「2.26事件」では決起した若い将校たちが秘密の軍法裁判で銃殺刑に処せられました。あのクーデターで将校たちが首相にかつごうとしていたのが真崎甚三郎(陸軍大将)です。彼らの思想的背景となっていた真崎甚三郎は、あの軍事裁判で無罪になりました。その〈いきさつ〉をウィキペディアでは次のように書いています。引用します。
軍事裁判の判決文を現代語訳したものです。
「反乱部隊を利した行為は明らかであるが、これが反乱部隊を利せんとする意思に基づくものであるかは認定できなかった。」というのが無罪の理由であった。荒木(陸軍大将・陸軍大臣)が近衛文麿首相に無罪とするよう頼み込み、近衛は厳罰論に傾いていた杉山元(陸相)を説得し、これ以上の混乱を引き起こさぬよう圧力をかけた。
こんな上官たちの〈かばい合い〉が戦前、戦中はいっぱいありました。その〈かばい合い〉がいまも続いていることに、うんざりします。日本は現在も上官同士が「かばい合う」国なんですなあ。
オリンピック汚職で東京地検はがんばってる。その勇気を買います。
軍事裁判の判決文を現代語訳したものです。
「反乱部隊を利した行為は明らかであるが、これが反乱部隊を利せんとする意思に基づくものであるかは認定できなかった。」というのが無罪の理由であった。荒木(陸軍大将・陸軍大臣)が近衛文麿首相に無罪とするよう頼み込み、近衛は厳罰論に傾いていた杉山元(陸相)を説得し、これ以上の混乱を引き起こさぬよう圧力をかけた。
こんな上官たちの〈かばい合い〉が戦前、戦中はいっぱいありました。その〈かばい合い〉がいまも続いていることに、うんざりします。日本は現在も上官同士が「かばい合う」国なんですなあ。
オリンピック汚職で東京地検はがんばってる。その勇気を買います。