始めて経験する「蔓枯れ進行の様子」と「収穫予定日」をにらっめこしながら、「エイヤッ」と収穫する今季のスイカ。
包丁を入れる都度、赤くなっているのか・熟度はいいのか・甘さはどうか、ドキドキする。5個目のスイカは8.5kgと大きさは立派。縞模様の濃淡度や頭とお尻の具合などの外観も申し分なし。
スイカを切ってみた。最高の熟し加減だった。味見をしてみた。甘ーいスイカだった。今季、4個目に続く甘さだった。ホッとした。
だが、畑では今、蔓枯れが日増しに進行している。これまで以上に大きなスイカも見当たらない。この5番目のスイカが、今季最後のスイカらしいスイカで終わるかも知れない・・・
梅雨開け後に来るであろう「急激な灼けるような暑さ」「ムッとするような蒸し暑さ」、それを冷えたスイカにかぶりついて元気を取り戻すというのが、例年の自分なりの猛暑対策だった。今季、その頃にはスイカ三昧が終わっているかも知れない・・・
数百個を目論んだ「バナナ瓜」も不作で数十個採れるかどうか・・・スイカの代用品も期待できない・・・今季、彼らに何らかの異変が生じたのは間違いない・・・
それを察知し対処するのがプロ農家だが、規模縮小し家庭園芸に転じた自分には、それだけの熱心さも甲斐甲斐しさもない・・・
彼等は悪くない・・・自分が悪い・・・そう思うしかない・・・