谷間の小さな段々畑

山畑の四季を写真とともに発信します

摘み草

2017-03-06 20:31:34 | 日々のこと

 

昭和32年3月10日黒詰襟の学生服を着て自転車で初出勤した日の事をおぼろげに覚えている。

未舗装の砂利道を薄川に沿って下り、八竜橋を渡って八坂神社脇を抜け、北小松集落を抜ける、旧制松本高等学校角を北に折れて、保証人を引き受けてくださった商工会議所会頭丸山さん宅前を通ると、「日の出」町通りに出る。ここから勤務先までは一直線である。

道路の両側に財閥片倉系企業が500メートルに渡って連なっている。

昔この道路が開通したとき、企業が日の出のように隆盛であることを願って命名したという。通勤時間は約20分、緩やかな下り勾配だから快適なサイクリングロードだ。

この片倉の広大な土地は近々大規模商業施に変貌する、偏在今年11月オープンをめざす工事が急ピッチで進んでいる。

尚誠堂に着くと玄関にカーテンが引いてある、早すぎたのかと思いながら。奥に向かって声をかけると怪訝そうな顔をして現れた男性は採用面接で会った中島専務さんだった。

来意を告げると「今日は日曜で休日、あすから出社してください」と丁寧に言われた。

だから初出勤は3月10日なのだが、正式な入社日は3月11である、

入社日と曜日をはっきり覚えているのは、そういった経緯からで、これからも忘れる事はないだろう。

春の作付準備に段々畑に出かけた、 フキノトウの緑が新鮮だ

摘み草はフキノトウ豊漁 

剪定した柿 前方の枯草原はワラビ栽培地

梅のつぼみが急成長 開花まであと1週刊?

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