12/6 午後4時半〜:JAXAによる記者会見

無事な帰還を祈っております。


無人補給船「こうのとり」9号機のキャプチャ・ライブ中継

2020-05-25 | 科学

先日打ち上げに成功した「こうのとり」。

こうのとりは、日本の無人宇宙補給船です。

その「こうのとり」が、ISS(宇宙船)のアームによって、キャプチャーされます。

そのキャプチャーがライブ中継されます。

番組放送時間:20:5021:30

キャプチャ予定日時:21:15頃

(※時刻は全て日本時間)

キャプチャーの中継を見たい方は、こちらを参照してください。

https://www.youtube.com/watch?v=17k9M1Vio6g

録画映像でも良い方は、同じURLで、多分、楽しめる筈です。

 

追記(5月25日 21時30分)

先程、LIVE映像を見ました。

キャプチャーは、日本時間21時14分頃です。

ISSの宇宙船から見ると補給船は停止しているように見えました。

でも、どちらも秒速7.66㎞で、一緒のスピードで移動しています。

その無人補給船を制御しているのは、日本のJAXAの技術力です。

 

追記(5月26日 9時)

キャプチャーしていた補給船を、26日午前3:30頃、ISSとドッキングが完了しました。

 

補給船がISSに近づく方法と難しさは、ここを参照してください。

https://fanfun.jaxa.jp/faq/detail/9581.html

タイトル:「こうのとり」はどうやってISSに向かうのですか


「こうのとり」補給船の打ち上げ、成功

2020-05-23 | 科学

5月21日未明、宇宙ステーションへの補給船9号機が、打ち上げされました。

JAXAによる打ち上げ発表記事です。

https://www.jaxa.jp/press/2020/05/20200521-2_j.html#president_talkt

タイトル:H-IIBロケット9号機による宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(HTV9)

打上げ後記者会見

 

打ち上げ当日は、中継が行われていました。

今は、その時の動画映像で見ることができます。

https://www.youtube.com/watch?v=3lBZVNwK6ao&feature=youtu.be

タイトル:「こうのとり」9号機/H-IIBロケット9号機打上げライブ中継

 

この動画を作った時は、ライブ中継でした。

今回コロナの影響で、メディアでは取り上げられていませんが、日本の誇るロケット技術です。

 

今回の位置づけを発表会見記事から抜粋しました。

「こうのとり」を打ち上げてまいりましたH-IIBロケットも今号機でシリーズ最後となりました。H-ⅡBロケットは2009年の初号機打上げから、本日の9号機まで全ての打上げが成功し、HTVとともにISSへの物資輸送という重要な責務を果たすことができました。

抜粋以上:

 

今や当たり前になった補給船のドッキング方法は、ISSまで近づいてそれをアームで掴んでドッキングする方式です。

開発当初は、NASAからは、無謀と言われました。

しかし、今や、打ち上げ失敗も無く、安定的な補給船の位置づけになっています。

JAXAは、次期基幹ロケットの開発、コウノトリの後継機開発、その後の宇宙探査開発へと開発範囲を拡大しながら進めております。

今回の成功で、成功率は、42/43=97.7%と言う高い成功率になっています。

 

補足:

H-IIAロケットの詳細は、ここを参照:

https://ja.wikipedia.org/wiki/H-IIA%E3%83%AD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88

なお、衛星打ち上げ実績欄の21号機(2012年5月)には、韓国のアリアン3号を搭載し成功したと書かれております。

この当時、韓国のメディアでは、日本の国旗と三菱のマークを消して、韓国仕様にして、報道していたことが話題になりました。

2012年は、まだ、韓国では、情報鎖国時代だった様です。

最近の厳しい管理の為か、YOUTUBEにはその映像は検索で挙がってこなくなりました。

当時の韓国は、情報鎖国時代でしたが、映像の加工技術は持っていた様です。


火星の衛星へ、探査機打ち上げ計画を発表

2020-02-19 | 科学

今日(2月19日)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、火星の衛星「フォボス」に探査機を着陸させ、石や砂を持ち帰る探査計画「MMX」を正式に決め、文部科学省に報告しました。

打ち上げは、2024年。

2025年に火星軌道に入り、衛星に着陸し、2029年に地球に帰還する予定です。

小惑星の探査機に並び、成功すれば世界初となる予定です。

フォボスは、火星の衛星の一つで、直径約23キロ。

重力は地球の1千分の1ほどしかありません。

微小重力の小惑星に着陸した「はやぶさ」や「はやぶさ2」の経験が生かしやすいと考えられています。

計画では、2025年から3年ほどかけ、フォボスやその周辺を調査し、少なくとも1回着陸します。

石や砂を採取し、2029年9月に地球に帰還する予定です。

日本の得意な探査を、引き続き続けて欲しいです。

 

私が。高校生の頃、ビックバンの後の物質に何故、重力があるのか。

宇宙への探査機の打ち上げがあったら、多分、大学も違い、別の人生を歩んでいたと考えます。

 

私の通っていた高校の近くには、航空宇宙研究所がありました。

時々、ロケットエンジンの燃焼試験の爆発音も聞こえてきました。

当時も関心はありましたが、まだ、固形燃料ロケットで、ペンシル型と呼ばれるロケットの時代でした。

東大の研究所レベルでした。

 

その後の日本の宇宙開発の経緯はここを参照してください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E5%AE%87%E5%AE%99%E9%96%8B%E7%99%BA

ここにも記載してありましたが、1970年に初めて国産の技術で衛星(おおすみ)が打ち上げられる時代でした。

まだ、黎明期と言っても良い時代です。

そう考えると、今年は、国産技術で衛星打ち上げ50周年となります。

1969年7月に、アメリカがアポロ11号で、人類が月面に立った時代と比較すると、日本も良く技術を向上させたと考えます。

日本が、日本の技術で月面に立つまでは、未だ、時間がかかると考えます。

その時点で、アメリカに追いついたと成ります。

 

閑話休題:

韓国が最近、フランスのロケットで衛星を打ち上げました。

韓国の独自技術では、無理の様です。

2012年、日本のH2Aで、韓国の衛星を打ち上げた時は、Nipponと三菱のマークを消して、Koreaを描いて韓国内で報道しておりました。

何故、見栄を張るのか、よく分からない国民です。

技術が無いことを公開するのと、嘘を付いてまで見栄を張るのと、韓国がどこに価値を置くのかが分かる事例でした。

当時の記事:

https://www.j-cast.com/2012/05/21132796.html?p=all

タイトル:「アリラン3号」は韓国が打ち上げた? 韓国TVは「H2A」ロケットの「日の丸」「NIPPON」を消す