古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

道はいいものですね

2009年05月15日 04時49分53秒 | 古希からの田舎暮らし 80歳から
 先週図書館に行ったとき『道のかなたに』という本を借りました。ドイツの人が撮った『道』の写真集です。世界のさまざまな道路が写っています。しかし生活感のある家や人間は写っていません。どの写真も中心に居座るのは道です。道は手前から向うに伸びています。
 車の疾走しそうな道。牧場の小道。坂をのぼる道。雪の道。林間の道。海に向かう道。山中の道。
 道の先にはなにかがある。なにかと[いま・ここ]をつなぐ道。道をつくったのは人間。……無人の道がいっぱい語りかけてくる写真集です。ぼくは未知の道を歩くのが好きです。横丁や袋小路、本道からそれる小道など道を見ると通ってみたくなります。
 友の持つ田舎の家をきのう訪ねて、小道の写真を撮りました。家の横から後の山に入っていく道です。木漏れ日の差す小径の先には、心安らぐスペースがありました。
 いま借りている畑と家を往復する道もいい。この道のことはまたそのうち。
  
 

 
コメント
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