写真:クリスマスローズ・セミダブル・ホワイトスポット
「ホワイトカラー・エグゼンプション」って、何っ?!て、中堅の会社員(20~40代)にアンケートしたところ73%の人が全く知らないと答えたようです。恥ずかしながら、私もつい先日、対立しているとニュースを見て、初めてこの言葉を知りました。
この「ホワイトカラー・エグゼンプション」って、「労働時間規制の緩和策」なんですが、一定の年収などを条件に「1日8時間、週40時間」の労働時間規制を撤廃することだそうです。
現在の労働基準法は、原則として1週40時間、1日8時間と労働時間を規制しており、残業には、25%以上の割増賃金を払うことになっています。但し、管理監督者などは適用除外で、法定労働時間を超えて働いても残業代は出ません。
「ホワイトカラー・エグゼンプション」の基本的なコンセプトは、対象者の年収の下限の800万―900万円程度の一定の条件を満たすホワイトカラーの会社員を労働時間規制から外す新制度になるようです。
言葉的には、年収の下限を「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案」と指針に明記されるようです。一言で言えば、.管理職の平均的な給与をもらっていれば、あんたも同等で、残業代等を一切出さないよ・・・8時間労働以降はタダ働きしてぇ~!と言うことでしょうか?
この対象者は、役職並の高給取り想定しているようですが、労働時間規制から外れると残業しても手当てが一切つかず、タダ働きになります。結局、会社に長時間拘束され、手当てが一切無しの無条件残業になる可能性が大。会社にとっては良いことだけど、労働者にとっては、身体を酷使する過酷な労働となりますよね。
日本の労働賃金は先進国の中でも高いと言われていますが、実際には生活物価も購買単価も高く、経済実態に合わせると低いほうに入る。その低い賃金を補っているのが残業代。これが出ないと生活できなくなる人も多くなるのでは・・・住宅ローンを組んでいる人達なんかの影響は大だと思います。
この背景には、給与等も成果主義に基づく決め方が一般的になりつつある中、労働基準法には裁量労働制度が存在し、一定時間を働いたと見なし、時間配分を従業員の裁量に任せる制度がある。この労働時間規制があるがために、完全に自由になっていない事情があるようだ。
裁量労働制度の普及により、裁量にまかされているにも関わらず、8時間を越えると割増賃金(残業代)を支払わなければならないという矛盾を解消すべきだと・・・でもね、この考え方は、経営陣にとって、解釈によっては、労働者はサービス残業に縛られ、反面、経営者は様々な恩恵を受けるような気がする。多分、労働者は、無制限的な長時間労働を強制され、有給休暇の消化率も低下するかもしれませんね。
この制度、基本的には欧米型成果主義の元に完成している制度。それを中途半端な成果主義を導入して、合わせるなんて・・・やはり、誰でも労働者切り捨て「残業代を払わずに長時間労働をさせる仕組みだ」と思いますよね。最近の報道では、自民党の参院選対策・・・勝ちに行くために、労働者を味方.につけようと「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入を当面見送る方針を固めたようですが・・・
でも、選挙が終れば確実にぶり返してきます。投票する人もこの辺をちゃんと認識して、長い目で見て、投票すべきだと思うのですが・・・その為には、この法律が、最低賃金引き上げや残業代の割増率を上げる仕組み、パートの正社員化を促すパート労働法改正など他の法案とセットになっていること。これらの改正で、労働者が守られる事が多い事実。これらを全て勘案して、投票して欲しいと思います。全部が全部ハッピーになると言うことはこの世の中、絶対にありえないと言うこと。悩ましい問題です。
天気:曇り後雨
気温:最低温度:3.0℃ / 最高温度:8.0℃
ウォーキング:17056歩 / 消費カロリー:536.60Kcal
歩行距離:約11.09km
「ホワイトカラー・エグゼンプション」って、何っ?!て、中堅の会社員(20~40代)にアンケートしたところ73%の人が全く知らないと答えたようです。恥ずかしながら、私もつい先日、対立しているとニュースを見て、初めてこの言葉を知りました。
この「ホワイトカラー・エグゼンプション」って、「労働時間規制の緩和策」なんですが、一定の年収などを条件に「1日8時間、週40時間」の労働時間規制を撤廃することだそうです。
現在の労働基準法は、原則として1週40時間、1日8時間と労働時間を規制しており、残業には、25%以上の割増賃金を払うことになっています。但し、管理監督者などは適用除外で、法定労働時間を超えて働いても残業代は出ません。
「ホワイトカラー・エグゼンプション」の基本的なコンセプトは、対象者の年収の下限の800万―900万円程度の一定の条件を満たすホワイトカラーの会社員を労働時間規制から外す新制度になるようです。
言葉的には、年収の下限を「管理監督者一般の平均的な年収水準を勘案」と指針に明記されるようです。一言で言えば、.管理職の平均的な給与をもらっていれば、あんたも同等で、残業代等を一切出さないよ・・・8時間労働以降はタダ働きしてぇ~!と言うことでしょうか?
この対象者は、役職並の高給取り想定しているようですが、労働時間規制から外れると残業しても手当てが一切つかず、タダ働きになります。結局、会社に長時間拘束され、手当てが一切無しの無条件残業になる可能性が大。会社にとっては良いことだけど、労働者にとっては、身体を酷使する過酷な労働となりますよね。
日本の労働賃金は先進国の中でも高いと言われていますが、実際には生活物価も購買単価も高く、経済実態に合わせると低いほうに入る。その低い賃金を補っているのが残業代。これが出ないと生活できなくなる人も多くなるのでは・・・住宅ローンを組んでいる人達なんかの影響は大だと思います。
この背景には、給与等も成果主義に基づく決め方が一般的になりつつある中、労働基準法には裁量労働制度が存在し、一定時間を働いたと見なし、時間配分を従業員の裁量に任せる制度がある。この労働時間規制があるがために、完全に自由になっていない事情があるようだ。
裁量労働制度の普及により、裁量にまかされているにも関わらず、8時間を越えると割増賃金(残業代)を支払わなければならないという矛盾を解消すべきだと・・・でもね、この考え方は、経営陣にとって、解釈によっては、労働者はサービス残業に縛られ、反面、経営者は様々な恩恵を受けるような気がする。多分、労働者は、無制限的な長時間労働を強制され、有給休暇の消化率も低下するかもしれませんね。
この制度、基本的には欧米型成果主義の元に完成している制度。それを中途半端な成果主義を導入して、合わせるなんて・・・やはり、誰でも労働者切り捨て「残業代を払わずに長時間労働をさせる仕組みだ」と思いますよね。最近の報道では、自民党の参院選対策・・・勝ちに行くために、労働者を味方.につけようと「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」の導入を当面見送る方針を固めたようですが・・・
でも、選挙が終れば確実にぶり返してきます。投票する人もこの辺をちゃんと認識して、長い目で見て、投票すべきだと思うのですが・・・その為には、この法律が、最低賃金引き上げや残業代の割増率を上げる仕組み、パートの正社員化を促すパート労働法改正など他の法案とセットになっていること。これらの改正で、労働者が守られる事が多い事実。これらを全て勘案して、投票して欲しいと思います。全部が全部ハッピーになると言うことはこの世の中、絶対にありえないと言うこと。悩ましい問題です。
天気:曇り後雨
気温:最低温度:3.0℃ / 最高温度:8.0℃
ウォーキング:17056歩 / 消費カロリー:536.60Kcal
歩行距離:約11.09km