極早生みかんの中で最も味の濃い「ゆら早生みかん」は、有難いことにすでに2軒のみかん農家からもらっていた。
とても我が家では食べきれないと思い、アチコチ配りしたので残り少なくなっていた。
昨日、丁度いいタイミングで、別のみかん農家が軽トラで「ゆら早生みかん」を持ってきてくれた。
『「ゆら早生みかん」、出荷、終わった。コマ(3Sサイズ)で悪いけど』と。
早速、我が家のコンテナに移し替えた。
この農家の「ゆら早生みかん」は若木ばかりで収量が少なく、出荷規格外みかんも少ないはず。親戚も待っているし・・・
そんな事情があるはずなのに、コンテナ1杯・約20KGも持ってきてくれた。
先日、持って行った「紅はるか」「安納芋」「大秋柿」のお礼に違いないと思った。我が家からすれば「エビでタイを釣った」ようなもの。
家内も加わり、縁台に座って「みかんの出来具合」や「お互いの家族の近況」など、井戸端会議を楽しんだ。
こうした田舎の日常茶飯事の光景は、物と物が行き交うだけでなく、人と人の絆を深める。
絆が深いほど、事あるごとに、連絡しあったり協力し合ったり助け合ったりすることが多くなる。
そういう田舎暮らしをさせてもらっている。
・・・「絆」と「共助」・・・・
先日、菅総理は所信表明演説のおわりで、『私が目指す社会像は、「自助・共助・公助」そして「絆」です』とおっしゃった。
すばらしいことだと思った。
以前、大災害には「自助・共助・公助」が必要だからと、我が地区でも「共助」の自主防災組織を作り、役割を決め、年1回訓練もしている。
それが多様な場面で「共助」が展開されるとすれば、すばらしいこと。
有難いことに、我が住まいを単位とした「絆」と「共助」は、すでに、それなりに備わっていると思っている。
昨日もらった「みかん」は、その架け橋の役割もはたしている。