火鉢参上

　と言っても陶器の鉢ではなく、木製の小さな“手あぶり”ってえやつ。
　こいつを和室に置いてみると、六畳間が一変してしまった。じわっとした柔らかい熱気と、炭のはぜる音。匂い。いずれは五徳に鉄瓶でも乗せて、じっくりと付き合ってみるつもり。
　にわかに火鉢に興味が出てしまった。このサイトでいろんなことを知ったのだけれど、奥が深いものなんですなぁ。
「今夜はこいつを囲んでさ、冷えた酒を飲もうじゃあねえか」

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