目的を持って始める「ゆうゆう生活」

<Begin with the End in Mind>悠悠、融融、優遊、悠悠閑閑な「ゆうゆう」生活のブログ

三島由紀夫さんの命日。日本を覚醒させたかった

2020-11-25 | 文学

三島由紀夫さんの最後の叫びと称したTV番組を見ておりました。

三島由紀夫さんは、自衛隊の市ケ谷駐屯地で「腹を切って日本人に覚醒を促そうと」としたと解説されていました。

覚醒というと、覚醒剤を思い浮かべますが、その意味を再度、調べて見ました。

 

覚醒(かくせい)とは、目がさめること、また意識や感覚がはっきりと働きはじめることを意味する言葉である。

比喩的に、それまでの過ちに気付いたり、迷いから覚めたりすることについてもいう。

サ変自動詞化して「覚醒する」の形になる。

覚醒には、過ちに気づいて迷いから覚めたりすることでもあります。

また、自分の非に気がつくことともあります。

決して悪い意味だけではなかったことを知りました。

 

三島由紀夫さんが、割腹自殺をしたのは、今から50年前の1970年11月25日でした。

Wikipediaの三島由紀夫はここを参照:

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%89%E5%B3%B6%E7%94%B1%E7%B4%80%E5%A4%AB

三島由紀夫さんをより深く知るためには、著作物は沢山残っていますので、それを読むのも良いかと考えます。 

戦後25年経った1970年の日本を、三島由紀夫さんは、どうしたかったのかを見直す良い機会とも思いました。


海賊とよばれた男

2014-05-05 | 文学

図書館から、借りた「海賊とよばれた男(上)」を読んだ。

今や、この本の内容も有名で、出光興産の創業者、出光佐三さんをモデルにした小説であるというのは、多分誰でも知っていると考える。

但し、歴史小説ではないのと、ドキュメンタリーでないので、主人公の名前は、国岡鐡造としている。

しかし、本人以外は、意外と実名にしている点も不可解である。

主人公も実名でも良かったのではないかと考えるが、名誉棄損とかいろいろなリスクを避けたと考える。

60歳の時に終戦を迎え、その後の日本のことを考えて色々な活動をされた。

・事業活動するには、歳は関係ないとも感じた。

・アメリカ人(GHQ)にも正論を言えば、通じるものと言うのも感じた。

下巻は、図書館に予約しており、順番待ち。

図書館からの連絡待ちである。

 

なお、図書館には、上巻下巻と別々で予約していた。

最初に下巻の連絡があったが、キャンセルした。

流石に、下巻から読むわけにはいかなかった。


予約で、下巻から先に順番が回ってきたということは、上巻を予約した人より、下巻を予約した人が少なかった。

または、上巻を読み終わった人は、下巻を読み終わり、返却までのスピードが速かった。

この、どちらかと考えた。

多分、後者かなと思っている。


ノーベル文学賞「百年の孤独」の著者、物故

2014-04-18 | 文学

ガブリエル・ガルシア=マルケスさん。

お亡くなりになられたニュースが流れた。

コロンビアのノーベル文学賞受賞者。

 

このニュースで、2つの驚きがあった。

1.「百年の孤独」という、有名な麦焼酎があるが、この人の小説名からきていのか?

Wikipediaで調べたら、そうだと書いてあった。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BE%E5%B9%B4%E3%81%AE%E5%AD%A4%E7%8B%AC_(%E7%84%BC%E9%85%8E)

お洒落な名前と思っていたが、ノーベル文学賞作家の本のタイトルだったのを、今日、初めて知った。

 

2.ノーベル賞作家と言えば、日本人では、川端康成さんと大江健三郎さんの2名。

毎年、ノーベル文学書の発表時期になると、受賞するだろうと騒がれているのが、村上春樹さん。

日本人以外では、ノーベル文学賞と言われて、思い出す人が少なかった。

そこで調べて見た。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E6%96%87%E5%AD%A6%E8%B3%9E

沢山の著名人がいた。

私も本が大好きであるが、意外と知らなかった。

但し、ここに書かれた著名人が、ノーベル文学賞受賞者と知らないところが、良い。

少なくとも、本を読むときに、この著者がノーベル文学賞作家かどうかを気にしていない。

文学のそういう所が良いと感じた。

やはり、ノーベル賞は、物理学賞、科学賞、生理学・医学賞ぐらいが、良いかなと感じる。

文学賞は、その著者の功績として名誉賞として与えるのは、良いが、1年間に一人では少ない気がする。

平和賞は、不要。基準が曖昧である。

経済学賞も、科学的と見えるが、やはり、科学的ではない。

物理、科学のような実験環境は、経済学では、作り出せない。

現実には、今も変動している一つの実経済しか存在しない。

経済学賞が認める理論は、今の経済の変動を、最もらしく説明でき、説得性があるというだけである。

 

ノーベル文学賞作家の死亡ニュースから、こんなことを感じた。

 

休題:

ノーベル文学賞受賞者には、1910年の受賞者名に、ハイゼ(詩人)の名前があった。

私の好きだった詩:

ハイゼの「夜の船室にて」

「海には真珠
 空には星
 わが胸 わが胸
 されどわが胸には恋

 広きかな 海とそら
 はるかにひろきはわが胸
 星より真珠よりうつくしく
 かがやきひかるわが胸の恋

 :

 :   」

遠い昔の私の青春時代に読んだ詩だった。