TVで、「アメージング・スパイダーマン2」の映画を見た。
停電により、飛行機の管制ができなくなり、旅客器同士の正面衝突寸前のシーンがあった。
両機は、どちらも左旋回し、回避していたが、これは、誤り。
正しくは、右旋回である。
飛行機の右翼には、緑のランプ。
左翼には、赤いランプ。
詳細は、ここを参照:
http://www.jal.com/ja/jiten/dict/g_page/g150.html
主翼のランプの色から、相手の飛行機が、右に赤いランプ、左に緑のランプが見えると、遠くからでも、こっちに向かってくるのが分かる。
赤いランプを回避するため、右旋回する。
映画では、どちらの飛行機も左旋回していた。
本当だったら、どちらの飛行機も、間違えない限り、衝突してしまう。
こちらは、左旋回。相手は、航空法通り、右旋回すると、衝突。
こちらは、右旋回。相手が、間違えて、左旋回すると、衝突。
こちらも相手もどちらも、航空法通りでなく、間違えた左旋回すると、映画のシーンのように、衝突を回避できる。
空中衝突防止装置は、Traffic alert and Collision Avoidance System : TCAS - ティーキャスと呼ばれています。
この装置が、作動すると、一方の飛行機には、"turn right, climb" (右旋回して上昇せよ) と指示が出て、別の機には "turn right, descend" (右旋回して降下せよ) と指示が出ることになっている。
この映画のように、’turn left'ではない。
航空産業が盛んな米国の映画で、こういう基本動作が見逃されているのが、不思議である。
まあ、映画は、誤りの集大成であることも、間違いない。
この映画では、ルーズベルト駅のトンネルを抜けるシーンは、2つの場所で撮影されている。
トンネル内から見た外の景色と、トンネルから出た直後の外の景色が違っている。
トンネルの先に見える陸橋の位置が、異なっている。
トンネル内では、トンネル近くにあったが、トンネルを出ると遠くになっている。
トンネル内では、左側の線路には、菱型で9の標識があったが、トンネルの外の景色には、それが無く、この先は行けないと言う白い杭がクロスさせて設置してあった。
枯草の雰囲気も異なっている。
カットで撮影しているし、良いシーンを撮りたいので、場所を変えることは多いと考えます。