妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

認知症発症の発端は長男の死亡から

2012-08-14 13:17:21 | アルツハイマー型認知症

昨日 今日 待望の雨がきました。

これで待望のへらぶな釣りができます。

 

今朝の雨も9時頃あがったので墓参りに行ってきました。


墓参りで必ず思い出すことがあります。

これからも必ず思い出すことです。

この墓は 平成13年に長男が死亡して建てた墓です。

長男は一人暮らしで 死亡を知ったのは死後1か月後だった。

経緯があまりにも衝撃的だった・・・・・・妻にとっては人生最大のショックだった。


この事件をきっかけに この日から認知症が始まったのです。

最初は頭が狂った・・・と言ったほうが適切だと思う。


1ヵ月後くらいの事です。

住職さんからの電話を妻が受けた時。

住職さんのおっしゃるには まず お寺です と言ったそうです。

すると 何処のお寺ですか と応えたそうです。


住職さんは 妻の尋常でない言動を察して 私に知らせてくれました。

この時 平成13年8月が異常を最初に気付いた時です。

 

これから2年後に受診にこぎつけたが 予想通り アルツハイマー と

診断されました。


このときの診断に間違いはなかった。

平成17年までは墓参りの意味は分かっていたが 18年になって

盆でも 彼岸でも 仏様を全く無視するようになった。


ところがです、今は長男がいたことも記憶にないだろうと思ったりしますが

頭のどこか片隅に消えないで残っていると思う。

思い出すこともあると思う。


つい最近の出来事です。

妻の姉が亡くなりました。

何も話せない 何も反応しない妻が 私が告げると私を見つめて

あら~~っ とはっきりと声を発したのです。


私の勝手な想像ですが頭で人の話を理解出来ないが

生きている限り 身体の何処かで人の気持を 感受 できるのかと思えます。


トップのカエルの写真 枝の付け根でじっとしてます。

上から見ると保護色で分かりません。

カエルにさえある生きるための能力 認知機能が衰えた人間に生きるための

身を守る能力が無い訳がない。