妻はアルツハイマー型認知症だった 介護終了・・・介護者のゆくえ

妻は入居中の特養で平成28年6月4日最重度の段階で永眠しました
妻の遺言を一生忘れないで生きていくつもりです(秘密)

介護の回想(3)

2013-01-22 14:17:44 | 介護の回想

みぞれが小雨にかわった・・・と思ったら晴れ間が見えます

残雪が少しでも減ってもらいたいです。


3日毎の食事介助でいつも思うこと

自らスプーンを使うことはありません。

両手は きつく力を入れて握ったままなのでスプーンで口に運んで食べさせています。


一口一口ゆっくり味わっているのかどうか、完全に呑み込んでから次のスプーンに口を開けます。

いつもですが 後半 皆さんが食べ終わる頃になってからピッチが上がってきます。

それからあまり時間がかからないで完食・・・!


このことでいつも思い出すと言うより 浮かんできてしまう・・・。

妻は私と一緒になった頃から 家で一つテーブルで一緒に箸をとったことがほとんどなかった。

家族が4人になってからも4人一緒に食卓を囲んだことも滅多になかった。

皆が食べ終わる頃から食卓についた・・・


夕食介助のとき 妻自身は無意識の行動だと思うが私は思い出してしまう。

今となっては周りの皆さんの様子を覗うなど出来る筈はない。


食事は家族と一緒に食べたくない

食べられない

精神的の心の傷があってアルツハイマー病に侵されても身体の何処かにインプットされている

と思う。


以上 意味不明で解読出来ないことを書いてしまいました。

妻は認知症になり長年のトラウマから放されて 今は、なんの不安もなく穏やかな日々を施設で

過ごしています。

今の妻の唯一の生き甲斐は 私の夕食介助の時間だと思えることがあります。