昨日から、ニュースになっていた記事
「生徒装い「遠足中止を」 JTB社員、手配ミス隠す?」
詳細は、ニュースで流れたので、ご存知の通り。
バスの手配ミスから、この悪行となった。
まず、30歳になる社員が、起こした行動に驚いた。
個人の問題と片付けて良いかとも思うが、企業体質もあるのではと感じた。
まず、人間、誰でも間違いはある。
間違いに気付いたら、その時点で最適な対応をしたら良い。
本人は、事前に気付いたので、生徒を装って遠足を中止しなければ自殺するという趣旨の匿名の手紙を作成し、同校に届けた。
そんな手紙を書くくらいなら、上司に報告すべきだった。
気付いたのが、何時なのか、分からないが、未だ、会社としては対応する時間が合ったかも知れない。
しかし、本人はそれを言い出せなかった。
それを、会社に言えない雰囲気があったと考える。
会社と言うより、その上司だったかもしれない。
しかし、そういう上司を選んだのは、会社。
もし、会社が、バスの手配漏れを知ったら、全社挙げて、対応したはず。
場合によっては、四国、中国地方からでも手配したかも知れない。
また、高校の修学旅行を受託したら、企業として、往復の交通機関をチェックしていないことも問題である。
もし、入力されていなければ、上司は、どうして、一緒に交通機関の契約を取れなかったかの質問もしていないことになる。
上司も同罪である。
この時点でチェックしていれば、手配漏れは無かった。
いくらシステム化しても、この程度の確認項目がなければ、システムとしては不完全である。
個人の問題でなく、JTBは、企業として問題を捉えて欲しい。
ビジネスする上では、常に、考えて仕事(移動する手段はどうなっているの?)をする必要があると教えてくれた事例。
かわいそうなのは、中止せざるを得なかった高校生と学校である。
社員(担当者、上司)も、プロ意識を持って頂きたいと思った事例である。