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エッセイを綴るぞっ!

上方紀行 奈良、大阪へ その6

2007-11-01 11:40:31 | 連載もの 上方紀行 奈良、大阪へ

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悪い子はおらんかあ

 ところでみなさん。
 奈良の大仏さまがいらっしゃる東大寺金堂って、どのくらいの大きさか知っていますか?
 高さが48.7メートルあるんだそうです。
 この高さは、たとえばマンションだと、17階建てに相当するのであります。Nara62350
 17階建てですと!
 そんな高層マンション、じゃなかった一軒家が、何と木造なんであります。
 僕も、実際に目の当たりにしたとき、
「なんという高さだろう...」
 口を開けて、いつまでも眺めておりました。
 創建は奈良時代中期、西暦758年のこと。
 その頃は、横幅が今よりも1.5倍大きかったそうです。
 今の建物は江戸時代に再建されたものだそうだけど、それでも当時としては世界最大の木造建築であります。




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手前の灯籠は奈良時代のもの


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わりと、ちゃんと観察している小学生



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屋内でも撮影可能なのがいい



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「おっ、煙を浴びっぺ」
「んだな。浴びっぺ浴びっぺ」



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山門も、ものすごい大きさ
軸組が丸見えであります



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欧米人はなぜか短パンが多い




 金堂に向かう回廊も良かった。Nara65300
 日陰でひんやりしている。
 横に萩が生い茂っていて、赤紫色の花を咲かせている。
 そのはるか向こうには、大仏さまのいる金堂が見えている。
 すぐ近くにあるように見えるけど、それは錯覚なのであります。建物が大きすぎるんであります。
 我が国はどこもかしこも狭いと思っていたけど、古都にはこんなゆったりした場所があるんですねー。
 この後は二月堂を観光し、鹿のあいだを通り抜けて東大寺を脱出し、大阪へと向かったわけであります。


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ずっと一緒に歩き回っていた鹿と子供
ついに鹿もペットブームに乗ったか


 つづくぅ
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