毎年2月の中旬ごろになると、心待ちしていた南国の果物が届く、土佐文旦である。
みずみずしく、淡白な酸味と甘味が程よく釣り合って、いくらでも食べられる、魅力的な柑橘類である。
グレープフルーツと形状は似ているけれど、似て非なるもの、月とスッポンほど違う。
箱単位でまとめ買いして、頒布したり、贈ったり、自家消費に使っている。
家の中に文旦の香りが満ちて、春が近い。
4日前に降った季節外れの温雨で、あらかたの雪は消えてしまった。
さて農作業開始と準備を始めたが。しかし その後続いた真冬並みの寒気に、出鼻をくじかれてしまった。
雪という夜具を脱がされた上にこの寒さだ、フクジュソウはさぞ迷惑なことだろう。
今日も雪が舞って つぼみの上に 降りかかる。