古希からの田舎暮らし

古希近くなってから都市近郊に小さな家を建てて移り住む。田舎にとけこんでゆく日々の暮らしぶりをお伝えします。

『精神衛生』

2024年02月04日 09時01分46秒 | 古希からの田舎暮らし
 久坂部羊の『老乱』を読んで「オレと認知症との距離はどれくらいかな」と思います。「いまオレは認知症ではない。しかし高齢になるとみんながなるらしい」。近いうちに「運転免許を返納をする」「自分の認知症を自覚する」ことになるか。
〈もの忘れ〉〈アレアレと思っても名前が出てこない〉。それは認知症ではない。でもみんなが認知症にいずれなるという。それが表にあらわれるまでに5年10年15年とかかるという。
 道子さんは『1分見るだけ! 〈ついさっき〉を思い出せない人の記憶力ドリル 大全 ①』という本を買って、タイマーで時間をはかりながらドリルをやりはじめました。

 ぼくは数年前から『漢字ナンクロ』の雑誌を数種類買って、夜中にやっています。

 本屋さんだけでなく、スーパーでも老人用の/漢字ナンクロ/クロスワード/数字ナンクロ/点つなぎ/などの雑誌を売っています。おそらく老人たちが買うのでしょう。みんなが認知症を心配しているんだ。

 ここで思うのは「精神衛生」というものの大切さです。〈精神衛生〉は〈メンタルヘルス〉〈精神状態〉と同じような意味だとネットには出ています。
 ぼくは思うのです。『老乱』に出ていたように、認知症はその接し方によってひどくなったり、軽くなったりする。
 身内・家族に悩ましいことがあれば、心乱れます。深刻な病気や困りごとがあれば、気が気でないでしょう。そういう状態をさけて、田舎の自然にかこまれながらのんびり暮らす。道子さんのように土にさわり、花花を植える。野菜をつくる。ぼくのように裏山でたき火をして焼き芋をたのしむ。好きな大工仕事をする。
 そんな暮らしをすれば「精神状態がいい」と思うのです。認知症の発症もさきになる。のではないでしょうか。
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